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「膵臓がん」で手術できるのは何%?”3つの治療法”の特徴を医師が解説!

 公開日:2026/04/11
「膵臓がん」で手術できるのは何%?”3つの治療法”の特徴を医師が解説!

膵臓がんの主な治療選択肢とは?メディカルドック監修医が、手術の種類や抗がん剤治療、放射線治療のほか、術後の生活への影響や副作用について詳しく解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「膵臓がん」は”検診で早期発見”できる?暗黒の臓器で進行して現れる症状も解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

本多 洋介

監修医師
本多 洋介(Myクリニック本多内科医院)

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群馬大学医学部卒業。その後、伊勢崎市民病院、群馬県立心臓血管センター、済生会横浜市東部病院で循環器内科医として経験を積む。現在は「Myクリニック本多内科医院」院長。日本内科学会総合内科専門医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医。

膵臓がんとは?

膵臓は胃の裏側にある細長い形の臓器で、インスリンなどのホルモンを分泌したり、消化を助ける膵液を分泌したりする役割があります。膵臓には全体に膵管という管が通っており、膵液は膵管を使って運ばれます。
膵臓がんの多くは膵管に発生し、がん細胞が小さい時期から膵臓の近くのリンパ節や肝臓に転移しやすいのも膵臓がんの特徴です。転移が広がって腹膜播種を起こすことも稀なことではありません。

膵臓がんは早期発見が難しいがん

膵臓は初期にはほとんど症状がみられないこと、胃カメラや大腸カメラのように直接腫瘍を見ることができないなど、早期には発見しづらい条件がそろっています。
早期の膵臓がんはCT・超音波だけではよくわからないことが多いのも現状です。そもそも膵臓は平べったく、厚みも1cmと薄い臓器のため、少しでも腫瘍が大きくなれば周囲臓器へ浸潤してしまいます。
そのため早くに進行・転移をきたしてしまうことも早期発見が難しい一因です。

膵臓がんの症状

膵臓がんは発症しても初期にはほとんど症状がみられません。そのため早期に発見するのが難しく、症状が出てから診察を受ける方が多いため、診察を受けた段階では進行してしまっていることが多いのです。
手術が難しい状況になっていることも多く、暗黒の臓器という異名がついています。進行してからみられる症状には下記のようなものがあります。

  • 腹痛
  • 腹部のハリ
  • 体重減少
  • 黄疸
  • 腰痛
  • 背中の痛み
  • 糖尿病

膵臓がんの治療方法

膵臓がんの治療方法には、どのようなものがあるのでしょうか。治療法をあらかじめ知っておくと治療方針も定まりやすくなります。下で詳しく見ていきましょう。

手術

膵臓がんの治療において、手術で切除が可能と判断された場合にはできる限り手術を行いますが、実際には膵臓がん全体のうち、手術を行えるのは20〜30%です。膵臓がんの手術には以下の3種類があります。

  • 膵頭十二指腸切除術(すいとうじゅうにしちょうせつじょじゅつ)
  • 膵体尾部切除術(すいたいびぶせつじょじゅつ)
  • 膵全摘術(すいぜんてきじゅつ)

膵全摘術を行うと膵臓をすべて摘出するため、膵臓からのインスリンや消化酵素が分泌されなくなり、糖尿病や脂肪肝などの状態になります。術後には定期的なインスリンの使用や、消化剤の服用などが必要です。

抗がん剤治療

膵臓がんに対しては、主に細胞障害性抗がん剤が使われます。状況によってはがん遺伝子検査を行い、その結果次第で分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬(がん細胞が免疫の働きを邪魔しないようにする薬)が使われることもあります。
抗がん剤治療で使われる薬は複数あり、その組み合わせは状態によって変わるため、どのような薬を使うのかについては担当医に説明してもらいましょう

放射線治療

放射線治療には、2種類の治療法があります。

  • 治療効果を高める化学放射線療法
  • 症状を緩和するための放射線治療

抗がん剤(化学療法)と放射線治療を組み合わせた治療法で、手術のできない膵臓がんに対して行う治療法です。手術できない膵臓がんの症状の緩和に放射線治療を用いることもあります。
また、放射線の量や当てる部位によって違いはありますが、放射線治療の副作用が出る場合があります。以下にあげる症状は、放射線治療の一般的な副作用です。

  • 皮膚の色素沈着
  • 食欲不振
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 白血球の減少

手術ができない膵臓がんの場合、根治を目指すことは難しく、予後を伸ばすための治療となります。その場合は、いつか必ず効果がなくなるときが来ることを頭に入れておきましょう。

膵臓がんの検診についてよくある質問

ここまで膵臓がんの検診方法を紹介しました。ここでは「膵臓がん検診」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

膵臓がん検診に必要な費用はどれくらいですか?

膵臓がん検診の費用については何を受けるか、どこの医療機関で受けるかによって変動します。血液検査(腫瘍マーカー)・超音波検査・CT検査でおよそ40,000円(税込)前後です。この検査に加えて遺伝子検査・MRI検査・内視鏡検査・内視鏡による撮影・病理検査など検査項目が増えれば金額は上がります。1〜2日かけて行われる膵臓がんドックの場合内容によっても変わりますが、1日入院でおよそ100,000〜200,000円(税込)というところもあります。

膵臓がん検診はどの病院でも受けられますか?

どこまでの検査を受けたいかによっても違いますが、MRIなどの大型医療機器のある病院は限られているため、どの病院でも受けられるわけではありません。血液検査やエコー検査のできる病院は多いので、受けたい検査内容を精査したうえで病院を探してください。

編集部まとめ

膵臓がんとその検査方法について解説してきました。初期の膵臓がんは症状がほとんどなく、発見されたときには手術や治療が難しい状態になっていることも多いがんです。

家族に膵臓がんの患者さんがいる、気がかりなことがあるという場合は、早めの膵臓ドッグをおすすめします。

膵臓がんは通常の健康診断や人間ドックでは見つけることが難しいのが実情です。適切な受診や膵臓がんドックで早期発見・早期治療を心がけましょう。

膵臓がんと関連する病気

「膵臓がん」と関連する病気は2個程あります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

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膵臓がんと関連する症状

「膵臓がん」と関連している、似ている症状は5個程あります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

関連する症状

  • 腰痛
  • 背中の痛み
  • 黄疸
  • 体重減少

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