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「赤ワイン」を美味しく長持ちさせる保存のポイントとは?未開封・開封後の鮮度を保つコツ【管理栄養士解説】

 公開日:2026/02/26
赤ワインの保存方法

赤ワインの品質を保つためには、適切な保存方法が欠かせません。温度や湿度、光の影響を考慮し、環境を整えることで、長く美味しく楽しむことができます。ここでは、未開封ワインの保管のポイントと、開封後のワインの扱い方について解説します。コルク栓の管理や冷蔵庫での保存方法など、具体的な保存テクニックを紹介しながら、赤ワインの品質を維持するための知識を深めていきましょう。

武井 香七

監修管理栄養士
武井 香七(管理栄養士)

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帝京平成大学健康メディカル学部健康栄養学科卒業 横浜未来ヘルスケアシステム、戸塚共立第一病院3年7ヶ月勤務 株式会社コノヒカラ、障がい者グループホーム半年勤務 その後フリーランスを経て株式会社Wellness leadを設立。栄養士事業と健康事業を行なっている。

保有免許・資格
管理栄養士資格

赤ワインの保存方法

赤ワインの品質を保つためには、適切な保存方法が欠かせません。温度や湿度、光の影響を考慮し、最適な環境を整えることで、長く美味しく楽しむことができます。

未開封ワインの保管のポイント

未開封の赤ワインは、温度、湿度、光、振動の4つの要素に注意して保管する必要があります。理想的な保存温度は12度〜15度程度で、温度変化が少ない場所が適しています。高温になるとワインの劣化が進み、風味が損なわれる可能性があります。特に夏場は室温が高くなりやすいため、涼しい場所を選ぶか、ワインセラーの利用を検討すると良いでしょう。
湿度は70%程度が望ましいとされています。湿度が低すぎるとコルク栓が乾燥して縮み、空気がボトル内に侵入してワインが酸化する原因となります。逆に湿度が高すぎると、ラベルにカビが生えたり、コルクが劣化したりすることがあります。適度な湿度を保つことで、コルクの柔軟性が維持され、ボトル内の密閉状態が保たれます。
光、特に紫外線はワインの成分を分解し、香りや味を変化させる可能性があります。直射日光を避け、暗い場所で保管することが推奨されます。蛍光灯の光も長時間当たるとワインに影響を与えるため、できるだけ遮光性の高い環境を選びましょう。ワインボトルが濃い色のガラスで作られているのは、光の影響を軽減するためです。
振動もワインの品質に影響を与えることがあります。冷蔵庫や洗濯機の近くといった振動の多い場所は避け、静かで安定した場所に保管することが望ましいです。また、ボトルは横に寝かせて保管することで、コルクが乾燥しにくくなります。横に寝かせることで、ワインがコルクに触れ続け、コルクが湿った状態を保つことができます。

開封後のワインの扱い方

赤ワインを開栓すると、空気に触れて酸化が始まります。酸化が進むと、香りや味が変化し、本来の風味が失われていきます。開封後のワインをできるだけ長く楽しむためには、酸化を遅らせる工夫が必要です。酸化は避けられない現象ですが、適切な保存方法で進行を遅らせることができます。
最も簡単な方法は、ボトルを再びコルク栓やワインストッパーでしっかりと密閉し、冷蔵庫で保管することです。低温にすることで、酸化の速度が遅くなり、2日〜3日程度は風味を保つことができます。ただし、冷やしすぎるとタンニンや香りが閉じてしまうため、飲む前に少し常温に戻すとよいでしょう。冷蔵庫から出して15分〜30分程度置くと、ワインが適温に近づきます。
ワインセーバーと呼ばれる道具を使うと、ボトル内の空気を抜いて真空状態に近づけることができます。これにより、酸化をさらに遅らせることが可能です。また、窒素ガスやアルゴンガスを注入してワインの表面を覆う専用スプレーも市販されており、より長期間の保存に適しています。これらのガスは空気よりも重く、ワインの表面に層を作り、酸素との接触を防ぎます。
開封後のワインは、遅くとも1週間以内に飲み切ることが推奨されます。それ以上経過すると、風味が大きく変化し、本来の味わいを楽しむことが難しくなります。もし飲み切れない場合は、料理に使うなど別の用途を考えるのも一つの方法です。

まとめ

赤ワインに含まれる栄養素や健康効果、飲み過ぎのリスク、適切な飲み合わせ、保存方法について詳しく解説してきました。赤ワインはポリフェノールをはじめとする有益な成分を含んでおり、適量を守って楽しむことで、心血管系の健康や抗酸化作用といったプラスの効果が期待できます。一方で、過度の飲酒は肝臓への負担や依存症、生活習慣病のリスクを高めるため、自分の体質や生活状況に合わせた適量を守ることが何よりも重要です。食事との相性や保存方法にも気を配り、赤ワインを安全に、そして豊かに楽しむための知識を日常生活に活かしていきましょう。

この記事の監修管理栄養士