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「やたら眠い」症状を引き起こす5つの病気はご存じですか?正しい対処法を医師が解説!

 公開日:2026/02/20
「やたら眠い」症状を引き起こす5つの病気はご存じですか?正しい対処法を医師が解説!

やたら眠いで、身体はどんなサインを発している?メディカルドック監修医が考えられる病気・対処法などを解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「やたら眠い」のは何が原因?他の考えられる病気も医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

秋谷 進

監修医師
秋谷 進(東京西徳洲会病院小児医療センター)

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1999年、金沢医科大学卒業。金沢医科大学研修医を経て2001年国立小児病院(現・国立成育医療研究センター)小児神経科、2004年6月獨協医科大学越谷病院(現・獨協医科大学埼玉医療センター)小児科、2016年児玉中央クリニック児童精神科、三愛会総合病院小児科を経て、2020年5月から現職(東京西徳洲会病院小児医療センター)。専門は小児神経学、児童精神科学。

「やたら眠い」症状が特徴的な病気・疾患

ここではメディカルドック監修医が、「やたら眠い」に関する症状が特徴の病気を紹介します。
どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。

過眠症

過眠症は、夜間に十分な睡眠をとっているにもかかわらず、日中に強い眠気を感じてしまう病気です。 睡眠時間が長くても、日中の活動中に強い眠気に襲われ、居眠りをしてしまうことがあります。
過眠症には、ナルコレプシーや特発性過眠症など、いくつかの種類があります。「過眠は不眠」というように、過眠症も治療されるべき疾患の1つ。心療内科や精神科を受診するようにしましょう。

月経関連過眠症

月経関連過眠症は、生理周期と関連して、日中に強い眠気や疲労感を感じてしまう病気です。 特に生理が始まる1週間ほど前から症状が現れやすく、生理が始まると軽くなることが多いです。
月経関連過眠症は、女性ホルモンの変動が原因と考えられています。 また、月経前症候群(PMS)の症状の1つとして現れることもあり、強い眠気の他に、イライラや気分の落ち込み、集中力・注意力の低下などを伴う場合があります。
月経関連過眠症も治療が必要な疾患です。 症状が重い場合は、日常生活に大きな支障をきたすこともありますので、婦人科を受診して相談するようにしましょう。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中に呼吸が止まる、あるいは浅くなる状態が繰り返される病気です。いびきや呼吸停止を家族に指摘されることが多く、本人は気づかない場合も多いですね。
睡眠時無呼吸症候群では、睡眠中の無呼吸から脳が酸素不足に陥り、日中の強い眠気や倦怠感などが現れます。 また、高血圧や心臓病、脳卒中などのリスクを高めることも知られています。
どのクリニックでも睡眠時無呼吸症候群の検査を受けられるわけではありません。気になる方は問い合わせをした上で、内科、耳鼻咽喉科、あるいは睡眠クリニックを受診するようにしましょう。

うつ病

うつ病は、気分の落ち込みや意欲の低下、精神的な疲労などが続く精神疾患です。
「気分が沈む」「何もやる気が起きない」といった心の症状だけでなく、身体にも様々な症状が現れます。
中でも、うつ病では、睡眠障害が起こりやすく、不眠や過眠を訴える方が多くいます。食欲不振や体重変化、頭痛、消化不良など、身体的な不調を伴うこともあるでしょう。
うつ病は、適切な治療によって症状の改善が期待できる病気です。
「もしかしたら…」と感じたら、早めに精神科や心療内科を受診し、専門医に相談するようにしましょう。

ナルコレプシー

ナルコレプシーは、日中に強い眠気に襲われる病気で、自分の意思とは関係なく、突然眠ってしまうことがあります。
「居眠り病」と呼ばれることもあり、睡眠発作以外にも、情動脱力発作や入眠時幻覚、睡眠麻痺などの症状が現れることがあります。
ナルコレプシーの主な原因は、脳内の神経伝達物質であるオレキシンが不足することだと考えられています。オレキシンは、覚醒を維持したり、睡眠と覚醒のリズムを調整したりする働きする大切なホルモンです。ナルコレプシーは気のせいではなくはっきりとした病気なのです。
ナルコレプシーは、日常生活に大きな支障をきたす病気です。
ナルコレプシーの症状が疑われる場合は、早めに精神科や心療内科を受診するようにしましょう。

「やたら眠い」の正しい対処法は?

「やたら眠い」状態を改善するには、まずその原因を特定することが重要です。 睡眠不足が原因なら、毎日の睡眠時間をしっかりと確保し、質の高い睡眠を心がけましょう。 ストレスが原因なら、リラックスする時間を作ったり、趣味に没頭したりしてストレスを解消することが大切です。
もし、十分な睡眠を確保し、ストレスを解消しても眠気が改善しない場合は、病気の可能性も考えられます。 その場合は、自己判断で市販薬に頼るのではなく、医療機関を受診して適切な診断と治療を受ける方が望ましいですね。

「やたら眠い」症状についてよくある質問

ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「やたら眠い」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

やたら眠くなるのは何か病気ですか?

秋谷 進医師秋谷 進(医師)

やたら眠くなるからといって、必ずしも病気が原因とは限りません。 睡眠不足やストレス、生活習慣の乱れなど、様々な要因が考えられます。
しかし、中には、過眠症、睡眠時無呼吸症候群、ナルコレプシー、うつ病、甲状腺機能低下症など、病気が原因で眠気が強くなることもあります。
もし、十分な睡眠時間を確保し、ストレスを解消しても眠気が改善しない場合は、医療機関を受診して相談してみてください。

女性が異常に眠くなるのは何か原因がありますか?

秋谷 進医師秋谷 進(医師)

女性が異常に眠くなる原因には、女性ホルモンの変動が関係することもよくありますね。
特に、月経前や妊娠中は、プロゲステロンというホルモンの分泌が増加し、眠気を引き起こしやすくなります。 また、更年期になると、エストロゲンの分泌が減少し、自律神経のバランスが乱れることで、眠気や疲労感を感じやすくなることがあります。
これらの他に、女性特有の病気である月経関連過眠症や、貧血、甲状腺機能低下症なども、眠気を引き起こす可能性があります。

夜しっかり寝ても昼間にやたら眠たくなるのはなぜですか?

秋谷 進医師秋谷 進(医師)

夜しっかり寝たからといって、睡眠時無呼吸症候群のように睡眠の質が低下していたり、ナルコレプシーのようにホルモンの関係で日中に寝てしまうこともあります。大切なのは、原因が何かを知っておくことです。特に日常生活が障害されているほどの眠気なら、改善する必要がありますので、ぜひご相談ください。

まとめ

やたら眠い症状についてまとめると次のようになります。

● やたら眠い症状は、睡眠不足やストレスだけでなく、更年期障害、月経関連過眠症、睡眠時無呼吸症候群、ナルコレプシー、うつ病など、様々な病気が原因で起こる可能性があります。
● 眠気と共に、だるさ、頭痛、集中力低下、イライラ、生理不順などの症状が現れる場合は、医療機関への受診を検討しましょう。
● 眠気を解消するには、十分な睡眠、ストレス解消、バランスの取れた食事、適度な運動など、生活習慣の見直しも大切です。
● しかし、それでも症状が改善しない場合は、自己判断せずに医療機関を受診し、適切な検査と治療を受けましょう。

日中の強烈な眠気は自分だけでなく周囲にも影響を及ぼしやすい症状です。早めに改善できるよう、心がけましょう。

「「やたら眠い」症状で考えられる病気

「やたら眠い」から医師が考えられる病気は13個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

婦人科の病気

精神科・心療内科の病気の病気

上記のように眠気の症状が出現する病気はたくさんあります。

「やたら眠い」に似ている症状・関連する症状

「やたら眠い」と関連している、似ている症状は7個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

関連する症状

  • だるさ
  • 集中力低下
  • 生理不順
  • いびきがひどい
  • 睡眠中に呼吸が止まっている

十分な睡眠時間の確保、ストレスの解消、バランスの取れた食事、適度な運動など継続するなど生活習慣を改善しても眠気が改善しない場合には、早めに医療機関を受診し相談しましょう。

この記事の監修医師