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子どものひざの痛み「オスグッド」とは?治療からスポーツ復帰までの期間と予防法【医師解説】

 公開日:2026/05/10
治療から復帰までの流れと予防方法

部活やクラブ活動に励む成長期のアスリートにとって、ひざの下に痛みを感じる「オスグッド・シュラッター病」は、決して珍しくないスポーツ障害です。放置してしまうと痛みが慢性化したり、成長期を過ぎても痛みが残ったりする可能性もあるため、早期の対応が重要だとされています。そこで今回は、オスグッド・シュラッター病の治療から復帰までの流れと予防方法について、つくる整形外科祐天寺駅前スポーツクリニック院長の中谷創医師に詳しく解説していただきました。

中谷 創

監修医師
中谷 創(つくる整形外科祐天寺駅前スポーツクリニック)

プロフィールをもっと見る
2005年4月 防衛医科大学校病院 自衛隊中央病院 初期研修医
2007年6月 自衛隊中央病院 整形外科、習志野駐屯地医務室
2009年8月 防衛医科大学校病院 整形外科、埼玉社会保険病院 整形外科
2012年10月 防衛医科大学校 医学研究科(大学院)
2016年10月 自衛隊札幌病院 整形外科部長
2018年8月 自衛隊中央病院 整形外科医長、自衛隊体育学校 医官
2022年12月 つくる整形外科 開院

編集部編集部

治療方法の選択肢には一般的にどのようなものがありますか?

中谷 創先生中谷先生

オスグッド・シュラッター病の治療は、「保存療法」が基本です。痛みがあれば運動を中止し、安静を保つことが第一です。日常生活においてもひざ下の靭帯への負担を軽減するため、専用のサポーターを使うこともあります。また、大腿四頭筋や股関節周囲のストレッチをおこない、柔軟性を高めることで再発を防ぎます。まれに、成長軟骨が剥がれてしまい手術が必要となるケースもありますが、多くの場合は保存療法で改善します。

編集部編集部

治療の後、スポーツ復帰するまでにはどのくらいの時間がかかりますか?

中谷 創先生中谷先生

症状の程度によりますが、歩くだけでも痛いという重度の場合は、スポーツ復帰までに3カ月から半年以上かかることもあります。一方で、運動時のみの軽い痛みであれば、1カ月程度の安静で回復しスポーツ復帰できる場合もあります。無理をして悪化させないよう、段階的に運動を再開し成長に合わせてトレーニングを継続することが大切です。

編集部編集部

予防方法や再発を防止する方法はありますか?

中谷 創先生中谷先生

オスグッド・シュラッター病の予防に最も重要なことは、大腿四頭筋の柔軟性を保つことです。そのためにはストレッチを継続的におこなうことが必要です。また、骨盤や腰回りの筋肉の安定性を高めるトレーニングも効果的です。骨盤が前傾するとひざに負担がかかりやすくなるため、腸腰筋(ちょうようきん)などのインナーマッスルを鍛えることも予防につながります。運動後のアイシングやクールダウンも再発防止に有効です。

※この記事はMedical DOCにて<子どものひざの痛み…もしかしてオスグッド? 予防・再発防止のポイントを医師に聞く【親御さん必見!】>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

この記事の監修医師