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マウスピース型矯正とワイヤー矯正の違いは?それぞれのメリット・費用相場について解説

 更新日:2023/09/27
081 マウスピース矯正 ワイヤー矯正

歯並びや噛み合わせを改善する主な歯科矯正の治療方法に、透明で目立ちにくい矯正装置を使ったマウスピース型矯正と、固定式の装置を使ったワイヤー矯正があります。

マウスピース型矯正とワイヤー矯正にはさまざまな違いがあり、歯並びの状態や予算などに合わせて選ぶことが大切です。

本記事では、マウスピース型矯正とワイヤー矯正の違いについてご紹介します。

また、それぞれのメリット・費用相場についても詳しく解説しますので、歯科矯正を検討している方はぜひ参考にしてください。

浅見 拓也

監修歯科医師
浅見 拓也(蒲田あさみ矯正歯科)

プロフィールをもっと見る
東京都大田区 出身
大田区立徳持小学校 卒業
大田区立蓮沼中学校 卒業
私立桐蔭学園高等学校 卒業
私立東京歯科大学歯学部歯学科卒業 歯科医師免許取得
神奈川歯科大学歯学部附属病院臨床研修 修了
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科
顎顔面矯正学分野 専攻課程修了
医療法人社団佑健会および、その他都内はじめ
関東圏 勤務
蒲田あさみ矯正歯科 院長就任

マウスピース型矯正とワイヤー矯正の違いは?

マウスピース型矯正とワイヤー矯正の違い
マウスピース型矯正とワイヤー矯正は同じ矯正治療ですが、矯正装置・矯正期間・費用が異なります。違いを把握したうえで自分の症状・目的・予算に合わせて治療方法を選択することが大切です。ここでは、それぞれの違いを詳しく解説します。

矯正装置が違う

マウスピース型矯正とワイヤー矯正の違いの一つは矯正装置です。マウスピース型矯正無色透明で、取り外し可能なプラスチック製の矯正装置を使用して歯を移動させ、歯並びを整えます。段階的に新しいマウスピースに交換しながら、少しずつ歯を移動させる矯正方法です。
それに対してワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットと呼ばれる装置を固定し、そこにワイヤーを通して歯を動かします。装置を装着したあとは取り外しができず、装置は付けたままです。1~2か月ごとに通院し、ワイヤーなどの調整をしながら治療を進めます。

矯正期間が違う

マウスピース型矯正とワイヤー矯正では、治療が終了するまでの矯正期間も違います。歯並びの症状によって矯正期間は異なりますが、マウスピース型矯正が1~3年程度、ワイヤー矯正は1~2年程度かかるでしょう。
同程度の歯並びの症状の場合、矯正期間はワイヤー矯正の方が短いといわれています。ワイヤー矯正では、ワイヤーが元に戻る力を利用して歯を動かしているからです。そのため、マウスピース型矯正よりワイヤー矯正の方が歯を移動させる力が強く、歯が動くスピードも速い傾向があります。

費用が違う

マウスピース型矯正とワイヤー矯正が違う別の点は費用です。マウスピース型矯正よりワイヤー矯正の方が費用が高くなる場合があります。マウスピース型矯正の場合は、最初に治療計画をシミュレーションして予測するため、治療期間や費用が変化することはあまりありません。
一方で、ワイヤー矯正は歯の動き具合によって治療期間が短くなったり、長くなったりする場合があります。治療期間が長くなると、当然費用もその分かかるでしょう。マウスピース型矯正とワイヤー矯正にかかるそれぞれの費用の相場は、後ほど詳しく解説します。

マウスピース型矯正のメリット

マウスピース型矯正のメリット
マウスピース型矯正さまざまなメリットがある矯正方法です。具体的には、次のようなメリットが挙げられます。

  • 歯科矯正を行っていることを周りに気づかれにくい
  • 歯磨きや食事の時に取り外しができる
  • 金属アレルギーでも歯科矯正ができる

一方、デメリットもあります。

  • 装着時間が長い
  • ルールを守り正しく進めなければ歯が動かない
  • 歯並びによっては治療が難しい場合もある
  • 自費扱いになるため費用が高額

ここからはマウスピース型矯正のメリットを一つずつ詳しく解説します。

歯科矯正を行っていることを周りに気づかれにくい

マウスピース型矯正のメリットの一つは、歯科矯正を行っていることを周りに気づかれにくい点です。マウスピース型矯正では、プラスチック製の透明な矯正装置を使用します。
矯正装置が目立ちにくいため、対面で話していて気付かれないケースもあるでしょう。周りから歯科矯正を行っていることに気付かれたくない方や、職業柄目立つ矯正装置を付けることが難しい方におすすめの矯正方法です。

歯磨きや食事の時に取り外しができる

マウスピース型矯正の別のメリットは、歯磨きや食事の時に取り外しができることです。マウスピース型矯正は取り外しが可能な装置のため、歯磨きや食事の時には取り外して通常の状態と同じように歯磨きや食事ができます。普段通り歯磨きができるため、お口の環境を清潔に保ちやすいのもメリットといえるでしょう。また、食事の際も装置に食べ物が挟まることなく、食べにくくないのもメリットです。

金属アレルギーでも歯科矯正ができる

マウスピース型矯正のメリットには、金属アレルギーでも歯科矯正ができる点も挙げられます。ワイヤー矯正では金属製の装置を使用するため、金属アレルギーの方は治療ができない場合があるでしょう。マウスピース型矯正で使用するマウスピースはプラスチック製のため、金属アレルギーの方も安心して使用できます。金属アレルギーの方は、マウスピース型矯正を検討してみるとよいでしょう。

ワイヤー矯正のメリット

ワイヤー矯正のメリット
次に、ワイヤー矯正のメリットを見てみましょう。ワイヤー矯正には次のようなメリットがあります。

  • 症例の適応範囲が広い
  • 短期間で効率よく治療を行うことが可能

一方、ワイヤー型矯正にもデメリットはあります。

  • 金属素材の矯正装置は目立ちやすい
  • 口腔内を傷つけ口内炎になりやすい
  • 歯磨きがしづらく、虫歯や歯周病のリスクが高まる
  • 強い痛みが出やすい
  • 保険適用外の場合、費用が高額になる

ここからはワイヤー矯正のメリットを一つずつ解説します。

症例の適応範囲が広い

ワイヤー矯正のメリットの一つは、症例の適応範囲がマウスピース型矯正よりも広いことです。ワイヤー矯正はワイヤーにかける力で歯を動かすため、どの方向にも歯を動かせるほか、歯に大きな力がかけられるメリットがあります。そのため、ほとんどすべての歯並びが適応症例になるでしょう。
具体的には、歯を大きく動かす矯正・奥歯を含めた歯列全体の矯正・噛み合わせ改善のための矯正なども可能です。マウスピース型矯正では矯正が難しいといわれた場合でも、ワイヤー矯正なら治療可能なケースがあるでしょう。

短期間で効率よく治療を行うことが可能

ワイヤー矯正には、短期間で効率よく治療を行うことができるメリットもあります。ワイヤー矯正はワイヤーにかける強い力で歯を動かすため、マウスピース型矯正に比べると治療期間が短めで効率的です。
同じ症例であれば、ワイヤー矯正の方がマウスピース型矯正よりも早く終了するケースが多いでしょう。できるだけ早めに矯正治療を終わらせたい方におすすめです。ただし、全体の治療期間は短めですが、マウスピース型矯正に比べると装置の調整をクリニックで行わなければならないため、通院回数は多くなる可能性もあります。
また、歯の動き方によっては、治療期間が長くなる可能性もあるでしょう。どちらの治療方法にするかは、通院回数なども含めて総合的に判断する必要があります。

歯科矯正の費用相場は?

歯科矯正の費用相場
歯科矯正を検討している方の中には、どのくらい費用がかかるか気になる方もいるでしょう。歯科矯正は基本的に自由診療のため、クリニックにより費用が異なりますマウスピース型矯正の場合と、ワイヤー矯正の場合の費用相場をご紹介します。

マウスピース型矯正の場合

マウスピース型矯正で全体矯正を行う場合、費用の相場は70~120万円(税込)ほどです。前歯を中心とした部分矯正であれば、30~70万円(税込)ほどで済むでしょう。前歯のすきっ歯が気になる場合など、部分矯正なら費用が抑えられるため、歯並びの一部が気になる場合は部分矯正がおすすめです。
また、マウスピース型矯正のブランドによっても費用は異なります。費用を少しでも抑えたい場合は、低価格のブランドを扱っているクリニックを探してみるのも一つの方法です。ただし、安価なマウスピースの場合、適応される症状が限られている場合があるでしょう。

ワイヤー矯正の場合

ワイヤー矯正の場合、全体矯正・部分矯正だけでなく、表側矯正・舌側矯正裏側矯正)・ハーフリンガル矯正などがあります。また、ブラケットの素材などもさまざまな種類が用意されていて、費用も異なるでしょう。
一番ポピュラーな表側のワイヤー矯正で70~100万円(税込)ほどが相場です。
それに対して歯の裏側に装置を付ける舌側矯正裏側矯正)の場合は、100~150万円(税込)ほどが相場になるでしょう。舌側矯正裏側矯正)にすれば矯正装置が目立たないメリットはありますが、技術が求められるため費用は高い傾向があります。
少しでも費用を抑えたい場合は、上側の歯だけ裏側に装置を取り付け、目立ちにくい下側の歯は通常の表側にする方法も良いでしょう。

マウスピース型矯正・ワイヤー矯正なら蒲田あさみ矯正歯科にご相談を

蒲田あさみ矯正歯科
ここまで、マウスピース型矯正とワイヤー矯正の違いについて解説してきましたが、どちらかの矯正方法で歯科矯正を検討しているなら、蒲田あさみ矯正歯科がおすすめです。

蒲田あさみ矯正歯科は、東京都大田区西蒲田にある矯正歯科で、JR蒲田駅西口から徒歩3分の通いやすい場所にあります。

週によっては土曜日・日曜日も診療を行っているため、仕事や学校が休みの日に通いやすいでしょう。

また、3D口腔内スキャナーや歯科用CTを導入しており、歯並びの状態のシミュレーションや3次元による骨格や歯の傾きの分析などが可能です。

医療用空気清浄機の導入や、器具の滅菌処置など感染対策にも力を入れているため、安心して治療を受けやすいでしょう。矯正治療に関する蒲田あさみ矯正歯科の特徴を詳しくご紹介します。

日本矯正歯科学会認定医がマウスピース型矯正を担当

蒲田あさみ矯正歯科では、日本矯正歯科学会認定医がマウスピース型矯正を担当しています。

矯正専門の歯科医師が診査・診断を行い、患者さん一人ひとりに合わせた治療を提案していることが特徴です。

また、院長は大学病院時代からこれまでに数多くの矯正歯科治療を行ってきた経験があります。

そのため、適切な診断と、細かな歯の動きに対する理解に基づいた治療が受けられます。

院長のほかにも、女性の矯正医や矯正治療に特化した歯科衛生士も在籍しており、女性の患者さんも悩みを相談しやすい環境です。

必要に応じてマウスピース型矯正とワイヤー矯正との組み合わせ治療も可能

必要に応じてマウスピース矯正とワイヤー矯正との組み合わせ治療も可能
蒲田あさみ矯正歯科では、必要に応じてマウスピース型矯正とワイヤー矯正とを組み合わせた治療を行うことも可能です。

マウスピース型矯正は、歯並びの状態によっては適応外となるケースもあります。

こちらのクリニックでは、ワイヤー矯正や歯科矯正アンカースクリューとの併用により、矯正治療が可能なケースならどのようなケースでも対応可能です。

これまで目立ちにくいマウスピース型矯正をしたかったものの、ワイヤー矯正でないと難しいと言われていた方も相談してみてはいかがでしょうか。

ワイヤー矯正は金属を使用せず目立たない白のセラミックのみを使用

ワイヤー矯正を行う場合、ブラケットに金属を使用せず、目立たない白のセラミックのみを使用しています。

また、ブラケットに通すワイヤーをシルバーのものではなく、ホワイトでコーティングされたものを使っているのも特徴です。

そのため、歯の色合いになじんでワイヤーが目立ちにくいでしょう。

また、歯の裏側に矯正装置を取り付ける矯正方法にも対応しています。

ワイヤー矯正でも、できるだけ歯科矯正をしていることを周りの方に気付かれたくない方におすすめのクリニックです。

蒲田あさみ矯正歯科の基本情報

アクセス・住所・診療時間

JR京浜東北線・東急池上線・東急多摩川線 蒲田駅 徒歩3分

東京都大田区西蒲田7-43-9 ザ・シティ蒲田Ⅱ 2F

診療時間
10:00~13:30
15:00~18:30

★:15:00~19:00
▲:土曜日(第1・第3・第5)、日曜日(第2・第4):9:30~13:00/14:00~17:00
※完全予約制

この記事の監修歯科医師