1日10秒で失明リスクがわかる!? 片目ずつ見るだけで異常が判明する「2つのテスト」

加齢黄斑変性の早期発見には、自宅で簡単に行えるセルフチェックが有効です。定期的なセルフチェックにより、視覚の変化を早期に察知し、適切なタイミングで医療機関を受診できます。特にアムスラーチャートを用いた検査は、医療機関でも推奨される方法です。このセクションでは、具体的なセルフチェックの方法と、日常生活で実践できる簡易的な確認方法について解説します。

監修医師:
柿崎 寛子(医師)
加齢黄斑変性のセルフチェック方法
加齢黄斑変性の早期発見には、自宅で簡単に行えるセルフチェックが有効です。定期的なセルフチェックにより、視覚の変化を早期に察知し、適切なタイミングで医療機関を受診できます。
アムスラーチャートを使った検査
アムスラーチャートとは、加齢黄斑変性のセルフチェックに広く用いられる格子状の図表です。中心に黒い点があり、その周囲に等間隔の格子線が描かれています。検査方法は簡単で、通常の読書距離(約30センチメートル)でチャートを持ち、片眼ずつ中心の点を見つめます。もう一方の眼は手で覆います。中心の点を見つめながら、周辺の格子線が歪んでいないか、欠けている部分がないか、ぼやけている領域がないかを確認します。正常であれば格子線はすべてまっすぐで等間隔に見えますが、加齢黄斑変性があると線が波打って見えたり、一部が欠けて見えたりします。この検査は毎日行うことが理想的で、変化に気づいたらすぐに眼科を受診することが重要です。
日常生活での簡易チェック
特別な道具を使わなくても、日常生活の中でセルフチェックを行うことができます。例えば、窓枠やドアの枠、タイルの目地など、身の回りの直線を片眼ずつ見て歪みがないか確認します。また、新聞や本の文字が以前より読みにくくなっていないか、文字の一部が欠けて見えないかをチェックします。テレビを見る際に、画面の中心部分がぼやけていないか、人の顔が見えにくくなっていないかも確認ポイントです。階段を降りる際に段差が見えにくい、信号の色が判別しにくいといった変化も、視機能低下のサインとなります。これらのチェックは、洗面時や就寝前など決まった時間に習慣化することで、変化に気づきやすくなります。
まとめ
加齢黄斑変性は早期発見と早期治療が視力維持の鍵となる疾患です。歪んで見える、中心が暗くなるといった症状に気づいたら、自己判断せずに速やかに眼科を受診しましょう。日常的なセルフチェックと定期的な眼科検診を組み合わせることで、失明リスクを軽減できます。ご自身の目の健康を守るため、今日から行動を始めることが大切です。
参考文献




