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口腔と全身の健康・QOLを守るインプラント 「自分が求めていること」を歯科医と一緒に考えてみよう【札幌市豊平区 ノブデンタルクリニック】

 更新日:2024/02/05

口腔と全身の健康・QOLを守るインプラント
「自分が求めていること」を歯科医と一緒に考えてみよう
口腔と全身の健康・QOLを守るインプラント
「自分が求めていること」を歯科医と一緒に考えてみよう

現在インプラント治療を取り扱う歯科医院は数多く存在する。審美性や機能性に優れた治療ということはわかっていても、「入れ歯やブリッジでは駄目なの?」と感じる人、費用面がハードルになっている人、安全性に心配が残る人も少なくない。インプラント治療の実際、そして治療法の選び方について、「インプラント」「入れ歯」「ブリッジ」をフラットな目線で評価する札幌市豊平区の「ノブデンタルクリニック」の水柿伸郎院長に話を伺った。

Doctor’s Profile
水柿伸郎(みずがき・のぶお)
医療法人伸和会 ノブデンタルクリニック 院長

2006年北海道医療大学歯学部卒業。北海道医療大学病院、林歯科での勤務を経て、2014年に「ノブデンタルクリニック」開院。2017年ホワイトエッセンス札幌平岸加盟。2019年「医療法人伸和会」設立。「生涯の健康は、歯の健康から」を信念とし、インプラント治療においては「健康とQOLの向上」を最重要視する。日本口腔インプラント学会、日本顕微鏡歯科学会会員。

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「人によって理想的な治療は異なる」という当たり前に立ち返る

まず、インプラントの魅力というものを教えていただけますか?

私が考える最大の魅力は、「強く噛める」ことです。ステーキなどのお肉、繊維質の野菜などを食べるときには、特に入れ歯やブリッジとの差が出ます。適切な埋入がなされたインプラントであれば、自分の歯で噛むのとほとんど変わりません。なかでも奥歯でインプラント治療をしたときに「しっかり噛む力」を発揮します。

「人によって理想的な治療は異なる」という当たり前に立ち返る

見た目の美しさという点については、いかがでしょうか?

審美性の面でも、やはり入れ歯・ブリッジを上回ります。特に人目につく前歯の仕上がりは、ずば抜けています。ただ、今は機能性や審美性に優れた入れ歯セラミックを用いたブリッジであれば、かなり自然な仕上がりになりますね。

するとやはり、入れ歯・ブリッジともっとも差が出るのは「噛む力」ということになりそうですね

ステーキを食べたいのに食べられない、家族と同じものを食べたいのに食べられないというのは、とても辛いことです。「食」は私たちの生活と切っても切り離せないものであり、そこには健康はもちろん、家族・友人との交流もかかわってきます。ただ当院では、一番強く噛めるから、一番美しいからインプラントをおすすめするということはありません。

では、どのようなことが治療法を選ぶポイントになるのでしょうか?

その患者さんがどれくらい強く噛みたいか、どれくらい口元を美しくしたいか、というのがひとつの大きな基準になると考えます。硬いものをあまり食べない人もいますし、口元の見た目はある程度戻れば十分という人もいます。またそもそも、ブリッジ・入れ歯でも「食べたいものはしっかり噛める」という患者さんもいらっしゃるんです。

確かに、そういった患者さんにとっては、インプラントは“過剰な医療”となってしまうかもしれませんね。経済的な負担も大きくなります

インプラントは、治療が終わってからも定期的なメンテナンスが欠かせません。当院もそうですが、メンテナンスに通っていただけない場合には保証をつけることもできません。それくらい、インプラントを長持ちさせるためには治療後のケアが大切になるのです。

過剰でも過少でもない「適切な医療」を受けるためには、カウンセリングが大切になりそうです

はい、当院ではカウンセリングに力を入れ、患者さんがどれくらいの噛む力・美しさを求めているか、今後どのような生活・人生を歩んでいきたいか、かなり突っ込んだお話をさせていただきます。特にご高齢の方は、生涯で最後の治療となる可能性もあるわけですから、10年後やもっと先のことまで考え、歯科医師と検討する必要があります。

介護を受ける場合には、インプラントよりも入れ歯の方が清掃しやすいという話も聞きます

現実問題として、たとえば寝たきりの方に毎日3回、しっかりと歯磨きをしてあげるのは難しいといわれています。入れ歯であれば取り外して洗浄できるわけですから、大きな違いですね。そういった点も、治療法の選択の際には重要なポイントとなります。

「人によって理想的な治療は異なる」という当たり前に立ち返る

一方、若い方の場合には、インプラントを入れるリスクというものは少なくなりますか?

顎の骨の状態がよい場合が多いので、一般にリスクは少なくなります。メンテナンスは欠かせませんが、歯科医院と協力して大切に管理をしていけば、20年やそれ以上、快適に使用できる可能性は高くなります。年齢に関係なく、インプラントは「治療を終えてからがスタート」なんです。

安全性は飛躍的に向上。ただし設備・材料は歯科医院によって異なる

安全性は飛躍的に向上。ただし設備・材料は歯科医院によって異なる

最近では、インプラントの事故というものがほとんどニュースになりません。黎明期と言える20年ほど前と比べると、安全性は向上しているのでしょうか?

材料がよくなったこと、治療後のメンテナンスの重要性が歯科医師・患者さんにきちんと認知されるようになったこと、CT検査や咬合調整を行うのが当たり前になったことなど、さまざまな要素がありますが、安全性は確実に向上しています。

貴院では、安全の確保という点でどのような取り組みを行っていますか?

顎の骨の量、神経・血管の位置を正確に把握するため、CT検査を必須としています。また、シムプラントガイドシステムを導入しています。これは、CT画像をもとにして、理想的なインプラントの埋入位置・角度・深さをシミュレーションできるシステムです。そしてシミュレーション通りの埋入を可能にするのが、サージカルガイドという装置です。

それは具体的にどのような装置ですか?

マウスピースのような形をしていて、埋入位置に穴があいています。誘導とストッパーの役割を兼ねており、シミュレーションどおりの位置・角度・深さにしかドリリングと埋入ができないようになっています。この装置を使うことで、ドリリング・埋入の際のリスクは格段に少なくなります。

治療期間はどうでしょうか。インターネットで調べる限りでは、下顎で6カ月、上顎で1年というのが基準になっているようです

それは少し古い情報かもしれません。当院では2回法を採用していますが、現在は材料の改良などによって、下顎であれば3カ月ほど、上顎でも3~4カ月で、人工歯を取り付けるところまでが完了します。通院回数は最低5回ほどとなります。

さまざまな場面で、歯科医療の発展が進んでいるんですね。貴院では、どのメーカーのインプラントを使用しているのでしょうか?

インプラテックス社とジンヴィ・ジャパン社のインプラントを採用しています。両製品にはドリルの互換性があり、顎の骨の量、埋入の位置・深さによって使い分けています。症例によって、より適切な方を選択します。

どちらも、歴史と実績のあるメーカーですね。安心してインプラント治療を受けられます

後発組のメーカーにも品質のよいものはたくさんありますが、長く使う上では、その会社が長く存続するかということも重要になります。会社の将来性に不安がある場合には、20年後にパーツの交換が必要になったときに対応できない、ということが懸念されます。

安全性は飛躍的に向上。ただし設備・材料は歯科医院によって異なる

料金表を見るだけではなく、生涯にかかる医療費を考えることが大切

料金表を見るだけではなく、生涯にかかる医療費を考えることが大切

インプラントは自費診療のため治療費が高額で、患者さんにとってはひとつのハードルになっています。この点について、先生はどのようにお考えですか?

特に保険の入れ歯やブリッジと比較した場合、その差は歴然であり、インプラントが「お金のかかる治療」であるのは確かです。ただインプラントは、部分入れ歯やブリッジとは異なり、残存歯の寿命を縮めてしまうということがありません。
となれば、歯を失うたびに入れ歯・ブリッジのつくり替えをしたり、追加でつくったりする必要があります。また、しっかりと噛めないために糖尿病などの病気のリスクが高くなる・社会性が低下して認知症のリスクが高くなる、といったことも考えられます。

すると、結局は医療費がかかってしまいますね

もちろん、入れ歯やブリッジにしたから病気になるというわけではありませんが、「健康やQOLを守るためのお金」はトータルで考えることが大切です。料金表だけを見ると「インプラントは高い」と感じますが、将来的な病気のリスクを抑えられること、QOLを維持・改善できることにも目を向けてほしいと思います。

貴院は「ホワイトエッセンス」に加盟されており、インプラント治療と組み合わせることができると伺いました

ホワイトエッセンスは、「歯は一生の健康を支える」というコンセプトのもと、ホワイトニングクリーニングを提供しているフランチャイズ・デンタルエステサービスです。インプラント治療と一緒に受けていただくことで、より美しいお口元を保っていただけます。

具体的には、どのように治療を組み合わせることになるのでしょうか?

インプラントを埋入する一次手術と、アバットメントを取り付ける二次手術のあいだの期間は、インプラントと顎の骨の結合を待つ「治癒期間」となります。この治癒期間に、オフィスホワイトニングやホームホワイトニングを受けていただきます。もちろん、人工歯と天然歯の白さは揃えます。

せっかくインプラントを入れるわけですから、白さにもこだわりたいものですね。では貴院のインプラントにかかる費用について教えてください

すべて税込で、1本につき、38万5,000円(税込み)となります。サージカルガイドを作製する場合には、プラス5万5,000円(税込み)がかかります。

料金表を見るだけではなく、生涯にかかる医療費を考えることが大切

分割払いには対応されていますか?

はい、手数料なしの3分割払いに対応しています。また、年間12回までの金利手数料は無料です。ぜひご利用ください。

では最後に、読者にメッセージをお願いします

インプラントは、機能性と審美性に優れた治療です。自分の歯のようにしっかりと噛め、美しいお口元を演出してくれます。入れ歯やブリッジと迷っている方も、あなたにとってどの治療がベストになるのか、当院で一緒に考えるところから始めましょう。

編集部まとめ

ノブデンタルクリニックでは、「その人にとってどんな治療が必要か」を考えた提案が行われています。インプラントばかりすすめられたらどうしよう」と不安に思っている方にとっても、相談しやすいクリニックといえるでしょう。安全面でも、費用面でも、患者さんが安心して相談できる取り組み・工夫がなされています。初回のカウンセリングは無料とのことですので、気になる方は一度、お問い合わせをしてみましょう。

ノブデンタルクリニック

医院名

ノブデンタルクリニック

診療内容

インプラント ホワイトニング 矯正歯科 など

所在地

北海道札幌市豊平区平岸4条8丁目8-8

アクセス

札幌市営地下鉄南北線「平岸」駅より徒歩7分

この記事の監修歯科医師