女性の「一日の糖質摂取量」は男性より何g少ない?糖質制限の注意点も管理栄養士が解説!

糖質の一日の摂取量はどのくらい?メディカルドック監修医が、男性や女性の目標量のほか、ダイエット中の方が注意すべき点について詳しく解説します。
※この記事はメディカルドックにて『「糖質の一日の摂取量」はご存知でしょうか?不足すると現れる症状も管理栄養士が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修管理栄養士:
流田 春菜(管理栄養士)
目次 -INDEX-
「糖質」とは?

私たちの生命を維持するのに必要なエネルギーをつくりだす栄養素には炭水化物・脂質・たんぱく質があります。その一つである炭水化物から食物繊維をのぞいたものを糖質といい、主食(ご飯・パン・麺・芋類)や菓子類、清涼飲料水などに含まれています。
糖質を摂り過ぎると血糖値が急上昇し、過剰になった糖質は中性脂肪に変化し肥満の原因になります。逆に、極端な糖質制限や不規則な食事によって低血糖を起こすことがあり、注意が必要です。過剰に摂取したり制限したりせず、適度な摂取を心がけましょう。
【男性】糖質の一日の摂取量

炭水化物の摂取目標量として、50〜65%エネルギーとされています。つまり必要なエネルギーの内50〜65%は炭水化物からエネルギーを摂取するように、ということです。平均的な体格で活動量も中程度の成人男性であれば、推定エネルギー必要量は約2700kcalなので、340g〜440gほどの炭水化物摂取が望ましいといえます。ごはん200gを3食食べても糖質量は約230gです。
【女性】糖質の一日の摂取量

女性も同じく、炭水化物の摂取目標量として、50〜65%エネルギーとされています。つまり必要なエネルギーの内50〜65%は炭水化物からエネルギーを摂取するように、ということです。平均的な体格で活動量も中程度の成人女性であれば、推定エネルギー必要量は約2000kcalなので、250g〜330gほどの炭水化物摂取が望ましいといえます。ごはん150gを3食食べても糖質量は約170gです。
【ダイエット中の女性】糖質の一日の摂取量

ダイエット・糖質制限などのキーワードで検索すると、70g〜130gにおさえるよう推奨するものがありますが、まだエビデンスが乏しい情報なので注意が必要です。摂取したエネルギー量と消費したエネルギー量のバランスが崩れると、やせたり太ったりします。ダイエットを目的とするのであれば、糖質を過剰に制限するのではなく、全体的なエネルギーの見直し、規則正しい生活を心がける、活動量を増やすなどしましょう。
「糖質の一日の摂取量」についてよくある質問

ここまで糖質の一日の摂取量を紹介しました。ここでは「糖質の一日の摂取量」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
白米の糖質の量は多いですか?
流田 春菜
精白米を見ると、食品100gあたりでは単糖当量として38.1gの糖質が含まれています。1食分では、コンビニおにぎり2個(約200g)で76.2gとなります。食パン(6枚切り)1枚が28.9gと、食パンの方が糖質が低いのですが、脂質や添加物も含まれていることが気になります。献立を考えたときにバランスの良くなる和食がおすすめです。
糖質50gはどれくらいの量ですか?
流田 春菜
ごはん軽くお茶碗1杯(130g)、食パン2枚(6枚切り)、うどん1玉(ゆで250g)が糖質50gに該当します。他にサイダーやオレンジジュースなどの清涼飲料水は500ml、スポーツドリンクは1000ml、柿や梨は2個に糖質50gが含まれています。
まとめ
摂り過ぎた糖質はエネルギーに変換されずにグリコーゲンや中性脂肪となります。糖質が不足したときにはこれらの貯金を切り崩しますが、糖質の多い食事が続くと、肥満や糖尿病などの生活習慣病を引き起こします。血糖値が高い状態が続くことで血管が傷つき、脂質異常症、動脈硬化を引き起こすこともあります。かと言って、極端に糖質を制限してたんぱく質や脂質を多く摂取することは望ましくありません。栄養素はチームで働きます。特定の食品ばかりを食べることなく、様々な食品から満遍なく栄養素を摂取することを心がけましょう。
「糖質」と関連する病気
「糖質」と関連する病気は3つほどあります。各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
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