目次 -INDEX-

  1. Medical DOCTOP
  2. 歯科TOP
  3. 矯正歯科TOP
  4. 矯正歯科コンテンツ
  5. 歯科矯正で噛み合わせが悪くなることもある?噛み合わせの悪さで起こる悪影響や対策について解説

歯科矯正で噛み合わせが悪くなることもある?噛み合わせの悪さで起こる悪影響や対策について解説

 更新日:2024/11/23
歯を指差す女性

歯科矯正は歯並びや噛み合わせを治療する方法ですが、治療の方法によっては噛み合わせが悪くなる可能性があるため注意が必要です。

歯科矯正は見た目に美しい歯並びにするために行うケースが多く、治療中に思うように歯が動かず、治療後に噛み合わせが悪くなる症例も報告されています。

本記事では、歯科矯正で噛み合わせが悪くなる可能性や噛み合わせの悪さで起こる悪影響・その対策を解説します。

また、過去に歯科矯正で失敗して困っている方でも対応してくれる歯科医院を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

黑田 哲郎

監修歯科医師
黑田 哲郎(Tokyo-Ite Dental Clinic)

プロフィールをもっと見る
神奈川歯科大学卒業
神奈川歯科大学大学院

歯科矯正で噛み合わせが悪くなることもある?

歯科矯正で噛み合わせが悪くなることもある?
歯科の矯正治療マウスピース型矯正を選択し適切な処置が行われなかった場合、治療の結果、噛み合わせが悪くなる可能性があるなどのデメリットもあります。ワイヤー矯正と比べて、装着後の受診頻度が少ない点が原因と考えられています。
ワイヤー矯正であれば「1ヶ月に1回」の受診が推奨されていますが、マウスピース型矯正は「1〜3ヶ月に1回」の受診となっており、矯正の進行具合をチェックする回数が少ないです。そのため、動かしたい歯が思うように動いていなかったり、歯が倒れてしまったりする可能性があります。
また、歯科矯正には歯科医師の知識や技術・経験値が必要不可欠です。患者さんに適していない矯正治療を行うと、思うように歯が動かなくなり、その結果噛み合わせが悪くなる可能性があります。歯科矯正の方法や、治療を行う歯科医院の選択が重要になるでしょう。

噛み合わせの悪さによる悪影響は?

噛み合わせの悪さによる悪影響は?
噛み合わせが悪くなった場合の悪影響は、次のとおりです。

  • 咀嚼効率が悪くなる
  • むし歯や歯周病になりやすい
  • 発音がしにくくなる

そもそも噛み合わせが悪い状態とは、上下の歯がうまく噛み合わないことを指します。そのため、前歯で食べ物を噛み切れなくなったり、奥歯が大きく噛み合わせると前歯に隙間ができたりします。
上下の関係だけではなく、隣り合わせの歯にも必要のない隙間ができ、空気が抜けることで発音がしづらくなることもあるでしょう。
また歯並びが悪いことで、余計な隙間ができて十分な歯磨きができなくなり、むし歯や歯周病になりやすくなります。

咀嚼効率が悪くなる

噛み合わせが悪くなると、咀嚼効率が悪くなる可能性があります。上下の歯がうまく噛み合わなくなることで、食べ物を噛みきれない部分ができてしまうためです。例えば、上の前歯が大きく下の前歯に覆い被さる「上顎前突」の場合は、前歯で食べ物をうまく噛みきれません。
また、歯列がガタガタになる「叢生(そうせい)」は噛みきれる場所と噛みきれない場所が生じます。このようになると、うまく咀嚼しているつもりでも噛みきれない食べ物ができ、咀嚼効率が悪くなるでしょう。

むし歯や歯周病になりやすい

噛み合わせが悪くなると、むし歯や歯周病になりやすいといわれています。歯がキレイに並んでおらず、隙間が歪(いびつ)になり、十分な歯磨きができなくなるためです。実際に、歯の隙間に食べ物が挟まることがあります。歯ブラシで簡単に取れるものもあれば、難しいものもあるでしょう。
これが歯垢や歯石だとすると、そのまま放置した場合、むし歯や歯周病のリスクが高くなります。したがって、毎日の歯磨きは、むし歯・歯周病の予防に必要不可欠です。噛み合わせが悪くなると毎日の歯磨きが十分にできなくなり、むし歯・歯周病のリスクが高くなるでしょう。

発音がしにくくなる

噛み合わせが悪くなると、発音がしにくくなる可能性があります。噛み合わせが悪いということは、歯並びが悪く、余計な隙間ができてしまうためです。
一般的に発音するときは、声帯を震わせ、唇や舌を巧みに動かし空気を震わせることで音を作り出しています。このときに歯と歯の間に余計な隙間があると、そこから空気が漏れ、うまく発音できません。特に「さ行」「た行」「な行」「ら行」は影響を受けやすいといわれています。
このように噛み合わせが悪くなり歯に隙間ができてしまうと、うまく発音できなくなる可能性があるため注意が必要です。

歯科矯正で噛み合わせが悪くならないための対策

歯科矯正で噛み合わせが悪くならないための対策
歯科矯正で噛み合わせが悪くならないための対策は、次の2つが挙げられます。

  • 噛み合わせ治療に力を入れている歯科医院を選ぶ
  • 事前のカウンセリングをしっかり受ける

歯科矯正を審美的な観点から治療をする方も増えています。しかし、本来は歯並びを矯正するだけではなく、噛み合わせを良くすることが目的です。そのため、審美的な観点ではなく、噛み合わせを良くすることに力を入れている歯科医院を選びましょう。
また、歯科矯正は長い時間をかけて経過観察しながら治療を進めます。すべてが思いどおりになるわけではないため、事前のカウンセリングや歯科医師との相談が重要になるでしょう。

噛み合わせ治療に力を入れている歯科医院を選ぶ

歯科矯正をするときは、噛み合わせ治療に力を入れている歯科医院を選択しましょう。審美性を追及して歯並びだけが良くなり、噛み合わせが悪くなる可能性があるためです。
実際にマウスピース型矯正の場合、歯科医師の治療計画に基づき作成したマウスピースに問題があり、噛み合わせが悪くなる事例が存在します。
また、見た目の歯並びが良くても、歯の中心がずれていたり一部分が噛み合わなくなったりすることもあります。このようにマウスピース型矯正は、噛み合わせが悪くなる可能性もあるため、噛み合わせ治療にも配慮できる歯科医院の選択がおすすめです。

事前のカウンセリングをしっかり受ける

歯科の矯正治療を受ける際は、事前のカウンセリングをしっかりと受けましょう。特に、矯正治療の前に「抜歯」「IPR」を行う場合は注意が必要です。例えば歯科矯正を行う前に、歯を並べるスペースを確保するために抜歯をすることがあります。この場合、抜歯された歯の空間を考慮してマウスピースを作成しても、抜歯箇所の奥の歯が抜歯された空間に倒れてしまうケースがあります。倒れたままでは、歯並びどころか噛み合わせも悪くなるため注意が必要です。
また、IPRとは歯並びを良くするために事前に関係する歯を削る手法です。しかし、歯を削りすぎて予定どおりに矯正治療が進まないケースがあります。このような状態では治療期間も延びてしまい、結果的に不必要に歯を削ったことになるでしょう。
カウンセリングでは、歯科医師の説明をしっかりと確認して、治療の進め方や抜歯・IPRの理解を深めて、治療に臨みましょう。

マウスピース型矯正の主な種類
マウスピース型矯正の主な種類を3つ紹介します。

ここで紹介する種類とは、マウスピース型矯正に使用するマウスピースの製造メーカーのことです。マウスピース型矯正に使用するマウスピースメーカーは数多く存在します。それぞれのメーカーで特徴が異なるため、自身にあったメーカーを選択するようにしましょう。
また、マウスピース型矯正に対応している歯科医院によって、取り扱いのメーカーが異なります。1社のみ取り扱いの医院もあれば、複数のメーカーに対応している医院もあります。
マウスピース型矯正では、マウスピースメーカーを選ぶ方法と対応する歯科医院を選ぶ方法があるため、選びやすい方法で選ぶといいでしょう。
(※1,2)未承認医薬品等であるため医薬品副作用被害救済制度の対象とはならない可能性があります。

インビザライン

インビザラインは、1997年にアメリカで開発され、2005年に日本でも正式に導入されたマウスピース型矯正です。
それまでの歯科矯正はワイヤー矯正のみとなっており、画期的な治療方法として話題になりました。薄く透明なマウスピースで、見た目にわかりにくい点が特徴です。
1日20時間装着し、1〜2週間ごとに新しいマウスピースに交換して歯科矯正を行います。世界100カ国以上の国々で提供され、1400万人以上の患者さんが治療を受けているといわれています。

シュアスマイル

シュアスマイルは、アメリカの「デンツプライシロナ社」が提供する、デジタル3D技術を活用したマウスピース型矯正です。デジタル制作により精度が高く、患者さん一人ひとりにカスタマイズされた治療ができます
最大の特徴は、型取りが不要な点です。最初に口の中を撮影するだけで、シミュレーション機能によりデジタル設計図と治療計画が完成します。治療計画が完成した段階で、すべての矯正装置が揃うため、効率が良く治療期間も短くできるでしょう。
人前に出る職業の方や、結婚式といったライフイベントが控えている方におすすめです。

キレイライン矯正

キレイライン矯正は、前歯の上下12本の矯正治療に特化したマウスピース型矯正です。出っ歯やすきっ歯・ガタガタの歯並びでも対応できます。上下の歯全体ではなく部分的に治療できるため、気軽に治療を始められるでしょう。
ただし、抜歯やIPRを伴った奥歯を大きく動かすような治療には対応できない可能性があります。

噛み合わせの悩みや歯科矯正ならTokyo-Ite Dental Clinic

Tokyo-Ite Dental Clinic
噛み合わせの悩みや歯科矯正ならTokyo-Ite Dental Clinicがおすすめです。おすすめの理由は次の5つが挙げられます。

  • 確かな技術と新しいデジタル診療で安全な治療を実現している
  • 過去に矯正で失敗してしまった方への救済プログラムが用意されている
  • シュアスマイルの症例数が多い
  • 格安矯正で一度失敗した方や再矯正を検討している方でも相談しやすい
  • 女性や費用を安く抑えたい方にも利用しやすい

Tokyo-Ite Dental Clinicは、完全自費診療で、確かな技術と新しいデジタル診療により適切な治療の提供を実現しています。

治療時間の短縮と料金面に配慮し、患者さんに優しい歯科矯正治療を提供している点が特徴です。

矯正治療では、過去にマウスピース型矯正で失敗した方向けの「救済プログラム」を用意し、理想の歯並びを手に入れることを諦めずに、前向きに治療を進められます。

矯正治療だけではなく、ホワイトニング・歯のクリーニング・セラミック治療などに対応しており、見た目にも美しく機能的な口腔環境を取り戻せるでしょう。

確かな技術と新しいデジタル診療で安全な治療を実現

Tokyo-Ite Dental Clinicは、確かな技術と新しいデジタル診療、徹底した衛生管理で、より安全な治療の提供を心がけています。

また、高い技術を持つ歯科医師が新しいデジタル診療を取り入れることにより「より美しく・よりスピーディー」を実現しました。

さらに、セラミックジルコニアの治療では、デジタル診療により歯科技工士を介さず治療できるため、スピーディかつ低料金で提供しています。

衛生管理の行き届いた環境とスピーディーな治療時間・低料金で、初めて治療を受ける方でも安心して利用できるでしょう。

格安マウスピース型矯正で失敗してしまった方への救済プログラムを用意

Tokyo-Ite Dental Clinic
Tokyo-Ite Dental Clinicは、格安マウスピース型矯正で失敗してしまった方への救済プログラムを用意しています。

この記事で解説したように、マウスピース型矯正では自身の歯と合わない治療を受けると思うような効果を得られず失敗に終わるケースも存在します。

矯正治療は時間もお金もかかるため「失敗した」で終わらせるわけにはいきません。

そのような方のためにTokyo-Ite Dental Clinicでは、これまで使用していたマウスピース型矯正装置を持参してもらい、差額で矯正治療を提供しています。

過去の治療にかかった費用が無駄にならず、再矯正治療を受けられるため、マウスピース型矯正で失敗した方にはおすすめの歯科医院といえるでしょう。

シュアスマイルの症例数が多い

Tokyo-Ite Dental Clinicのマウスピース型矯正は、インビザラインシュアスマイルを扱っており、中でもシュアスマイルの症例数が多い点が特徴です。

また、学割プランが用意されており、学生でも相談しやすくなっています。シュアスマイル矯正治療を検討している方は、一度相談してみるといいでしょう。

矯正を希望する方・格安矯正で一度失敗した方・再矯正を検討している方にも

Tokyo-Ite Dental Clinicは、矯正を希望する方・格安矯正で一度失敗した方・再矯正を検討している方におすすめです。

先ほど述べたように「救済プログラム」が用意されており、格安矯正で失敗した経験のある方や再矯正を検討している方でも相談しやすい環境が整っています。

また、患者さん一人ひとりの口元や願望のバランスを考慮して、オーダーメイドで治療を提供しているため、歯並びや噛み合わせで悩んでいる方でも安心して相談できるでしょう。

女性や費用を安く抑えたい方にもおすすめ

Tokyo-Ite Dental Clinicは、女性や費用を安く抑えたい方にもおすすめです。

先述したとおり、患者さん一人ひとりに寄り添った治療を提供しているため、口内環境や口元の審美性でお悩みの女性でも安心して相談できるでしょう。

また、新しいデジタル診療を取り入れ、スピーディーかつ低料金で提供しており、なるべく治療費を安く抑えたい方にもおすすめです。

歯科矯正をはじめ、歯科の審美治療に興味のある方や初めて治療をする方は、Tokyo-Ite Dental Clinicに一度相談してみましょう。

Tokyo-Ite Dental Clinicの「インビザライン」「シュアスマイル」の費用についてはこちら

Tokyo-Ite Dental Clinicの基本情報

アクセス・住所・診療時間

東京メトロ 表参道駅 B1出口徒歩5分
東京メトロ・JR線 渋谷駅 B4出口徒歩10分

東京都渋谷区渋谷2丁目2−1

診療時間
11:00~19:00

※日曜日のみ、子供向け診療を受け付けています。(要事前予約)
※日曜日は不定休になる場合がございます。

この記事の監修歯科医師