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数日で視力が奪われる!? 突然の歪みと暗点…失明を招く「2つの怖い進行パターン」

 公開日:2026/03/19
加齢黄斑変性のタイプによる症状の違い

加齢黄斑変性には滲出型と萎縮型の2つのタイプがあり、それぞれ症状の現れ方や進行速度が大きく異なります。滲出型は急速に進行する一方、萎縮型は緩やかに悪化していく傾向があります。ご自身がどちらのタイプに該当するかを理解することで、適切な対応や治療方針の決定につながります。このセクションでは、各タイプの特徴と症状の違いについて詳しく解説します。

柿崎 寛子

監修医師
柿崎 寛子(医師)

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三重大学医学部卒業 / 現在はVISTA medical center shenzhen 勤務 / 専門は眼科

加齢黄斑変性のタイプによる症状の違い

加齢黄斑変性には滲出型と萎縮型の2つのタイプがあり、それぞれ症状の現れ方や進行速度が異なります。適切な対応のためには、自分がどちらのタイプかを理解することが重要です。

滲出型加齢黄斑変性の症状

滲出型は新生血管が脈絡膜から網膜色素上皮の下や網膜内に伸びてくるタイプで、急速に進行することが特徴です。新生血管は脆く、血液成分が漏れ出たり出血したりしやすいため、突然の視力低下や歪みが生じます。症状が数日から数週間の間に悪化することもあり、放置すると数ヶ月で視力が大きく低下する可能性があります。滲出型では網膜に浮腫が生じることが多く、これが歪みの主な原因となります。早期に治療を開始すれば視力の維持や改善が期待できるため、症状に気づいたらすぐに眼科を受診することが重要です。

萎縮型加齢黄斑変性の症状

萎縮型は網膜色素上皮と視細胞がゆっくりと変性し、萎縮していくタイプです。進行は緩やかで、数年かけて徐々に視力が低下していくことが一般的です。初期段階では症状がほとんどなく、眼科検診で偶然発見されることも少なくありません。萎縮が黄斑の中心部に達すると視力低下が顕著になりますが、滲出型に比べると急激な変化は起こりにくい傾向があります。しかし、萎縮型から滲出型に移行することもあるため、定期的な経過観察が必要です。現時点では萎縮型に対する根本的な治療法は限られていますが、進行を遅らせるための生活習慣の改善やサプリメントの使用が検討されることがあります。

まとめ

加齢黄斑変性は早期発見と早期治療が視力維持の鍵となる疾患です。歪んで見える、中心が暗くなるといった症状に気づいたら、自己判断せずに速やかに眼科を受診しましょう。日常的なセルフチェックと定期的な眼科検診を組み合わせることで、失明リスクを軽減できます。ご自身の目の健康を守るため、今日から行動を始めることが大切です。

この記事の監修医師