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歯並びが気になる人の、矯正治療の不安解決!【高知市はりまや町 医療法人宏照会 はりまや橋溝渕歯科・矯正歯科クリニック】

 公開日:2023/12/28

歯並びが気になる人の、矯正治療の不安解決!
歯並びが気になる人の、矯正治療の不安解決!

「歯並びが美しかったら、もっと自信を持って笑えるのに」と思っていても、いざ矯正治療にトライする段階で二の足を踏んでしまう人は少なくないだろう。「最後まで治療を続けられるのか」「見た目は気にならないのか」「むし歯にならないのか」など、不安な要素はいろいろある。どうすれば不安なく矯正治療をやり遂げることができるのだろうか。矯正治療に数多くの実績を持つ、はりまや橋溝淵歯科クリニックの溝渕隆宏院長にわかりやすく解説していただいた。

Doctor’s Profile
溝渕 隆宏(みぞぶち・たかひろ)
はりまや橋溝渕歯科・矯正歯科クリニック 院長

2015年に東京医科歯科大学を卒業後、2017年に高知大学医学部歯科口腔外科学講座を修了。2017年から2021年まで医療法人幸恵会カツベ歯科クリニックに勤務し、2018年にはりまや橋溝渕歯科・矯正歯科クリニックを継承して院長に就任。日本顎咬合学会近畿・中国・四国地方支部理事、噛み合わせ認定医、インビザラインにも注力。

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見た目が気にならないのがマウスピース型矯正のメリット

歯並びの美しさには誰もが憧れますが、実際のところ、矯正したい患者さんの悩みとしてはどのようなことがありますか?

やはり見た目の歯並びが気になるという方が、一番多いですね。その次に、歯並びがガタガタしていて歯を磨きづらいとか、食べたものが歯の間に挟まって困るという方がいます。噛み合わせがよくなくて、アゴが痛いとおっしゃる方も、当院に相談に来られます。

見た目が気にならないのがマウスピース型矯正のメリット

マウスピース型矯正は、今ではかなりポピュラーな治療になったと思います。これまでのワイヤー矯正と比べてどのような点が優れているのでしょうか? また、どのような人がマウスピース型矯正に向いていますか?

マウスピース型矯正が優れている点は、透明なマウスピースなので、ワイヤーに比べて目立ちにくいことです。取り外しもできるので、歯のお手入れがしやすいというメリットもあります。
マウスピース型矯正に向いているのは、やはり矯正治療に前向きな方です。ワイヤーと違って自分自身で着脱をするので、「歯並びをよくしたい!」という強い気持ちが必要で、「何となく歯を治したい」という人にはあまり向いていません。

マウスピース型矯正とワイヤー矯正の違いについて、具体的に教えてください

マウスピース型矯正とワイヤー矯正では、歯に対する力のかけ方や歯の動かし方が違うので、装着時の患者さんの感覚も異なります。マウスピース型矯正は、ワイヤー矯正に比べて装着時の痛みや締め付け感が少ないという特徴があります。
ただし、マウスピースは食事のとき以外は常に装着しておく必要があるため、意思が強くないと、外したままにしてしまいがちです。すると、予定した通りの治療結果が得られなかったり、治療期間が長くなってしまったりします。

見た目が気にならないのがマウスピース型矯正のメリット

ということは、自分自身のがんばりに自信がない人は、ワイヤー矯正を選んだ方がいいのでしょうか?

そうですね。ワイヤー矯正の場合は、矯正装置を着けたら治療が終わるまで、ずっと着けっぱなしですからね。
でも、食事のときにマウスピースを外せるというのは、マウスピース型矯正の大きなメリットでもあります。食事の後もしっかりと歯を磨けるので、こまめに歯磨きができる人なら、むし歯にはなりにくいです。私は昔、ワイヤー矯正をしたことがあるのですが、歯とブラケットの間に鶏肉が挟まって困ったこともありました。マウスピース型矯正の場合は、そういうストレスがありません。
また、矯正治療をしながらむし歯の治療もしたいというときには、マウスピース型矯正はとてもやりやすいです。歯と歯の間のむし歯なども、少し隙間をあけて処置をするといったことが、マウスピース型矯正なら可能です。

食事と歯磨き以外は、必ずマウスピース装着が原則

食事と歯磨き以外は、必ずマウスピース装着が原則

マウスピースをしたまま食事はできますか?

基本的には、マウスピースを外して食事をします。そして、食後に歯磨きをしてからマウスピースを装着し直します。どうしても歯磨きができなかったときには、うがいをしたり、持ち運び式の洗口剤を使ってからマウスピースを戻します。寝ているときも、マウスピースは装着したままです。

マウスピース型矯正が向いていないのはどのような人でしょうか?

ひと言で言ってしまうと、楽をしたい人ですね。マウスピース型矯正は、人によっては短期間で終わる場合もありますが、一般的には1年半から2年ぐらいかかります。時間がかかる治療なので、それが面倒だと感じる人は難しいです。
あとは、食事中にマウスピースを外したままにするので、食事時間の長い夜の飲食業の方などは、治療に長期間を要することもあります。
でも、歯並びによって治療できないケースというのはほとんどなくなってきました。対応できる症例も幅広く、条件をクリアできればが多くの方がマウスピース型矯正を行うことができます。

マウスピース型矯正が登場してからずいぶん経ちました。初期の頃と比べて、現在はどのように変化しているのでしょうか? 

初期の頃のマウスピース型矯正は、ちょっとした歯のガタガタを揃えるのが限界といわれていました。しかし最近は、歯を抜かないとできないような難症例にも十分対応できるようになりました。現在、多くの矯正治療がマウスピースで行われています。
また、マウスピース型矯正はデータを使って、0.1mmといった細かい単位まで緻密に調整できるので、ワイヤーよりも細かい歯の動きを設定することができます。ワイヤーの場合は、ドクターの手の感覚でやっていくので、そこは大きな違いですね。

患者さんによっては、八重歯ひとつだけ矯正したい人、部分的に矯正したい人もいると思います。そのようなときも、やはり全体を矯正したほうがよいのでしょうか?

そうですね。前歯がガタガタしているということは、奥歯もガタガタしているケースが多いので、まずは全体の矯正治療をご提案させていただきます。その上で、治療にどれぐらいの時間と費用をかけられるか、どこまで本気で治していきたいかを考えて、選択していただきます。

貴院では3D治療計画ソフトウェア「クリンチェック」を使用しているとのこと。また、iTero element 5D という光学スキャナーを使われているそうですが、これらについて教えてください

クリンチェック」は、インビザライン(※1)のマウスピース型矯正を行う際に必ず使う機械です。患者さんの歯のデータを画面に映し出し、上下の歯を動かしながら、矯正前と矯正後の歯の状態をシミュレーションできます。歯だけでなく、顔の骨や歯の根がアゴの骨のどの位置にあるか、動かすとどこに持って行けるかを、CTのデータと重ね合わせて厳密に確認することができます。
「Tero element 5D」は、最新型の口腔内スキャナーのことです。従来のようにシリコンで歯型を取る必要もなく、機械でスキャンすることで歯の位置を確認でき、歯型を取るよりもより精度の高いマウスピースをつくることができます。

(※1) 未承認医薬品等であるため医薬品副作用被害救済制度の対象とはならない可能性があります。

PBM オルソ(※2)という加速装置も使われていると伺いました。どのような働きで歯の動きを加速させることができるのでしょうか?

赤外線を歯の周りの骨や歯茎にあてることで、血流がよくなり、骨を分解したり生成したりするサイクルを速めることを目的としています。歯の治療中の痛みを、軽減することもできます。
また、マウスピースを装着してオルソで振動を与えると、マウスピースと歯の密着度を高めることもできます。

(※2) 未承認医薬品等であるため医薬品副作用被害救済制度の対象とはならない可能性があります。

食事と歯磨き以外は、必ずマウスピース装着が原則

子どももマウスピース型矯正で6歳ぐらいから治療可能

子どももマウスピース型矯正で6歳ぐらいから治療可能

マウスピース型矯正は何歳くらいから可能ですか?

6歳ぐらいから治療ができます。6~9歳ぐらいの年齢は、「インビザライン・ファースト」(※3)といって、成長過程の子どもさん向けの矯正装置を使うことができます。
いま、お口の発達の障害によって、鼻呼吸ができないお子さんや、舌の動きが悪いお子さんもいます。子どもの頃からしっかりとした歯並びにしておくことは、体の正常な機能を獲得する上でも大事なことです。

(※3) 未承認医薬品等であるため医薬品副作用被害救済制度の対象とはならない可能性があります。

では、貴院の矯正治療の流れについて教えてください。

まずは矯正相談を行います。iTeroで口腔内スキャンをして、患者さんのお話を伺い、レントゲン撮影が必要な場合は撮影を行います。その次に精密検査を行い、2週間ほどして結果が出たら治療の方針や費用、期間についてご説明をします。
そこで問題がなければ、実際にマウスピースを製作し、1カ月後ぐらいから治療を開始します。そのため、最初に相談に来られてから治療開始までは、2カ月ぐらいかかることが多いですね。
矯正治療の期間については、人によってさまざまです。半年で終わる人もいれば、2年半~3年かかる人もいます。患者さんご自身が、マウスピースをきちんと装着しているかどうかによっても治療期間は変わってきます。
治療中は3カ月に1回ほど来院していただき、歯の動きの進捗を確認します。それ以外にも、専用のアプリを使って患者さんから歯の写真を送っていただき、チェックすることもできます。

矯正後のアフターケアなどについて教えてください。せっかく矯正した歯が元に戻ってしまわないか心配です

治療を終える前に噛み合わせをしっかりとチェックして、当たりが強いところはないかなど、噛み合わせのバランスを整えておきます。そうすることで、矯正治療後の後戻りを防ぐことができます。
また、矯正治療が終わった後は、保定装置といって、歯型が崩れないようにするマウスピースをお渡しします。それを半年間ぐらい毎日着けていただくことで、歯の状態を安定させることができます。治療後も3カ月に1回ぐらいは、メンテナンスに来ていただくのがベストです。

矯正というと、やはり治療費が高額なイメージがありますが、実際にかかる料金について教えていただけますか?

矯正相談自体は無料で行っていますが、レントゲン撮影を行ったときは別途2,000円ほど費用がかかります。精密検査の費用は3万3,000円(税込)です。
矯正治療の費用については、治療期間によって違います。通常の矯正費用は99万円(税込)です。ただし、半年から1年ほどで治療が終わり、マウスピース26枚以内に収まった場合は、16万円ほどで済むケースもあります。過去の矯正の後戻りを治すような場合は、軽度であれば20~40万円ほどで治療できます。
それ以外にかかる費用としては、抜歯を行った場合に5,500円(税込)かかります。3カ月に1回ぐらい来院して歯のクリーニングを行いますが、そのときの費用は2,000~3,000円です。また、人によってはアンカースクリューなどの特別な部品を使う場合があり、その際は別途費用がかかります。

子どももマウスピース型矯正で6歳ぐらいから治療可能

矯正治療を行うにあたって、患者側の立場として、どんな歯科医院を選んだらよいでしょうか? 先生の見解をお聞かせください

矯正治療は期間が長いので、その間にはいろいろなことがあります。そのため、長い治療期間を根気よくサポートしてくれる歯科医師を選ぶのが一番いいと思います。ホームページや口コミを見たりするだけでなく、実際に矯正相談に行って医師と話をしてみて、そこでご自分が感じるフィーリングも大事にしたほうがいいでしょう。
あまり大きな声では言えませんが、なかには矯正に関して不勉強な医師が、広告にお金をかけて患者さんを集めているようなケースもあります。
といって、あまりに料金が安すぎるところも避けたほうが賢明です。こうした点に気を付けて、矯正治療の進化にもきちんと対応した、本当に患者さん思いの医師を選ぶことをおすすめします。

最後に、矯正治療を受けようと考えている方、Medical DOCのサイトを訪れている読者に対してメッセージをお願いします

矯正治療は辛いこともありますが、最後までやり切った方は非常に満足度が高く、「矯正治療を受けて本当によかった」と思っていただけるはずです。もし矯正治療を受けるべきかどうかを迷われているのなら、一度相談に来られて、いろいろお話を伺えたらと思います。

編集部まとめ

マウスピース型矯正は見た目も目立ちにくく、食事のときに外して歯磨きができるなど、ワイヤー矯正にはないさまざまなメリットがあります。しかし、「マウスピース型矯正なら、気軽に矯正治療ができる」と思って甘く見ていると、治療がうまく進まないこともあります。まず、その点をよく考えて、意欲をもって望むことが大切と教えていただきました。真剣に矯正治療と向き合い、心から満足できるマウスピース矯正を実現しましょう!

はりまや橋溝渕歯科・矯正歯科クリニック

医院名

はりまや橋溝渕歯科・矯正歯科クリニック

診療内容

マウスピース型矯正 嚙み合わせ治療 予防治療 など

所在地

高知県高知市はりまや町1-5-12

アクセス

とさでん交通各線「はりまや橋」駅より徒歩1分
JR土讃線「高知」駅より徒歩12分

この記事の監修歯科医師