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歯並びが悪い原因は?矯正方法による効果の違い・悪い歯並びのリスクについて解説

 更新日:2024/01/24
歯並びが悪い原因は?

歯並びが悪い状態を専門的には、不正咬合(ふせいこうごう)と呼びます。不正咬合は、見た目だけではなく、さまざまな問題を引き起こします。

不正咬合の状態をそのままにしてしまうと下記のような状態になります。

  • 食べ物が正しく噛めない
  • 歯周病になりやすくなる
  • 口臭の原因になる
  • 顎の関節に負担がかかる

上記のような問題以外にも、歯並びが悪いと噛み合わせも悪くなるため、体が歪む・視力の低下が起きるなど全身への悪影響もあるのです。

この記事では、歯並びによるリスクや、矯正方法による効果の違いなどを、詳しく解説します。

小久保 幸宏

監修歯科医師
小久保 幸宏(パーク駅前歯科矯正歯科クリニック)

プロフィールをもっと見る
東京都、墨田区生まれ
1994年3月 北海道医療大学歯学部 卒業
北海道医療大学歯学部矯正歯科講座 助手
北海道医療大学非常勤講師(矯正歯科)
パーク駅前歯科矯正歯科クリニック 院長

歯並びが悪い原因は?

歯並びが悪い原因
歯並びが悪い主な原因にはどのようなものがあるのでしょうか。主な原因を下記に記載します。

  • 顎の発達が不十分
  • 指しゃぶりや舌を突き出すなどの癖

上記の原因に関して、ここでは詳しく解説します。

顎の発達が不十分

現代では、昔に比べて硬いものをあまり食べない傾向があり、子どもの顎の発達が不十分になっています。その結果として、歯並びの悪い子どもが増えているのです。
食べ物を噛む能力は、生まれつきではなく、幼児の頃から離乳食や食事で噛む力が身についていきます。噛むことは顎の骨や噛むための顔の筋肉が鍛えられ、歯並びにも良い影響を与えます。しかし、発達が不十分だと歯並びも悪くなってしまうのです。

指しゃぶりや舌を突き出すなどの癖

指しゃぶりは、乳児期には自然な行動で問題ありませんが乳歯の奥歯が生え噛み合ってくる2歳頃から、影響がありますので注意が必要です。
おしゃぶりを長時間使用したり、指を強い力でしゃぶったりすると上下の前歯が噛み合わないなどの症状が起きやすいのです。舌を突き出すなどの癖を長期に続けてしまうと噛み合わせに影響を及ぼします。3歳を過ぎてもそのような癖が続いている場合は、本人に意識させるために行動をチェックし都度指摘するようにして下さい。

矯正方法による効果の違い

ドクター
矯正方法は、複数の治療方法がありますが主な3種類の方法について、下記に記載します。

上記の矯正方法の特徴と効果について、ここでは詳しく解説します。

ワイヤー矯正の特徴と効果

ワイヤー矯正は、マルチブラケットとも呼ばれている歯科矯正治療の方法です。歯の表面にブラケットという器具を装着してワイヤーを通して歯並びを矯正します。
歯に矯正装置をつけるため、マウスピース型矯正のように取り外す必要はありません。適応範囲が広く、マウスピース型矯正に比べると歯の移動も早いです。
しかし装置を歯につけるため、付け始めは痛みを感じたり固いもの・粘着性のあるものを食べると装置が外れやすいというデメリットがあります。他にも歯磨きがしづらいというデメリットもあります。
器具が目立つため、敬遠される方が多くいましたが、現在は透明なブラケットを使用しホワイトワイヤーなどが導入されています。
透明なブラケットやホワイトワイヤーは、従来の装置に比べると目立ちにくいという特徴があります。歯並びは相手に与えるイメージが大きいため、見た目を気にする人も多くなりました。そのため、歯列を整えることへの意識が高まっているのです。
ワイヤー矯正は自費診療となるため、歯科医院によって値段が異なります。パーク駅前歯科矯正歯科クリニックのワイヤー矯正の費用は550,000〜660,000円(税込)となっています。

裏側矯正(舌側矯正)の特徴と効果

裏側矯正舌側矯正)とは、歯の裏側にブラケットを装着することで、より目立たず、矯正をしていることを他人に気づかれにくい方法です。裏側矯正舌側矯正)は、裏側の形に合わせて装置を製作するため、3週間程度かかるとされています。
歯の裏側に装着するため、舌が圧迫されて慣れるまで発音に支障をきたす場合があります。特に下顎側の場合は影響を受けやすいので、下顎側はマルチブラケットで矯正をするなど、手法を混在する方法も用いられます。
また、表側矯正よりも治療期間が長いというデメリットもあります。裏側矯正舌側矯正)では細かい調整が難しく、噛み合わせの調整に時間がかかりやすいためです。
自費診療のため歯科医院によって値段が異なり、パーク駅前歯科矯正歯科クリニックの裏側矯正舌側矯正)の費用は990,000~1,320,000円(税込)となっています。

マウスピース型矯正の特徴と効果

マウスピース型矯正装置は、ワイヤーを使用せず透明なプラスチック素材のマウスピースを個人に合わせて製作して自分で装着します。
歯並びを徐々に矯正しながら、調整状況に合わせてマウスピースを交換して治療します。食事や歯磨きの時に外せるのが特徴です。ただし、1日22時間以上の装着が必要となりますのでつけ忘れなどには注意が必要です。歯並びの状態によっては、合わない場合もあるため、専門の歯科医師に相談のうえ矯正装置を選びましょう。
1日22時間以上の装着が必要なところや、症例によっては対応してもらえないところはマウスピース型矯正のデメリットといえます。
マウスピース型矯正は自費診療となるので、歯科医院によって費用が異なります。パーク駅前歯科矯正歯科クリニックのマウスピース型矯正の費用は880,000~1,540,000円(税込)です。

歯並びが悪い場合のリスク

リスク
歯並びが悪いと、さまざまなリスクがありますが、主なリスクを下記に記載します。

  • むし歯になりやすい
  • 歯周病のリスクが高くなる
  • 食べ物をしっかり噛めない
  • 発音がしにくい
  • 頭痛や肩こりなどが起こることがある

上記のリスクに関して、ここでは詳しく解説します。

むし歯になりやすい

矯正装置は歯並びの状態によって合わせますので、取り付けできない場合もあります。専門の歯科医に相談のうえ矯正方法を選びましょう。歯並びが悪いと歯と歯の間に凸凹ができてしまうので、歯ブラシの際に磨き残しが起こりやすくなります。
残ってしまった汚れが、歯垢や歯石になってしまいむし歯の原因になるのです。噛み合わせのバランスが悪くなると、噛む力が一部に集中してしまうので過度な負担を受け、むし歯や歯の摩擦が進むともいわれています。正しい歯並びは、口腔内の健康を維持するためには重要な役割を果たしますので、常に清潔に保つようにしましょう。

歯周病のリスクが高くなる

歯並びが悪いと、唇を閉じることが難しく口が開いてしまっている状態が続く場合があります。このような場合には、口の中が乾燥しやすくなるので、唾液が歯や歯茎に行き渡らず歯周病などになりやすいといわれています。歯垢や食べかすが溜まりやすく、歯周ポケットと呼ばれる隙間に細菌が繁殖してしまい、歯肉炎や歯周炎の原因となるのです。
歯並びを整えることで、口の開きを改善できますので歯周病になるリスクも軽減されます。歯周病は、初期段階では歯肉炎として始まりますが進行すると歯周炎となり、最終的に歯を支える組織の破壊を引き起こす可能性があるのです。

食べ物をしっかり噛めない

歯並びが悪いと、上下の前歯が上手く噛み合わないため、食べ物をしっかり噛めません。食べ物を適切に咀嚼できないと、大きな塊のまま胃に送られてしまうのです。そのことで消化が十分に行われず、胃や消化器系に負担がかかる可能性がありますので、体への負担も高くなることを認識しましょう。
歯並びが正常になると適切な噛み方によって、食物が細かくなり、消化酵素が作用しやすくなります。これによって、胃や腸での消化がスムーズに進み、栄養の吸収が効果的に行われます。

発音がしにくい

歯並びが原因で発音が悪くなりますが、このような原因は上下の前歯の噛み合わせが合わず、逆になっている場合などといわれています。歯並びによって、口腔内が狭くなってしまうと舌が特定の歯にあたることで、発音が悪くなります。
歯並びや噛み合わせの異常は、発音にも影響を与えてしまうのです。また入れ歯を装着している場合も活舌が悪くなりますが、同じような症状が起きる場合があるのです。仕事でお客さまと話すことが多い営業職や接客業の人などは、仕事にも支障をきたすリスクがあります。

頭痛や肩こりなどが起こることがある

歯並びが悪いと、頭痛や肩こりなど一見歯並びと関係のない症状へも影響を与えてしまうのです。歯は脳に近いため、噛み合わせが悪く強く噛むと脳へ刺激を与えてしまい片頭痛などの症状が起きます。
また、口が開けづらくなることで肩や首がこるなどの症状がでますが、このような症状は顎関節症と呼ばれています。さまざまな要因が重なることで生じる疾患の一部です。その他には、顔のゆがみ・顎の関節の成長不全・視力の低下・歯ぎしりなどが原因で、日常生活にも支障を与えてしまうのです。

歯科矯正を受けるなら認定医のいる歯科医院を選ぶことが大事

歯科医院選び
歯科矯正を受ける場合は、安易に「近いから」「HPでの料金が安いから」などの理由だけで歯科医院を選ぶのではなく、歯科矯正専門の医師が対応している歯科医院を選ぶようにしましょう。
歯科矯正治療は、非常に専門性の高い治療が必要となりますので、十分に修練を積んだ歯科医師が治療をする必要があるのです。日本矯正歯科学会では認定医制度を実施していて、この資格を持った歯科医師がいると安心です。顎や歯を動かす前の精密な検査や、新しい検査機器や設備などを導入していることも重要ですので、事前にどのような設備があるのかも確認してください。
また、優れた技術以外にも対応実績や複数の症例などを公開している歯科医院は、それだけ経験値が高いので選ぶ基準にしてみてはどうでしょうか。

歯科矯正のことならパーク駅前歯科矯正歯科クリニックにご相談を

パーク駅前歯科院長
パーク駅前歯科矯正歯科クリニックは、患者さん一人ひとりの希望に寄り添った治療を念頭に、歯に関わるさまざまな治療に対応しています。

  • 一般歯科・小児歯科:むし歯治療、小児の歯科治療、トータルな治療を実施
  • 矯正歯科:歯並びの問題を抱える人へ歯科矯正治療の実施
  • 小児矯正:6歳から始められる歯科矯正の対応、成長期に治療をすることで歯列の発育も調整
  • 予防治療:歯石の除去や歯周病などの予防、歯科クリーニングの実施
  • 歯周病:歯石が歯周ポケットに溜まることで発症する歯周病治療、症状に応じての対応が可能
  • インプラント:失った歯を人工の歯根を埋め込み義歯を被せ取り戻す手法
  • 入れ歯義歯入れ歯・差し歯・義歯の作成やメンテナンス対応

上記のように、パーク駅前歯科矯正歯科クリニックは、一般歯科から矯正歯科など口腔内をトータルに診療が可能です。

正しい診査・診断をするために初診時に時間をかけて対話を行う

パーク駅前歯科矯正歯科クリニックでは、初診時に患者さんが何に一番困っていて、何を望んでいるのかをしっかりと時間をかけてヒアリングし信頼関係を築いていきます。

対話を重視していますので、必ず問題解決まで導くような診療を心掛け、将来的な口腔内トラブルのリスク軽減をしていきます。

正しい診査や診断を行うためには、患者さんが抱える症状や口腔に関する悩みを詳しくヒアリングすることが非常に重要です。

その結果、病状や治療の方針を理解し、患者さんの要望を考慮した治療計画を立てられるからです。

多くの人が矯正治療を受けられるよう努めている

外観
パーク駅前歯科矯正歯科クリニックでは、多くの人が矯正治療が受けられるように費用を抑えて治療を実施しています。

歯科矯正は、長期間の治療が必要になるので、どうしても費用は高額になります。

治療費を抑えられれば多くの人が矯正治療を受けられ、口腔内の健康や生活の質を向上させる重要なステップになるのです。

パーク駅前歯科矯正歯科クリニックでは、さまざまな矯正治療法を選択することが可能です。

金属が目立ちにくい矯正方法にも対応

パーク駅前歯科矯正歯科クリニックでは、金属が目立ちにくいワイヤー矯正も対応しています。

従来のワイヤー矯正は、歯の表面に銀色のブラケットを装着し、金属ワイヤーを通しますので、見た目が悪いといわれていました。

最近では透明なブラケットとホワイトワイヤーなどを用いて、目立ちにくい矯正がありますが、パーク駅前歯科矯正歯科クリニックでも導入しています。

リンガルブラケットのように、歯の裏側に器具を装置する見えづらい矯正方法も対応可能になります。

また、マウスピース型矯正も導入しているので、透明な薄いマウスピースを利用して歯列を矯正することも可能です。

パーク駅前歯科矯正歯科クリニックでは、他の人に気づかれずに、歯科矯正治療を進めることが可能になります。

歯科矯正をしたいが、見た目が気になる、誰にも気づかれたくないと思っている方は、一度相談してみてはどうでしょうか。

パーク駅前歯科矯正歯科クリニックの基本情報

アクセス・住所・診療時間

JR総武線・東京メトロ半蔵門線錦糸町駅から徒歩1分

東京都墨田区錦糸4丁目14-4 1F

診療時間
10:00~13:00
15:00~21:00
10:00~15:00

○:月・火・金 PM 15:00~20:00
△:土曜 PM 15:00~18:00

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