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「フレイル」を予防する”3つの基本”はご存じですか?医師が解説!

 公開日:2026/04/29
「フレイル」を予防する”3つの基本”はご存じですか?医師が解説!

フレイルを予防する方法はどのようなものがあるでしょうか。メディカルドック監修医がフレイルの予防法について解説します。

※この記事はメディカルドックにて『1mを何秒で歩けないと「フレイル」?寝たきりを防ぐ"診断基準"を医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

木村 香菜

監修医師
木村 香菜(医師)

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名古屋大学医学部卒業。初期臨床研修修了後、大学病院や、がんセンターなどで放射線科一般・治療分野で勤務。その後、行政機関で、感染症対策等主査としても勤務。その際には、新型コロナウイルス感染症にも対応。現在は、主に健診クリニックで、人間ドックや健康診断の診察や説明、生活習慣指導を担当している。また放射線治療医として、がん治療にも携わっている。放射線治療専門医、日本医師会認定産業医。

フレイルとは?

高齢になると、「最近疲れやすい」「歩くのが遅くなった」「食事量が減った」など、加齢による変化を自覚する方が増えてきます。こうした変化が重なった状態を「フレイル」と呼び、要介護状態へ移行する前段階として近年注目されています。フレイルは早期に気づき、適切に対処することで進行を防ぐことが可能です。

フレイルの定義

フレイルとは、加齢に伴って筋力や活動量、認知機能、社会的つながりなどが低下し、心身の回復力(予備力)が弱くなった状態を指します。病気ではありませんが、放置すると転倒や骨折、入院、要介護につながるリスクが高まるため、早期発見と予防が重要です。

フレイル・サルコペニア・老年症候群の違いは?

フレイルは「心身・社会面を含めた総合的な虚弱状態」を指します。一方、サルコペニアは「筋肉量や筋力の低下」に特化した概念です。老年症候群は、転倒や認知機能低下、尿失禁など、高齢者に多くみられる症状の総称であり、フレイルやサルコペニアはいずれも老年症候群の一部と考えられます。

「フレイル」を予防するには?

フレイル予防の基本は、運動・栄養・社会参加の3つをバランスよく保つことです。ウォーキングや筋力トレーニングを無理のない範囲で継続し、たんぱく質を意識した食事を心がけましょう。十分な睡眠と、ストレスをため込まない生活も重要です。人との交流や趣味活動を続けることは、身体機能だけでなく認知機能の維持にも役立ちます。

「フレイルの診断基準」についてよくある質問

ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「フレイル」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

フレイルかどうか確認する方法はありますか?

木村 香菜木村 香菜 医師

フレイルはJ-CHS基準などを用いて評価されます。指輪っかテストや握力測定などの簡易チェックも目安になります。

フレイルの5つの評価項目は何でしょうか?

木村 香菜木村 香菜 医師

体重減少、疲労感、筋力低下、歩行速度低下、身体活動量低下の5項目です。

フレイルになりにくいBMIの基準はありますか?

木村 香菜木村 香菜 医師

高齢者ではBMI20~24程度が目安とされ、やせすぎはフレイルのリスクとなります。

親がフレイル予備軍かどうか診断してもらうには何科を受診したら良いですか?

木村 香菜木村 香菜 医師

まずはかかりつけ医や内科、老年内科への相談が適しています。

フレイルで寝たきりにならないためには何歳頃から予防すべきでしょうか?

木村 香菜木村 香菜 医師

50代頃から生活習慣を意識し、運動や栄養管理を行うことが望ましいです。メタボリックシンドローム、高血圧、糖尿病などの生活習慣病の予防と管理を通じて、脳卒中、心臓病、腎臓病のリスクを減らし、または重症化を防ぐことが60歳~65歳以降のフレイルの予防につながります。

まとめ フレイルの診断基準は5項目ある!

フレイルは、「年齢のせい」と見過ごされがちですが、明確な診断基準に基づいて評価できる状態です。日本では、体重減少、疲労感、筋力低下、歩行速度の低下、身体活動量の低下という5項目からなる診断基準(J-CHS基準)が用いられています。
フレイルは放置すると、転倒や要介護、認知機能低下などにつながるリスクがありますが、診断基準を正しく理解し、早い段階で対策を始めることで進行を防ぐことが可能です。体重や活動量、歩行や筋力の変化に注意し、気になる点があれば医療機関へ相談することが、健康寿命を延ばす第一歩となります。

「フレイル」で考えられる病気と特徴

「フレイル」から医師が考えられる病気は7個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

整形外科系の病気

脳神経内科系の病気

内科系の病気

  • 低栄養
  • 肥満

精神科系の病気

フレイル状態は、上記の病気と密接に関係しています。診断基準ならびにセルフチェックをして、早期発見と対策につとめましょう。

「フレイル」に関連する症状

「フレイル」と関連している、似ている症状は7個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

関連する症状

フレイルでは筋力低下や身体機能の衰えが進むため、日常生活の中でさまざまな不調として現れることがあるのが特徴です。

この記事の監修医師