基本姿勢は丁寧で綿密な対応。難症例のインプラントも数多くこなす【神奈川県秦野市 関根歯科医院渋沢】
更新日:2023/03/27



小田急小田原線渋沢駅前のビルに入る「関根歯科医院渋沢」。明るく清潔感あふれる医院は完全予約制で、ほぼ待たされることはない。早くからインプラント治療を実施してきた関根院長の手術実績は3,000症例を超える。だが、誇れるのはその数よりも、その内容や診療姿勢への自信のようだ。事前のコンサルティングから術後のメンテナンスまで、徹底的に患者の状況に配慮して行う関根歯科医院の診療を取材した。
Doctor’s Profile
関根 宜威
関根歯科医院渋沢 院長
関根 宜威
関根歯科医院渋沢 院長
日本大学生物資源科学部(旧農獣医学部)、朝日大学歯学部(旧岐阜歯科大学)卒業後、医療法人社団厚誠会入局。ITIインプラントなど各種インプラント認定医取得。2007年、秦野市に関根歯科医院渋沢を開業。
日本口腔インプラント学会、日本顎咬合学会など参加学会多数。スウェーデン・イエテボリ大学など専門研修を多数修める。
定着したインプラント治療は今、難症例が増えている
失った歯の代わりとして、歴史も実績も重ねてきたインプラントの可能性について、どうお考えですか?
インプラントは歯科治療の一分野として日本に導入されてすでに40年ほど経っており、現在、まったく斬新なものというよりは、技術的にも進歩しながら広まってきた治療だと考えています。
昔は技術面で扱えない歯科医が多数いましたが、今ではきちんと学習し、術後のケアも含め、一般診療科目として問題なく扱っている歯科医院が増えました。しかし、その中で難症例が増えているのが現状で、とりわけ当院でもなぜか他院で断られるような難症例の患者さんが多いのが特徴になっています。
昔は技術面で扱えない歯科医が多数いましたが、今ではきちんと学習し、術後のケアも含め、一般診療科目として問題なく扱っている歯科医院が増えました。しかし、その中で難症例が増えているのが現状で、とりわけ当院でもなぜか他院で断られるような難症例の患者さんが多いのが特徴になっています。

難症例とはどんなケースですか?

具体的には、どのような方がインプラント治療を受けていますか?
どんな流れで治療を行っていますか?

その後、手術ですね?トータルで治療期間はどれくらいかかりますか?

そのインプラントの手術が痛いとか怖いとか、拒否反応を示す患者さんもいるのでは?
その心配はあまりありませんね。当院では、手術に対して不安を感じる患者さんなどに、手術中の緊張感や不安感を緩和する安全安心な方法として、静脈内鎮痛法を採用しています。
これは麻酔医が鎮静剤や局所麻酔を併用して点滴することにより、意識はあるけれども半分眠ったような状態にするものです。手術中は痛みを感じませんし、目が覚めたときには手術は終わっています。もちろん、こうした方法をサポートするために、心電図モニターや血圧計などの医療機器も最新のものを揃え、万全を期しています。
これは麻酔医が鎮静剤や局所麻酔を併用して点滴することにより、意識はあるけれども半分眠ったような状態にするものです。手術中は痛みを感じませんし、目が覚めたときには手術は終わっています。もちろん、こうした方法をサポートするために、心電図モニターや血圧計などの医療機器も最新のものを揃え、万全を期しています。
手術をして終わりではない。後のケアも患者さんと協力して

先生が患者さんにインプラントの注意点として重点的に説明するのはどんなことですか?
つまり、術後に怖いのはインプラント歯周病ということですね。説明以外に具体的にどんな対策やフォローを行っていますか?
インプラント手術を安心して受けるためには、歯科医院選びも重要ですね。それについて、先生はどうお考えですか?
インプラント手術の技量も大事ですが、まず歯を失わないことが何よりも重要だというのは説明してきたとおりです。そのためには、やはり歯科医院選びが鍵となります。
ただ、こちらは選ばれる立場だから患者さんにおまかせするしかありませんが、ひとついえるのは、あまりにもはやっている歯科医院は診療が流れ作業になりがちなので、注意したほうがいいかもしれませんね。
当院では患者さんの1回の診療に1時間ほど時間を取るために、患者数を絞らせていただくなど工夫しています。それくらいでなければ、お互いに納得のいく治療ができないと考えているからです。
ただ、こちらは選ばれる立場だから患者さんにおまかせするしかありませんが、ひとついえるのは、あまりにもはやっている歯科医院は診療が流れ作業になりがちなので、注意したほうがいいかもしれませんね。
当院では患者さんの1回の診療に1時間ほど時間を取るために、患者数を絞らせていただくなど工夫しています。それくらいでなければ、お互いに納得のいく治療ができないと考えているからです。
最後に、Medical DOCのサイトを訪れた読者へのメッセージをお願いします。

編集部まとめ
なぜかインプラント難症例の患者さんが多数来院する、なぜか一度他院へ行った患者さんが戻ってくる、と関根医院長は首をかしげていましたが、おそらく関根歯科医院の実績が口コミなどで広まっているのでしょう。実際、診療内容などを取材して、医院長の技術や歯科医院としての対応に絶対の自信がうかがえるのも、真に患者さんのためになることを追求しているからだと納得しました。