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「下痢の時に食べてはいけない5つの食べ物」はご存知ですか?医師が解説!

 公開日:2025/12/27

メディカルドック監修医が下痢の時に食べてはいけないものなどを解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「下痢の時に食べてはいけないもの」はご存知ですか?医師が徹底解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

伊藤 陽子

監修医師
伊藤 陽子(医師)

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浜松医科大学医学部卒業。腎臓・高血圧内科を専門とし、病院勤務を経て2019年中央林間さくら内科開業。相談しやすいクリニックを目指し、生活習慣病、腎臓病を中心に診療を行っている。医学博士、産業医、日本内科学会総合内科専門医、日本腎臓学会腎臓専門医、日本透析医学会透析専門医、日本東洋医学会漢方専門医、日本医師会認定産業医、公認心理師。

下痢の時に食べてはいけないもの

下痢の時に食べてはいけないものは、腸に負担がかかる食べ物です。刺激物や脂質が多いものや繊維の多いものは控えましょう。アルコールやカフェインの大量摂取も下痢の原因になるため、症状がある場合は摂取を控えることをおすすめします。

刺激物

香辛料・酸味が強いもの・濃い味・炭酸飲料などは胃腸を刺激し負担がかかります。
胡椒・わさび・辛子などの香辛料、酢の物・レモンなどの柑橘類などの酸味が強いもの、食塩や醤油などの調味料、炭酸水やジュースなどの炭酸飲料を控えましょう。

脂質が多いもの

脂質が多いものは消化吸収に時間がかかり、胃腸に負担がかかります。
揚げ物・脂質が多いバラ肉やうなぎ・カレーやラーメンや菓子類などを控えましょう。

腸内で発酵するもの

過敏性腸症候群では腸内で発酵する食べ物は下痢を催しやすいです。
小麦・豆類・とうもろこし・たまねぎ・牛乳・ヨーグルトなどを控えましょう。

アルコールやカフェイン

アルコールやカフェインの大量摂取は下痢を催す原因になります。
日本酒やビールなどのアルコール飲料やコーヒーやエナジードリンクなどカフェインを多く含む飲み物を控えましょう。

消化に時間がかかるもの

食物繊維が多いものや固いものは消化に時間がかかり、胃腸に負担をかけます。
ごぼうやたけのこなどの野菜・海藻・きのこ・玄米などを控えましょう。

「下痢の時に食べてはいけないもの」についてよくある質問

ここまで胃の調子を整える食べ物などを紹介しました。ここでは「胃に穴が開く」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

下痢の時にヨーグルトを食べてもいいのでしょうか?

伊藤 陽子医師伊藤 陽子(医師)

ヨーグルトは腸内環境を整える作用があるといわれていますが、過敏性腸症候群では下痢を催しやすい食品であるといわれています。
ヨーグルトを食べて下痢が続いたり、症状が悪化するようならヨーグルトを食べないようにしましょう。

下痢の際は食事を控えた方がいいのでしょうか?

伊藤 陽子医師伊藤 陽子(医師)

下痢を催すと体力の消耗や栄養不足を招く可能性があります。刺激が少なく・消化がよいもの・栄養価が高いものをバランスよく食べましょう。下痢を催すと水分も排出されるため、脱水になる可能性があります。こまめに水分を補給しましょう。

まとめ 下痢を催した時は刺激物を控え、消化が早い食べ物の摂取がおすすめです

アルコールの多飲や脂肪が多い食事や炎症性腸疾患などの病気が原因で下痢を催す場合があります。
下痢を催した時は、胃腸に負担をかけないように刺激物や脂質が多い食事を控え、消化が早い食べ物を摂取しましょう。下痢の症状が慢性化している場合は、消化器科など医療機関を受診することをおすすめします。

「下痢」で考えられる病気

「下痢」から医師が考えられる病気は6個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

消化器科の病気

循環器科の病気

内分泌科の病気

感染性腸炎など急性下痢症は自然治癒することが多いですが、慢性下痢症では下痢の原因となる病気を発症している場合があります。繰り返す下痢が継続する場合は、早めに消化器科など医療機関を受診しましょう。

「下痢」に似ている症状・関連する症状

「下痢」と関連している、似ている症状は5個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

関連する症状

下痢を起こす原因の病気は、下痢と併せて似ている症状が現れる場合があります。気になる症状があれば早めに消化器科など医療機関を受診しましょう。

この記事の監修医師