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歯科医師がおすすめする矯正歯科の選び方|矯正歯科選びで大事なポイントをご紹介

 更新日:2023/10/25
矯正歯科 選び方

歯列矯正を行うと口内環境だけでなく、心身共に良い影響を与えます。ですが歯列矯正は人によって症状も異なり、適切な治療を受けるためには歯科医院の選択を慎重に行う必要があります。

しかし、判断基準を知らずに公式ホームページを確認しても、自身にあった歯科医院を見つけ出すことは難しいでしょう。

今回は、歯科医師がおすすめする矯正歯科の選び方について解説していきます。歯列矯正に興味を持っている方は是非参考にしてください。

鶴岡 紗吏

監修歯科医師
鶴岡 紗吏(鶴岡歯科医院)

プロフィールをもっと見る
2011年 鶴見大学歯学部 卒業
2012年 鶴見大学歯学部 歯科矯正学講座 入局
2015年 第74回日本矯正歯科学会大会 優秀発表賞受賞
2017年 鶴見大学大学院 歯学研究科(歯科矯正学)卒業 博士号取得
日本矯正歯科学会 認定医 取得
2018年 アメリカ矯正歯科学会 Wayne G. Watson Award for Biologic or Experimental Research 受賞

歯科医師がおすすめする矯正歯科の選び方

歯科医師がおすすめする矯正歯科の選び方
歯科医院で受けられる治療の中から歯列矯正を希望する場合は、慎重に受診する歯科医院を決めましょう。歯列矯正を受ける歯科医院を選ぶ際に重要なのは、歯科医師の経験や技術力・設備などが挙げられます。
歯列矯正は、歯科医師の経験や技術力が求められる治療です。なぜなら、個人によって症状は異なり、どの治療方法が適しているかを見極める必要があるからです。数多くの症例に対応してきたことがある歯科医師なら、患者さんの症状に合った適切な歯列矯正を行える可能性が高くなるでしょう。
患者さんの症状に合わせた歯列矯正を行うためには、設備も大事です。正確な診断・治療を行うためには、先進的な設備が揃っている方が良いといえます。
ここまで述べてきたものは、矯正歯科を選ぶ際の最初のポイントと考えてください。治療を受ける際にどの部分に重点を置きたいか、他にもどのようなポイントがあるか、次項以降で詳しく説明していきます。

矯正歯科選びで大事なポイントは?

矯正歯科選びで大事なポイントは?
歯列矯正は長期的な治療になるので、自分に合った治療を行ってくれる歯科医院を選ぶことが重要です。
まずは、矯正歯科選びで大事になるポイント4つをみていきましょう。

カウンセリングで親身に話を聞いてくれるかどうか

矯正歯科に限りませんが、まずはカウンセリングから始まることは珍しくありません。このカウンセリングで現在の悩みや求める治療を確認し、治療の提案・流れの説明を行います。初診ではカウンセリングに加え、噛み合わせの確認・レントゲン撮影などを行う場合があります。
これらの情報をもとに治療方針の提案が行われるので、不明な点はきちんと確認し、納得したうえで治療を受けられるかどうかが重要となってきます。

選べる矯正装置が豊富かどうか

矯正治療で行われる矯正装置はたくさんの種類があります。
例えば、一番イメージされるのはワイヤーとブラケットと呼ばれる器具を使用したワイヤー型矯正でしょう。歯の表側や裏側にブラケットを装着し、ワイヤーを使って歯を動かします。メリットは、さまざまな症例に対応でき大きく歯を動かせる治療法だということです。しかし、矯正器具が目立ちやすく口腔内が傷つくことがあるというデメリットもあります。ワイヤー矯正の費用は、70〜150万円(税込)程が目安となります。
ポリウレタン製のマウスピースで行うマウスピース型矯正装置もあります。透明で薄いマウスピースを装着し、徐々に歯を動かしていきます。メリットは、目立ちにくいため矯正をしていることが周囲にわかりにくいということと、自分で取り外しができることです。デメリットは、装着時間が一日20時間以上であることや、対応できない症状もあることです。マウスピース型矯正装置の費用は、70〜120万円(税込)程が目安となります。
矯正装置は、歯科医院によって取り扱う種類が異なります。治療の選択肢が多い方がより自身にあった治療法を選択できるため、どんな矯正装置を取り扱っているか矯正歯科を選択する際は重要なポイントとなります。取り扱っている矯正装置については、公式ホームページや電話・メールなどのお問合せで確認できます。

歯列矯正以外の治療も受けられるか

歯科医院の中には、矯正治療を専門にしている歯科医院も多く存在します。そのため一般歯科・矯正歯科2つの医院で連携し、治療を行うことも珍しくありません。
矯正歯科を選ぶ際のポイントとして、矯正歯科のみではなく一般歯科も行っている歯科医院で治療を受けるというものがあります。そうすることで、一般歯科の治療も必要な際に2つの医院に通う必要がなく、情報の共有もスムーズに行えるため効率的な治療を受けられます。

日本矯正歯科学会の認定医が在籍しているか

歯列矯正をする際、日本矯正歯科学会認定医がいるか確認するのも重要なポイントです。
日本矯正歯科学会により認定された歯科医師を「日本矯正歯科学会認定医」といいます。日本矯正歯科学会認定医を取得するには、学会が定めた基礎研修機関(大学病院)において2年以上の基礎研修と、その期間を含め5年以上の臨床研修を受け、論文発表や学会発表、約50症例以上の治療実績を得る必要があります。そうすることで認定医試験を受ける資格が与えられ、そして学会主催の認定医試験に合格することで認定医を取得することができます。
現在、日本矯正歯科学会認定医は歯科医師全体の約2.5%程となっています。
認定医・臨床指導医の資格を持つ歯科医師が在籍していなくても歯列矯正は行えますが、認定医・臨床指導医がいると、専門性や経験、技術力で安心だといえるでしょう。

治療費用だけで選ぶと損をする?

治療費用だけで選ぶと損をする?
歯列矯正は原則自費治療となるため、歯科医院ごとで矯正にかかる費用は大きく異なります。全ての歯に矯正を行う全体矯正の場合、70~150万円(税込)程と非常に幅があるため費用面で歯科医院を決定する方は珍しくありません。ですが、治療費用のみで治療を選択すると、結果的に満足した治療結果が得られない可能性があります。
歯列矯正は時間がかかる治療のため、歯科医師とのコミュニケーション・矯正技術など求められる要素が非常に多いです。治療費用は重要な要素ですが、それに固執して結果的に不安や不満足な治療結果とならないよう気を付けましょう。

歯列矯正を専門的に学んでいない歯科医師が治療を行っている可能性がある

矯正治療は、スペシャリストによる治療が求められます。しかし、日本矯正歯科学会の認定医がいなくても歯列矯正は行えるため、歯列矯正を専門的に学んでいない歯科医師が治療を行う場合もあります。
歯列矯正を専門的に学んでいても経験・知識が少ない歯科医師が治療を担当する可能性もあるでしょう。その場合十分な治療効果を得られず、多くの時間・費用が無駄になる可能性があるため注意が必要です。
歯列矯正を受ける際は、歯科医師の所属・資格も確認してみましょう。

通院回数が多くなるため歯科医師との相性も大事

矯正治療は1~2ヵ月に一度通院し、治療完了には1~3年かかることも珍しくありません。そのため治療を担当する歯科医師との相性も重要となります。
歯科医師とコミュニケーションはしっかり取れるか、安心して治療が受けられるか、疑問や不安にしっかり答えてくれるかなどの他にも、歯科医院の雰囲気や環境なども考慮して治療を受けられると良いでしょう。

歯列矯正を行うメリットは?

歯列矯正を行うメリットは?
ここまでは歯列矯正を受ける歯科医院の選び方や、費用面について解説してきました。ここからは、歯列矯正を受けるメリットを紹介していきます。
成人の歯列矯正は主にワイヤー・ブラケットを付けるワイヤー矯正と、透明なマウスピースを使ったマウスピース型矯正装置があります。治療のゴールはどちらも同じため、治療中の審美性や口腔内の状況でどの矯正方法にするか歯科医師と相談しましょう。歯列矯正は審美性が大きく向上するだけでなく、健康面でも効果が期待できるため、それらのメリットを考えて治療を受けるかどうか決定しましょう。

笑顔に自信が持てる

矯正治療を考えている方の中には、歯並びが悪く笑顔に自信が持てなかったり、人との会話に躊躇してしまうという悩みを抱えている方も多くいらっしゃるでしょう。一方、歯並びを矯正治療で治すことにより自信がつき、快活に笑顔が増える方も多数いらっしゃるのです。
さらに、しっかり咬み合わせられるようになることで、咬む筋肉や表情筋がきちんと働くようになり、口角も上がり自然な笑顔を作りやすくなります。
笑顔は副交感神経を刺激し、ストレス解消にも効果があるとされています。さらに近年、笑顔によりがん細胞を破壊するNK細胞が増加したり、自己免疫疾患が改善したという報告もあります。
このように、美しい笑顔を得ることは心身ともに健康へと繋がります。

むし歯や歯周病のリスクを減らせる

歯並びを矯正することは、むし歯・歯周病のリスク軽減にも効果的です。
むし歯・歯周病はどちらも細菌が繁殖したかたまりのプラーク(歯垢)が原因となります。このプラークの増加を阻止するためには日頃の歯磨きが重要ですが、歯周病のリスクが高まってしまいます。むし歯・歯周病予防を考えている人は歯科医師に矯正について相談してみましょう。

食べ物をしっかり噛めるようになり消化が良くなる

歯並びが悪いと食べ物を十分に噛むことができず、消化器官に負担をかけてしまいます。消化器への負担は胃炎・下痢などに繋がり、生活に悪影響を与えます。また食べ物をよく噛まず飲み込む習慣は満腹感を得られにくくなり、結果として肥満に繋がるため注意が必要です。
また良く噛んで唾液を分泌することは、口腔内環境を改善する効果が期待できます。このように食べ物をしっかりと噛めるようにすることは、健康を維持するため非常に重要です。

発音が良くなる

歯並びが悪いと口腔内で音のコントロールが難しくなり、発音の乱れに繋がることがあります。発音は舌の動きも重要ですが、歯並びが悪いと舌の位置が不安定になり、結果として舌足らずな発音になってしまうこともあります。自身の発音が気になる場合、矯正を検討してみると良いでしょう。

小児の場合は顎の正常な発達を促せる

小児矯正には1期治療と2期治療があり、1期治療は顎の骨が成長している段階で行います。混合歯列期の子どもは成長が盛んであるため、矯正をすることで上下の顎のバランスを整え、正常な発達を促せます。また骨の成長に悪影響を与える指しゃぶり・口呼吸といった口腔習癖(こうくうしゅうへき)も改善し、発音や咀嚼など口まわりの機能を正常に使えるようになることが期待されます。
その他に、小児の頃から矯正を開始することは定期的に歯科医師に口の中を見てもらえるので、むし歯・歯周病の予防にも繋がります。また結果として治療費用を抑えることにも繋がるでしょう。
歯列矯正のデメリットについてはこちら

矯正歯科選びでお悩みの方は鶴岡歯科医院へ

鶴岡歯科医院入口
矯正歯科選びでお悩みの方は、鶴岡歯科医院がおすすめです。
鶴岡歯科医院は、矯正装置としてワイヤー矯正2種類に加え、マウスピース型矯正装置による治療を選択でき、小児・成人どちらの治療にも対応しています。カウンセリングルームと診療室は別に存在するため、リラックスして受診できることも特徴の一つです。車いす・ベビーカーでも移動しやすいバリアフリー対応となっており、スペースを広く取っているため精神的な圧迫感を感じずに治療を受けられます。

鶴岡歯科医院の特徴を、詳しくみていきましょう。

歯列矯正を専門に担当する日本矯正歯科学会認定医の女性医師が在籍

鶴岡歯科医院は日本矯正歯科学会認定医が在籍しており、大学病院で研究・臨床の経験がある歯科医師が治療を担当しています。大学病院でたくさんの患者さんを診てきた経験から、お子さんから大人まで、心身ともに明るく健康的な自信あふれる笑顔をつくるためのサポートをしています。そして、治療の流れに関する質問・費用・希望など、細かく確認したうえで治療を行います。

幅広い症例に対応が可能

鶴岡歯科医院矯正歯科医師
鶴岡歯科医院ではワイヤー矯正とマウスピース型矯正装置を取り入れています。どの矯正方法も見た目にこだわって矯正することが可能です。そして、さまざまな歯並びの治療に対応しています。

ワイヤー矯正では治療中でも審美性を重視するため、ブラケットやワイヤーにこだわっています。装置の種類は2種類あり、1つはブラケット部分のみ目立ちにくくしたクリアブラケット、もう1つはセラミックブラケットとホワイトワイヤーの組み合わせです。

見た目を重視して矯正をする場合、歯並びによっては矯正方法が制限されることがあります。矯正中の見た目も重視したい方は、一度ご相談ください。

歯に関する専門の歯科医師が複数在籍し総合的に診ることが可能

鶴岡歯科医院には、歯に関する専門の歯科医師が複数名在籍しています。そのため、歯列矯正をしながらむし歯・歯周病などの歯科治療も行うことができるので、1つの歯科医院で総合的な診療が可能です。

矯正歯科専門の歯科医院の場合、一般歯科と連携し治療を行う必要があります。鶴岡歯科医院の場合はケアグッズの処方・歯石除去まで行えます。

複数の病院を利用することでスケジュール管理に不安を覚える方は、1つの病院で治療を受けられる歯科医院がおすすめです。

矯正治療の初診相談は無料のため、歯列矯正についてお悩みの方は初診相談を一度検討してみてはいかがでしょうか。

鶴岡歯科医院の基本情報

アクセス・住所・診療時間

JR横須賀線・JR湘南新宿ライン・江ノ島電鉄 鎌倉駅 西口 徒歩3分

神奈川県鎌倉市御成町7-8御成ever3F

診療時間
9:00~13:30
15:00~19:00

★:土曜は9:00~13:00/14:00~16:00
休診日:日曜・祝日

この記事の監修歯科医師