価値のある正しいインプラントの選び方【埼玉県鶴ヶ島市 しのはら歯科医院】
歯を失ってしまったとき、治療法としてインプラントを選択する人は増えている。一方で、インプラントをためらう人もまだまだ多い。その理由として、手術が怖いといった思い込みや、かつてのインプラント失敗による負のイメージが働いているのかもしれない。実のところ、現在のインプラント治療の実情はどうなのだろうか。治療に際して痛みはどうなのか、またインプラントはなぜ高額になってしまうのかなど、いくつかの疑問を「しのはら歯科医院」の院長篠原 勇輝にうかがった。しっかり納得した上で、インプラント治療を選びたい。
篠原 勇輝
しのはら歯科医院院長
平成19年明海大学歯学部を卒業、歯科医師免許証取得。明海大学大学院歯学研究科歯科放射線学を専攻し博士号を取得。平成24年医療法人岸田会に入社、分院長を務める。その後、スキルアップのためにいくつかのクリニック勤務を経て、平成29年8月、しのはら歯科医院を開院。「GIVE HAPPINESS(幸せの提供)」をモットーに治療に向き合う。
オペや痛みや費用、インプラント治療の前に気がかりを解消
歯を失ってしまった人のためにある治療法の「インプラント」ですが、ためらう人もまだ多いかと思います。その原因はどのようなところにあると先生は思われますか?
それでもやはり、ブリッジや入れ歯より優れている点がインプラントには多くある、ということですよね。
カウンセリングはどのようにされるのでしょうか?
新しい技術を用いることで患者の負担は劇的に軽くなっている
ある意味、機械的な作業になるわけですね。
そうです。だから極端な話、目をつぶってもインプラントが正確に打てます。今までは歯茎を開いて、インプラントを打ち込んだ後にアシスタントと一緒に方向を見定めながら微調整したり、ドクターの技術力による差が大きくありました。でも、ガイドステントを使えばその差を埋めることが出来ます。もちろん、ガイドステントがあるとはいえ、ある程度のテクニックは必要ですが、特別なテクニックや技術力で差が出るものではないんです。それがデジタルの時代ですし、歯科のIT化が進んでいるのを実感するところです。患者さんの負担を減らせるのであれば、当院では積極的に新しい技術や考え方を取り入れていきたいと考えております。
歯科のIT化が進めばインプラントが身近なものになるのでしょうか。
あくまでも僕の考えですが、昔みたいに「インプラントオペはオペ室に入ってやらなければいけない」というほどのことはなくなってきています。正直、下顎の親知らずを抜歯する方が大変だと思います。ですが親知らずを抜歯するのにわざわざオペ室で抜歯する方はいませんからね。
当院のインプラントオペは、歯茎に4mm程度しか穴を開けません。インプラントが入る大きさだけしか開けないのです。その結果、痛みも少なくて済みます。歯茎に穴を開けてインプラントを打つだけの一般的な術式の場合は、オペ後に痛み止めを飲む方もほとんどいらっしゃらないですね。麻酔をする場合も、表面麻酔を必ず使用しています。最初の麻酔の針を刺すことに対してもなるべく痛くないように、そういう配慮はすべての患者さんに対して行っています。
実際のオペの流れを教えていただけますか?
オペの前にお口の中のクリーニングをするのが30分ぐらい。その後にインプラントをやり始めてからは、だいたい30分ぐらいで終わります。緊張して、緊張が解ける前に終わっちゃうという感じですね。
インプラントもメーカーによる差異が…。信頼できるメーカー選びが重要
負担が軽いことはわかってきましたが、やはり気になるのは費用です。貴院ではどのくらいでご案内されていますか?
先生はドイツのメーカーのインプラントを使用されているそうですね。
はい、「カムログ」という、ヨーロッパでも有数のメーカーのインプラントを使用しています。医療大国ドイツでしっかりとした地位を築いているメーカーですし、ヨーロッパでもシェア2位です。非常に信頼性の高いメーカーといえます。インプラントは世界規模で高いシェア率があることが重要です。インプラントに関して言えば国産ブランドよりも海外ブランドの方が歴史が長く、信頼できると考えています。
では、そのカムログの特徴を教えてください。
インプラント中の形は、一般的には六角形をしているものが多いんですが、カムログの場合は120度に1個突起があって、カチッとはめるようになっているんです。六角形の場合はムリに力がかかるとインプラント自体が壊れてしまう可能性が高いのですが、カムログはそのようなときも構造物だけが折れて、インプラント自体にムリな力がかかりづらい構造になっています。
また、カムログではガイドステントを作成したすべてのインプラントのデータを管理しているので、たとえ引っ越しなどをして当院に通えなくなっても、ガイドステントを使ってカムログのインプラントを使用しているクリニックに行けば、データを取り寄せて確認することができます。どこにいても、適切な治療を長く続けることが可能なんです。
インプラントはメンテナンスも大事ですし、それは安心材料ですね。
メンテナンスは大切にしてほしいですね。よく車にたとえてお話をするんですけれど、30万円で軽自動車を買って半年に1回定期的に点検しているのと、2,000万円のベンツを買って5年間何もしないで乗っていたら、ベンツのほうが壊れるとおもいます。半年ごとにきちんと点検していれば、安価なクルマでも長持ちするんですよね。メンテナンス次第で大きく左右されるんですが、人間の悪い心理で「高いモノ」=「いいモノ」=「長持ちするもの」と思ってしまうんですね。お金さえ払えばその後は何もしなくていいと思いがちなので、その点についてはしっかりお伝えするようにしています。
きちんとメンテナンスすれば、インプラントはどの程度もつものなのでしょうか?
最後に、インプラントを考えている方はどんなポイントで歯科を選べばよいのか、アドバイスをお願いします。
短期的に見ればほぼすべての方がインプラントが治療の第一選択肢になると思いますが、中長期的に見た場合はそうとも限りません。インプラントを入れる周辺の歯の状態が悪ければ将来、抜歯になるかもしれません。その時にインプラント以外の治療方法が選択できないかもしれません。
インプラント治療は歯を失ってしまった時の治療方法の1つであり、インプラントを入れることが目的になってはいけないと思います。5年後、10年後を見据えた予知性のある治療計画の立案が大切です。インプラントは自費治療ですから、医院によって値段設定は違います。長持ちさせたいなら、値段で選ぶのではなく、メーカーを選んでほしいと思います。まずはどんな些細な悩みでもいいので聞かせて頂きたいです。自費治療という、重要な選択だからこそ、自分が本音で話せる歯科医院に相談してみてはいかがでしょうか。
編集部まとめ
「自分の体は自分にとってのひとつのブランド。インプラントは自分の体の一部になるものなので、ブランドなんです」と篠原勇輝院長はおっしゃいます。インプラントは毎日持ち歩ける優れたブランド品だと思えば、ブランドのバッグなどと比べても安い買い物なのかもしれません。しかも、品質の高さが自分自身に大きなメリットをもたらしてくれます。鶴ヶ島周辺地域にお住いでインプラントを検討されている方は、しのはら歯科医院に相談されてみてはいかがでしょうか。
医院名
しのはら歯科医院
診療内容
インプラント 義歯・入れ歯 予防治療 マウスピース型矯正など
所在地
埼玉県鶴ヶ島市鶴ヶ丘276-1
ベルク鶴ヶ丘店
アクセス
東武東上線「鶴ヶ島」駅より車で5分
東西線(鶴ヶ島市コミュニティ)「商工会」バス停留所より徒歩1分