「昼寝のしすぎで頭痛が起きる」のを防ぐ”寝る姿勢と時間”は?対処法を医師が解説!

昼寝による頭痛を予防する習慣と正しい対処法とは?メディカルドック監修医が、理想的な昼寝時間や寝姿勢のコツ、痛みが起きた際のケアや市販薬の使用を詳しく解説します。
※この記事はメディカルドックにて『「昼寝で頭痛が起きる」原因は何かご存知ですか?対処法や考えられる病気も医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
関口 雅則(医師)
目次 -INDEX-
昼寝で頭痛が起きる症状の正しい対処法は?
昼寝後に頭痛が起きる場合、適切な対処を知っておくことが大切です。主な原因は寝すぎや姿勢の悪さ、筋肉の緊張などが挙げられますが、予防には寝る前の準備や昼寝の仕方に注意することが有効です。ここでは、昼寝頭痛の主な予防法や実際に症状が出た時の対処法、鎮痛剤の使用について解説します。
昼寝頭痛を防ぐには寝る姿勢や時間をどうすれば良い?
昼寝の際の寝る姿勢と昼寝時間を工夫することで、頭痛を予防できます。長時間の昼寝は脳の血管拡張を招き、片頭痛を引き起こしやすいため、昼寝は15~30分以内にとどめ、できれば15時までに終えるのが理想です。寝る姿勢については、椅子に座り軽く前かがみになってデスクに頭や腕を預けるよりも、横になる方が首や肩の筋肉の緊張を避けやすく、ネックピローを使い首の安定を保つことも効果的です。枕の高さや硬さを体に合ったものに調整し、首が自然なカーブを保つ姿勢で寝ることも頭痛予防に役立ちます。
昼寝の後に頭痛が起きた時の対処法は?
昼寝後に頭痛が起きた場合は、まず頭や首を冷やして血管の拡張を抑えることを試しましょう。特に片頭痛では冷却が効果的です。一方、筋肉の緊張による緊張型頭痛の場合は、首や肩を温め、軽いストレッチを行うことで血流が改善されます。痛みが強い場合は市販の鎮痛剤を利用できますが、症状が長時間続く、頻繁に起こる場合は医療機関の受診を検討してください。また、無理な姿勢や長時間寝すぎたことが原因の場合は、睡眠環境や昼寝時間を見直すことが必要です。
昼寝をした後に頭痛が起きたら鎮痛剤を使用して良い?
昼寝後の頭痛に対して鎮痛剤を使用することは一般的に有効です。市販の頭痛薬は片頭痛や緊張型頭痛の痛みを和らげるために使われますが、過度の使用は薬物乱用頭痛を招く恐れがあるので注意が必要です。痛みが軽度であればまずは休息や冷却・温めを試し、痛みが和らがない場合に鎮痛剤を服用しましょう。慢性的に頭痛が続く場合や薬の効果が薄い場合は専門医に相談し、適切な診断と治療を受けることが重要です。
「昼寝した後の頭痛」症状についてよくある質問
ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「昼寝した後の頭痛」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
昼休みに短いお昼寝をすると頭痛や吐き気がします。昼寝はしないほうが良いのでしょうか?
関口 雅則医師
昼寝で頭痛や吐き気を感じる場合、姿勢や昼寝時間、睡眠環境が原因となっていることが多いです。長時間の昼寝やデスクでうつ伏せになる姿勢は頭痛のリスクを高めますので、15~30分程度で体に負担の少ない姿勢を心がけてみてください。それでも毎回症状が出る場合や強い吐き気が続く場合は無理に昼寝をせず、医療機関で相談されることをおすすめします。
昼寝が原因で群発頭痛になることがあるのでしょうか?予防策はありますか?
関口 雅則医師
群発頭痛は、決まった時間帯や睡眠中、昼寝後にも発症することがあります。体内時計や自律神経の変化が関与していると考えられ、昼寝が引き金になる例も報告されています。予防のためには規則正しい生活リズムや、決まった時間の昼寝を避けること、ストレスやアルコール摂取を控えることが重要です。発作の頻度が高い場合は神経内科や頭痛外来に相談してください。
デスクで仮眠を取ると起きてから頭や目の奥が痛いことがあります。姿勢が悪いのでしょうか?
関口 雅則医師
デスクでうつ伏せや無理な姿勢で仮眠をとると、首や肩の緊張・血流不良により締め付けるような頭痛や、眼精疲労による目の奥の痛みが生じやすくなります。また、パソコン作業などで目や首への負担が蓄積していると悪化しやすいです。クッションやネックピローで首をサポートし、椅子に深く腰掛けて背中が丸まらないような姿勢を心がけると、頭痛や目の痛みの予防につながります。
まとめ 昼寝をした後に頭痛がするときは適切な対処と生活習慣の見直しが重要
昼寝の後に頭痛がするときは、まず片頭痛か緊張型頭痛かを見極め、それぞれに適した対処法を行うことが大切です。片頭痛なら冷やして安静にし、緊張型頭痛なら首や肩を温めて筋肉をほぐすことが効果的です。また、昼寝は15~30分程度に抑え、できるだけ正しい寝姿勢や寝具を整えることが予防につながります。
症状が頻繁に起こる場合や強い痛み・意識障害などが現れた場合は、自己判断せず早めに医療機関へ相談しましょう。生活習慣や睡眠環境を見直すことで、頭痛のリスクを減らし快適な日常を送ることができます。
「昼寝した後の頭痛」症状で考えられる病気
「昼寝した後の頭痛」から医師が考えられる病気は6個ほどあります。各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
循環器系の病気
- 高血圧性頭痛
- 血管性頭痛
呼吸器系の病気
内分泌・代謝系の病気
- 甲状腺機能異常
「昼寝した後の頭痛」に似ている症状・関連する症状
「昼寝した後の頭痛」と関連している、似ている症状は5個ほどあります。各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
関連する症状
- 背中がつる
- 肩が痛い
- 首がこる
- 目の奥が痛い
- めまいがする
・日本頭痛学会「頭痛の診療ガイドライン2021」