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保険でもよい入れ歯が得られる? 正しい知識で治療の選択肢を増やす【大阪市住吉区 たけだ歯科】

 公開日:2023/10/26

保険でもよい入れ歯が得られる?正しい知識で治療の選択肢を増やす
保険でもよい入れ歯が得られる?正しい知識で治療の選択肢を増やす

歯を失ったときの代替歯の治療には、インプラント入れ歯、ブリッジがある。近年、ネット上ではインプラントに関する情報が圧倒的に多く、入れ歯についてはあまり語られていない。そんななか、入れ歯治療に力を入れているのが大阪市住吉区の「たけだ歯科」だ。満足できる入れ歯治療のためには何が大切になるのか、インプラントと比較した場合の強みなどについて、同院の武田朋樹院長に話を伺った。

Doctor’s Profile
武田 朋樹
たけだ歯科 院長

2011年に愛知学院大学歯学部卒業後、徳島大学歯学部附属病院にて歯科医師臨床研修修了。2013年より「医療法人石井クリニック歯科医院」に勤務し、地域密着型の歯科医院のあり方や訪問歯科診療について学ぶ。2018年からの「武田歯科医院」勤務を経て、2020年に大阪市住吉区南住吉で「たけだ歯科」を開院。入れ歯治療を含む一般歯科に加え、予防治療、訪問歯科診療にも力を入れる。

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まずは各選択肢のメリットとデメリットを知ることが大切

歯を失ったときの治療のひとつに入れ歯治療があります。現在、入れ歯治療をご希望される患者さんの数はいかがでしょうか?

当院を“かかりつけ医”として通ってくださる患者さんがご希望されるほか、最近では口コミで「入れ歯をつくりたい」とご相談にいらしてくださる患者さんも増えています。

まずは各選択肢のメリットとデメリットを知ることが大切

初診の患者さんのお悩みや希望としては、どのようなものがありますか?

初めて入れ歯をつくる場合には、「まずは入れ歯のことを知りたい」という方が多いです。つくった入れ歯が合わないという方、他院でインプラントをすすめられたけれど抵抗があるという方もいらっしゃいます。

「入れ歯が合わない」というのは、具体的にどういった状態なのですか?

「強く噛めない」「ズレる・外れる」「見た目が気になる」といったご不満点のある方が多いように感じます。ただ、長く調整をしていないために「合わない」ということも少なくありません。入れ歯は使っているうちに少しずつ劣化しますし、口腔の形状も年月とともに変化しますからね。

正しく管理しなければ、やはり品質は低下してしまうんですね。つくった直後や、正しく管理できている入れ歯の審美性や機能性については、近年はどうでしょうか?

審美性や機能性の面でいうと、やはり入れ歯よりもインプラントの方が優れているといわれています。インプラントは天然歯と同じように強く噛め、見た目も自然です。ただ、入れ歯のよいところも多くの方にもっと知っていただきたいですね。

すぐに思い浮かぶのは費用負担が小さい、そして手術不要ということですね

そうですね。また、「外して洗える」という点も大きなメリットですよ。特に年齢を重ねると、手先が不自由になったり、場合によっては寝たきりになったりといったことが起こり得ます。そういった場合に、外して洗える入れ歯は、お口の衛生管理が比較的簡単です。介護にあたる人の負担も軽減されます。

インプラントやブリッジは固定式のため、「自分の歯のように磨ける」という特徴がありますが、必ずしもよいことばかりではないのですね

毎日歯科医院に通ってクリーニングをしてもらうわけにもいきません。インプラントの場合、お口の衛生管理が不十分な状態が続くと、インプラント周囲炎によって歯茎が下がってチタンが見えたり、最悪の場合にはインプラントが脱落したりといったことも起こり得ます。

まずは各選択肢のメリットとデメリットを知ることが大切

逆に、入れ歯治療のデメリットとして患者さんが知っておくべきことはありますか?

やはり、天然歯やインプラントほど強く噛めないということです。入れ歯の咬合力は、健康な天然歯が揃っている場合に比べると3分の1程度に低下します。当院では、治療のメリットだけでなく、デメリットについても事前に説明するようにしています。

保険の入れ歯であっても、希望は反映させることができる

保険の入れ歯であっても、希望は反映させることができる

噛むということを考えると、やはり「入れ歯で満足する」というのは難しいのでしょうか?

いいえ、そんなことはありません。確かに天然歯・インプラントと比べると咬合力は落ちますが、時間をかけてよく噛む、食材の調理方法・カット方法を工夫したりすることで、美味しく食事を楽しむことは十分可能です。また、適合がよければ、保険の入れ歯であってもズレたり外れたりすることが少なくなります。

保険の入れ歯は使用材料が決められています。適合のよい入れ歯はどのようにつくるのでしょうか?

まず、重要になるのが正確な型取りです。正確な型取りは「正確な設計」につながります。当院では気泡が生じやすい隙間に対して、指を使って先に少量の印象材を詰めておきます。この下準備をしておくことで気泡が最小限に抑えた型取りが可能になります。

型取りが正確であれば、設計も正確になるということですね。保険の入れ歯の見た目については、何か工夫はされていますか?

昔と比べると、材料の品質がよくなっています。保険の入れ歯でも、以前よりは自然な色が出せます。また当院では、部分入れ歯のクラスプ(金属のバネ)にひと工夫を加えることも可能です。外からクラスプが見えにくくなり、喜んでいただいています。調整が難しいというデメリットはありますけれどね……。

保険の入れ歯でも、細かなところでさまざまな選択肢があるのは意外でした

「保険の入れ歯だから希望が反映されない」ということはありません。当院では、正しい噛み合わせであることを前提として、歯の形や大きさ、噛み合う高さなども、患者さんのご希望をお伺いするようにしています。歯が揃っている若い頃の写真を持ってきてくださる方もいらっしゃいますよ。

初めて入れ歯をつくるという人は、まずは保険の入れ歯を試してみるのがよさそうですね

はい、当院でもそのようにしています。もちろん、ご希望に応じて審美性のよいノンクラスプデンチャー、金属床といった、自費の入れ歯にも対応しています。ただ幸いなことに、多くの方が保険の入れ歯でご満足くださっています。

では、貴院の入れ歯の費用を教えてください

保険の入れ歯であれば、3割負担の方で部分入れ歯が5,000~14,000円、総入れ歯が10,000~15,000円というのが目安になります。自費のノンクラスプデンチャーは1~5歯で10万円、6歯以上で15万円、コバルトクロム金属床で20万円、チタン金属床で28万円という料金設定になっています。すべて、税込み価格です。

治療期間については、保険・自費それぞれの入れ歯でどれくらいになりますか?

当院の場合であれば、型取りをした日から2~3週間で入れ歯が出来上がります。その間に、3~4回通院していただくことになります。保険・自費に関係なく、この期間・回数での対応が可能です。
ただし、むし歯や歯周病がある場合には、その治療を優先する必要があることはご承知おきください。

保険の入れ歯であっても、希望は反映させることができる

入れ歯をつくるときは調整・修理・つくり替えを見越した歯科医院選びを

入れ歯をつくるときは調整・修理・つくり替えを見越した歯科医院選びを

入れ歯の仕上がりには歯科技工士さんも大きく関わっています。先生は、どのような技工士さんと協力されていますか?

ある歯科医院の技工室で働いている方にお願いしています。人づてに紹介してもらった、経験豊富な技工士さんです。大きな技工所ではなく、個人と取引をすることで、より細かな注文をしたり、ちょっとした確認を気軽にしたりといったことができるのがうれしいですね。

細かな注文というのは、患者さんのご希望も含まれますか?

はい。私が「難しいかも」と感じても、技工士さんに確認すると意外とOKが出たり、工夫を凝らして何とか対応してくれたりといったことがあります。ですから患者さんには、ある意味“わがまま”に、まずは思う通りに希望を話してもらうようにしています。もちろん、できないこともありますが(笑)。

入れ歯治療では、つくった後の調整も大切だと聞きました

実は、入れ歯は「出来上がってすぐにピッタリ」とはいかないケースが多いんです。噛み合わせや顎の動きのチェックなどはもちろん事前に行いますが、「喋る」「食べる」ときの口腔は、計算できない複雑な動きをするためです。完成後、繰り返し調整を行うことで、ピッタリと合うようになっていくでしょう。

入れ歯が出来上がってからの調整を含めて、“治療”なんですね

そのとおりです。ほかにも、たとえば保険の上顎の総入れ歯の口蓋部を削るといったこともあります。これは噛み合わせの改善というよりも、飲み込みやすさを取り戻すための調整です。口蓋部が厚いと、食べ物を飲み込むのが辛いという方がときどきいらっしゃるんです。

口蓋部を削っても、問題はないのでしょうか?

入れ歯の口蓋部を削ると、粘膜と接する面積が小さくなるため、吸着力が落ちます。大きく削った場合には、入れ歯安定剤が必要になることもあるため、「飲み込みやすさ」と「安定性」との兼ね合いを見ながら、どれくらい削るかを患者さんとよく相談します。

先生のお話をお伺いしていると、患者さんの“生活”への気遣いが感じられます

入れ歯はあくまで手段です。治療の目的は「食べる」「喋る」といったことの不便を解消し、お口や身体の健康を維持・向上させ、明るく毎日を過ごせるようにすることであるはずです。稀に「入れ歯が合わずにお粥ばかり食べている」といったような患者さんがいらっしゃると、早く何とかしてあげたいと思いますね。

入れ歯をつくるときは調整・修理・つくり替えを見越した歯科医院選びを

訪問歯科診療にも対応されていますが、入れ歯の作製なども可能なのでしょうか?

可能です。入れ歯の作製・調整・修理、もちろんほかの一般的な歯科治療にも対応しています。ご高齢でお一人での通院が難しい方、寝たきりの方など、ぜひお気軽に当院にご相談いただければと思います。ご家族からの相談も承ります。

最後に、読者の皆さんへのメッセージをお願いします

入れ歯は、つくって終わりというものではありません。審美性や機能性を維持するため、入れ歯そのものを長持ちさせるためには、定期的な調整が不可欠です。また、いつかは必ず修理やつくり替えも必要になります。入れ歯治療を検討する場合には、「生涯付き合っていける歯科医院」を選んでください。

編集部まとめ

入れ歯というと、どうしてもインプラントと比較した場合のマイナスイメージがありましたが、メリットもたくさんあることがよくわかりました。特に、高齢になってからの管理のしやすさというのは盲点でした。また、保険の入れ歯であっても、歯科医院・連携する歯科技工士によって快適性に差が出るようです。入れ歯に関するお悩みがある方は、ぜひ一度、たけだ歯科に相談してみましょう。

たけだ歯科

医院名

たけだ歯科

診療内容

入れ歯 審美治療 口腔外科 予防治療 など

所在地

大阪府大阪市住吉区南住吉3-4-11
ハイツニューバリー1階

アクセス

JR阪和線「我孫子町」駅より徒歩3分
大阪シティバス「南住吉三丁目」バス停留所より徒歩2分

この記事の監修歯科医師