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「胆嚢がんの原因」は?発見されたら“どんな治療”をするのか医師が解説!

 公開日:2026/02/27
「胆嚢がんの原因」は?発見されたら“どんな治療”をするのか医師が解説!

胆嚢がんは、消化器系のがんの中でも比較的まれながんの1つです。

そのため、胆嚢がんの症状や原因、治療方法については十分に知られているわけではありません。

この記事では、胆嚢がんの基本的な知識から、その原因・治療方法について詳しく解説していきます。

胆嚢がんに関する正確な情報を知ることで、早期発見や適切な治療への道を開く手助けとなることを願っています。

※この記事はメディカルドックにて『「胆嚢がんの原因」はご存知ですか?症状・検査法・治療法も解説!【医師監修】』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

甲斐沼 孟

監修医師
甲斐沼 孟(上場企業産業医)

プロフィールをもっと見る
大阪市立大学(現・大阪公立大学)医学部医学科卒業。大阪急性期・総合医療センター外科後期臨床研修医、大阪労災病院心臓血管外科後期臨床研修医、国立病院機構大阪医療センター心臓血管外科医員、大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、大手前病院救急科医長。上場企業産業医。日本外科学会専門医、日本病院総合診療医学会認定医など。著書は「都市部二次救急1病院における高齢者救急医療の現状と今後の展望」「高齢化社会における大阪市中心部の二次救急1病院での救急医療の現状」「播種性血管内凝固症候群を合併した急性壊死性胆嚢炎に対してrTM投与および腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行し良好な経過を得た一例」など。

胆嚢がんとは?

胆嚢がんは、消化器系のがんの一種で、胆嚢と呼ばれる小さな臓器に発生する悪性腫瘍です。
胆嚢は、肝臓から分泌される胆汁を一時的に蓄え、食事によって刺激されると胆汁を十二指腸に送り出す役割を果たしています。胆嚢がんは、この胆嚢の内壁から発生し、進行すると周囲の臓器やリンパ節に広がる可能性があります。
胆嚢がんは、初期段階では自覚症状が少ないため、発見が遅れる傾向にあるといえるでしょう。そのため、診断された際には進行していることが多く、治療が困難ながんとされています。早期発見と適切な治療が重要であり、定期的な健康診断や自覚症状に注意を払うことが求められます。

胆嚢がんの原因は?

胆嚢がんの発症の原因として代表的なものは下記の5つです。

  • 胆石
  • 胆嚢ポリープ
  • 慢性胆嚢炎
  • 高脂肪な食事・飲酒・喫煙などの生活習慣
  • 遺伝的要因

原因の1つとして考えられているのが、胆石です。胆嚢に石ができる状態を胆石症といい、この胆石が長期間存在し、胆嚢の内壁に炎症や刺激が続くことでがん化するリスクが高まるとされています。
また、胆嚢の内壁から突き出た良性の腫瘍を胆嚢ポリープといい、この胆嚢ポリープは時間の経過とともに悪性化する可能性があります。
さらに、慢性胆嚢炎も胆嚢がんのリスク要因の1つです。胆嚢が炎症することを慢性胆嚢炎といい、胆嚢炎を繰り返すことで、胆嚢の細胞に変化が生じる場合もあります。それによって、胆嚢の細胞ががん化するリスクを増加すると考えられています。
食生活や生活習慣も胆嚢がんのリスクを高める要因です。特に、高脂肪の食事・過度なアルコール摂取・喫煙などが胆嚢がんのリスクを高めることが知られています。
ほかにも、遺伝的要因も胆のうがんの原因の1つと考えられています。そのため、家族に胆嚢がんになった人がいる場合には、注意が必要です。もちろん、これらのリスクファクターが存在するからといって、必ずしも胆嚢がんになるわけではありません。しかし、リスクファクターを持つ人は定期的な健康診断や専門の医師の診察を受けることで、早期発見・早期治療につなげることが重要です。

胆嚢がんの治療方法

胆嚢がんの主な治療方法としては、手術と化学療法の2つがあります。ここでは、それぞれの治療方法について詳しく解説をしましょう。

手術療法

胆嚢がんの主な治療方法の1つが手術療法です。がんが初期段階であり、他の臓器への転移していない場合には手術によって胆嚢を摘出することが考えられます。
しかし、胆嚢の周囲の組織や臓器に広がっている場合、それらの部分も同時に摘出しなければならない場合があります。この手術の目的は、がん組織を完全に取り除くことで再発のリスクを低減することです。

化学療法

手術が困難な場合やがんが進行している場合に、選択される治療方法が化学療法です。化学療法は、がん細胞の成長を抑制する薬剤が使用され治療を行います。これにより、がんの進行を遅らせたり、症状を緩和したりすることが可能です。
化学療法は、単独で行われることもあれば手術や放射線治療と併用して行われることもあります。

編集部まとめ

今回の記事では、胆嚢がんの症状について詳しく解説しました。

しかしながら、胆嚢がんは初期症状がないことも多いため、症状が出始めたときには治療が困難になっている場合もあります。

そのため、健康診断やがん検診を定期的に受け、胆嚢がんを早期発見することが大切です。

胆嚢がんと関連する病気

「胆嚢がん」と関連する病気は5個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。

胆道系の病気

  • 胆道炎
  • 原発性硬化性胆管炎

肝臓の病気

胆嚢がんのリスクを高める疾患としては、上記のようなものがあります。特に、胆道や肝臓の疾患は胆嚢がんの発症リスクを増加させる可能性が考えられます。定期的な健康診断や自身の体調の変化に注意を払って早期発見に努めましょう。

胆嚢がんと関連する症状

「胆嚢がん」と関連している、似ている症状は6個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

関連する症状

  • 腹部の痛みや不快感
  • 食後の腹部膨満感
  • 食欲不振や急激な体重減少
  • 皮膚や目の白目が黄色くなる黄疸
  • 悪心や嘔吐
  • 便の色が薄くなる

胆嚢がんの初期症状としては、腹部の痛みや食後の腹部膨満感などが挙げられます。これらの症状が続く場合は、早めに医師の診断を受けることが重要です。早期発見・早期治療が、より良い治療結果に繋がります。

この記事の監修医師