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目の周りに「できもの」ができる原因とは? 良性と悪性腫瘍の違いを医師に聞く

 公開日:2024/12/16

目の周りにできる「できもの」は、医学的に「腫瘤」と呼ばれ、その場所や性質によってさまざまな種類があります。良性か悪性かで治療方針が異なるため、早めの診断が重要です。今回は、中村眼科の中村先生に目の周りのできものについて、その症状や原因、適切な対応方法を伺いました。

中村 裕

監修医師
中村 裕(中村眼科)

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1985年、慶應義塾大学医学部を卒業後、慶應義塾大学医学部眼科学教室に入局し、日野市立病院眼科医長や慶應義塾大学医学部眼科学教室助手、慶應義塾大学医学部眼科学教室チーフレジデントを歴任。後に同大学専任講師となり、腫瘍・外傷外来の責任者として勤務。1991年、東京都葛飾区新小岩に中村眼科を開院、院長となる。

編集部編集部

目の周りのできものについて教えてください。

中村 裕先生中村先生

できものは、医学的には「腫瘤」と呼ばれます。目や、目の周りのできものは、できる場所によって、眼瞼腫瘍、角結膜腫瘍、眼窩腫瘍、眼内腫瘍などに分けられます。

編集部編集部

どんな症状が出るのですか?

中村 裕先生中村先生

眼腫瘍の症状は、その種類や原因によって異なりますが、基本的には症状のない場合がほとんどです。出るとすれば、まぶたや結膜の腫れや赤み、視力の変化、涙の過剰分泌、目の痛みや不快感などが比較的多くみられる症状です。

編集部編集部

「腫瘍」と聞くと、がんを想像してしまいます。

中村 裕先生中村先生

腫瘍とは、細胞が腫瘍性に異常に増殖した塊を指します。一般的に、もとになる細胞が悪性だとがんと診断されます。つまり「眼腫瘍」は眼の細胞が腫瘍性に増殖した場合を指す一般的な用語ですが、これが良性のものか悪性のものかによって具体的な診断が変わり、悪性の細胞が増殖した場合にがんと診断されるのです。

※この記事はメディカルドックにて【眼腫瘍・目の周りの「がん」を眼科医が解説 悪性が疑われるできものの症状や治療法とは?】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

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