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インプラント手術は怖くない!痛みを抑える歯科医院の選び方

 公開日:2025/11/26
インプラント手術は怖くない!痛みを抑える歯科医院の選び方

インプラント治療に興味はあるものの、「手術が怖い」「痛みに耐えられるか心配」と感じている方は少なくありません。インプラントは外科手術を伴うため、不安を抱くのは当然のことです。しかし実際には、適切な麻酔管理や先進的な設備を備えた歯科医院を選べば、痛みを抑えながら治療を受けられます。 本記事では、インプラント手術における痛みの実態と、痛みを抑える治療技術、そして歯科医院の選び方まで解説します。

小林 大輔

監修歯科医師
小林 大輔(小林歯科・口腔外科クリニック)

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経歴
2000年 東京歯科大学 卒業
慶應義塾大学 医学部歯科口腔外科学教室 入局
慶應義塾大学病院 歯科口腔外科
国立病院機構栃木医療センター歯科口腔外科
都立多摩総合医療センター歯科口腔外科
国立病院機構霞ヶ浦医療センター歯科口腔外科
都内歯科医院 勤務
2023年 小林歯科・口腔外科クリニック 開院

インプラントは痛い?手術中・手術後の痛みの違い

インプラントは痛い?手術中・手術後の痛みの違い インプラント治療への不安の多くは「痛み」ではないでしょうか。ここでは、手術中と手術後それぞれの痛みの実態を明らかにし、どのような対策が取られているのかを見ていきましょう。

手術中は痛みをほとんど感じにくい ― 麻酔で痛みを感じない仕組み

インプラント手術では局所麻酔を使用するため、手術中に痛みを感じることはほとんどありません。歯科医院で行われる麻酔は、歯茎や顎骨の周辺の神経を一時的に遮断するもので、意識はある状態で治療が進められます。 麻酔の効果が十分に得られていれば、ドリルで骨に穴を開ける際も、インプラント体を埋め込む際も、痛みはほとんど感じないでしょう。 また、局所麻酔だけでは不安が大きい方には、後述する静脈内鎮静法を併用することで、リラックスした状態で治療が行われます。これにより、手術中の痛みだけでなく恐怖や緊張も大幅に軽減されるため、心身ともに負担の少ない治療が受けられます。 インプラント治療のメリットは、自分の歯と同じように噛むことができることや周囲の歯を削る必要がないことなどです。一方デメリットは、外科手術が必要であることや治療期間が長いことなどが挙げられます。基本的に保険適用外の治療となり、費用相場は1本あたり300,000〜500,000円(税込)ほどとなります。

手術後に感じる痛みの正体は"炎症"

手術中は痛みをほとんど感じなくても、麻酔が切れた後に痛みを感じることがあります。これは手術によって歯茎や顎骨に傷がつき、そこに炎症反応が起きるためです。炎症とは、身体が傷を修復しようとする自然なプロセスであり、多少の腫れや痛みを伴うのは避けられません。 ただし、この痛みは適切に管理できます。手術後には鎮痛剤が処方されるため、指示通りに服用すれば痛みをコントロールしながら日常生活を送ることが可能です。多くの方は、手術翌日から数日の間に痛みのピークを迎え、その後は徐々に軽減していきます。 また、痛みの程度には個人差があり、手術の規模や使用したインプラントの本数、患者さん自身の体質なども影響します。骨の状態が良く、侵襲の少ない手術であれば、痛みもほとんど感じない方もいます。

抜歯と比べるとどう?実際の痛みレベルを比較

インプラント手術の痛みは、しばしば「親知らずの抜歯と同じくらい」と表現されます。親知らずの抜歯経験がある方であれば、術後の腫れや違和感を想像しやすいかもしれません。 ただし、親知らずの抜歯よりも痛みが軽いケースも少なくありません。なぜなら、インプラント手術では計画的に骨に穴を開けるため、周辺組織へのダメージを抑えられるからです。一方で親知らずの抜歯、特に横向きに埋まっている場合は、歯を分割したり骨を削ったりする必要があり、術後の痛みや腫れが大きくなることがあります。 また、インプラント手術では骨への定着を重視するため、無理に力をかける処置が少なく、結果として術後の痛みも少ない傾向にあります。

痛みを抑える3つの治療技術

痛みを抑える3つの治療技術 現代のインプラント治療では、痛みを抑えるためのさまざまな技術が取り入れられています。ここでは、代表的な3つの技術について詳しく解説します。

ウトウトしている間に治療が行われる静脈内鎮静法

静脈内鎮静法とは、点滴を通じて鎮静剤を投与し、意識を保ちながらもリラックスした状態で治療を受けられる方法です。全身麻酔とは異なり、完全に意識を失うことはなく、呼びかけに応じることもできますが、ほとんどの方は治療中の記憶がないほど深くリラックスします。 この方法は、歯科治療に対して強い恐怖心を持つ方や、嘔吐反射が強い方、長時間の治療を受ける方にとって有効です。静脈内鎮静法を用いることで、患者さん自身の緊張や不安が和らぐだけでなく、歯科医師も落ち着いて精密な処置を行えます。

歯科用CTとサージカルガイドによる精密な埋入

インプラント治療において、正確な位置にインプラント体を埋め込むことは、痛みの軽減と治療の成功に直結します。そのために欠かせないのが、歯科用CTとサージカルガイドです。 歯科用CTは、顎骨の厚みや神経・血管の位置を立体的に把握できる検査機器です。従来のレントゲンでは見えなかった詳細な情報を得られるため、より安全で精密な治療計画を立てられます。 さらに、サージカルガイドと呼ばれる専用の装置を使用することで、計画通りの位置・角度・深さでインプラントを埋め込めます。このガイドは、CTデータをもとに患者さんごとにオーダーメイドで製作されるため、手術中のブレやズレを防ぎ、周辺組織へのダメージを抑えられます。 精密な治療は結果として術後の痛みや腫れを軽減し、回復期間の短縮にもつながります。先進的な設備を備えた歯科医院を選ぶことは、痛みを抑えるために重要なポイントです。

メスを使わない低侵襲(フラップレス)手術

フラップレス手術とは、歯茎を大きく切開せず、小さな穴だけを開けてインプラントを埋め込む術式です。従来の方法では歯茎をメスで切開し、骨を露出させてからインプラントを埋め込んでいましたが、フラップレス手術では切開や縫合の必要がほとんどありません。 この術式には、出血量が少ない、腫れが起きにくい、術後の痛みが軽い、治癒が早いといった多くのメリットがあります。特に、顎骨が十分にあり、歯茎の状態が良好な方には適用しやすい方法です。 ただし、フラップレス手術を安全に行うためには、歯科用CTやサージカルガイドを用いた適切な診断と計画が不可欠です。そのため、先進的な設備と高い技術を持つ歯科医院で実施できる術式といえます。

歯科医師の専門性も痛みを左右する?

歯科医師の専門性も痛みを左右する? インプラント治療の成否や術後の痛みの程度は、担当する歯科医師の専門性や経験に大きく左右されます。ここでは、歯科医師の専門性がどのように痛みに影響するのかを見ていきましょう。

解剖学・麻酔・骨再生に精通した口腔外科専門の歯科医師の重要性

インプラント治療は、顎骨に直接インプラント体を埋め込む外科的処置です。そのため、顎骨や神経、血管の位置を正確に把握し、安全に手術を行うための解剖学的知識が欠かせません。 特に、日本口腔外科学会 口腔外科専門医は、親知らずの抜歯や顎骨の手術など、豊富な外科経験を積んでいます。このような専門の歯科医師は、複雑な症例にも対応でき、手術中のリスクを抑える技術を持っています。また、麻酔の管理や術中の止血、術後の感染予防など、細部にわたる配慮ができることも強みです。こうした技術と知識が、術中・術後の痛みを軽減し、患者さんの安全と安心を守ります。 さらに、骨が不足している場合には骨再生療法が必要になることもあります。骨造成サイナスリフトといった高度な技術も、日本口腔外科学会 口腔外科専門医であれば安心して治療を任せられるでしょう。

難症例にも対応できる経験が安心感につながる

インプラント治療は、症例によって難易度が大きく異なります。顎骨が十分にある方であればシンプルな手術で済みますが、骨が薄い方、糖尿病などの全身疾患がある方、過去に歯周病が進行していた方などは、より慎重な治療計画と高度な技術が求められます。 難症例に対応できる歯科医師は、豊富な経験と知識を持っているため、トラブルが起きた際にも冷静に対処できます。また、事前のシミュレーションを綿密に行い、リスクを予測したうえで手術に臨むため、術中・術後の合併症を抑えられます。 経験豊富な歯科医師のもとで治療を受けることは、痛みの軽減だけでなく、治療の成功率を高めることにもつながります。歯科医院を選ぶ際には、歯科医師の経歴や資格、これまでの症例数などを確認することが大切です。

痛みを抑えた治療を行う歯科医院の選び方

痛みを抑えた治療を行う歯科医院の選び方 インプラント治療で痛みを最小限に抑えるためには、適切な歯科医院を選ぶことが重要です。ここでは、歯科医院選びのポイントを3つに絞って解説します。

歯科用CTやサージカルガイドなどの先進設備が備えられているか

インプラント治療を成功させるためには、事前の検査と精密な治療計画が欠かせません。そのために必要なのが、歯科用CTや3Dスキャナー、サージカルガイドといった先進的な設備です。 歯科用CTは、顎骨の厚みや形状、神経や血管の位置を立体的に把握できるため、安全性が高く精確な治療計画を立てられます。また、サージカルガイドを使用することで、計画通りの位置にインプラントを埋め込めるため、周辺組織へのダメージを抑えられます。 設備が整っている歯科医院は、それだけ治療の精度が高く、痛みや腫れも少なくなる傾向にあります。ホームページなどで設備の紹介をしている歯科医院を選ぶとよいでしょう。

静脈内鎮静法に対応しているか

痛みや恐怖を抑えるためには、静脈内鎮静法を提供している歯科医院を選ぶことも重要です。特に、歯科治療に対して強い不安を感じる方や、長時間の手術を受ける方にとって、この選択肢があるかどうかは大きなポイントとなります。 静脈内鎮静法は専門的な知識と経験を必要とするため、すべての歯科医院で実施できるわけではありません。対応している歯科医院では、事前に麻酔管理の専門性や実績を確認し、安心して治療を受けられる体制が整っているかをチェックしましょう。 また、静脈内鎮静法を使用する場合、術後はしばらく安静が必要なため、付き添いの方と一緒に来院できる環境があるかどうかも確認しておくとよいでしょう。

滅菌環境・個室などリラックスできる空間づくりがされているか

治療中の痛みを軽減するためには、身体的な配慮だけでなく、精神的な安心感も大切です。リラックスできる環境が整っていることで、緊張がほぐれ、治療に対する恐怖心も和らぎます。 具体的には、プライバシーに配慮された診療室や個室、落ち着いた雰囲気の待合室、清潔感のある院内環境などが挙げられます。また、滅菌管理が徹底されていることも重要なポイントです。感染予防がしっかりと行われている歯科医院であれば、安心感を持って治療を受けられるでしょう。リラックスして治療を受けられる環境が整っているかどうか、事前にチェックしておきましょう。

インプラントなら小林歯科・口腔外科クリニックにご相談を

小林歯科・口腔外科クリニック インプラント手術は「痛そう」「怖い」と感じる方が多いですが、実際は歯科医院選びで大きく変わります。麻酔の技術や手術環境、術後のサポートが整った歯科医院なら、痛みを抑えた治療を受けられるでしょう。 小林歯科・口腔外科クリニックは、痛みを抑えた精密なインプラント治療を提供している歯科医院です。JR総武線・亀戸駅から徒歩5分とアクセスしやすく、平日は18時まで、土曜日も16時まで診療しているため、忙しい方でも通いやすい環境が整っています。ここからは、小林歯科・口腔外科クリニックの特長を紹介します。

日本顎顔面インプラント学会 専門医・指導医による精密なインプラント治療

小林歯科・口腔外科クリニック 院長の小林先生は、日本口腔外科学会 口腔外科専門医であり、日本顎顔面インプラント学会 専門医・指導医の資格を持っています。さらに、日本顎関節学会 顎関節症専門医など多数の専門資格を有しており、幅広い症例に対応できる高い技術力をお持ちです。 インプラント治療では、歯科用CTや3Dスキャナーを用いた綿密な検査と診断が行われます。その結果をもとにサージカルガイドを製作して計画通りの位置にインプラントを埋め込むため、周辺組織へのダメージが少なく術後の痛みや腫れも抑えた治療を提供されています。 また、骨が不足している場合にも、ソケットリフトサイナスリフトGBR(骨造成術)といった高度な骨再生療法などを用いて、難症例にも対応しています。

先進的な設備を備えて痛みを抑えた治療を提供

小林歯科・口腔外科クリニック 小林歯科・口腔外科クリニックでは、静脈内鎮静法を用いたインプラント治療が可能です。鎮静剤を点滴で投与することで、ウトウトと眠っているような感覚のまま治療を受けられるため、痛みや恐怖をほとんど感じることなく手術が終了します。 さらに、院内には世界的に高水準のクラスB滅菌器や医療機関向け空気清浄機のメディカルライトエアー、口腔外バキュームなどを導入し、徹底した衛生管理を行っています。感染予防対策が万全であることは、安全な治療を受けるうえで欠かせない要素です。 診療室はプライバシーに配慮された広々とした空間で、落ち着いた雰囲気の中でリラックスして治療を受けられます。待合室もシックで落ち着いた印象の空間づくりで診療開始までくつろいで過ごせるなど、患者さんが落ち着いて治療を受けられるよう配慮されています。

一般歯科から外科治療まで幅広く対応できる総合的な診療体制

小林歯科・口腔外科クリニックは、親子3代にわたり約90年にわたって亀戸の地で歯科医療を提供してきた歴史ある歯科医院です。2023年にリニューアルオープンし、高水準の治療をより身近に提供することを目指しています。 インプラント治療だけでなく、むし歯・歯周病の治療や根管治療、親知らずの抜歯、顎関節症の治療、矯正歯科審美治療ホワイトニング、訪問歯科診療など、幅広い診療に対応しています。特に親知らずの抜歯では、初診当日の対応も可能だそうです(※術前・術後に通院が必要になる場合があります)。また、口腔がん検診や口腔粘膜疾患、口内炎の治療にも力を入れており、口腔内のあらゆるトラブルに対応できる総合的な診療体制が整っています。患者さん一人ひとりのご要望や生活スタイルに合わせた治療計画を提案し、丁寧なカウンセリングを通じて納得していただける治療を提供されています。

インプラント治療に対して不安や疑問がある方は、小林歯科・口腔外科クリニックに相談してみてはいかがでしょうか。痛みを抑えたインプラント治療で、快適な口腔環境と自信に満ちた笑顔を取り戻しましょう。

小林歯科・口腔外科クリニックの基本情報

アクセス・住所・診療時間・費用・治療期間・治療回数

JR総武線 亀戸駅 徒歩5分

東京都江東区亀戸6丁目42-7 2階

診療時間
9:00〜13:00
14:30~18:00
★:再診完全予約日 ▲:9:00~16:00

【費用(税込)】  インプラント(上部構造まで含む) 440,000円/1歯  ソケットリフト(人工骨代含む) 55,000円/1部位  サイナスリフト(人工骨代含む) 220,000円/片側  GBR(骨造成術・人工骨代含む) 55,000円/1部位  サージカルガイド代金 55,000円/1装置  静脈鎮静法(痛み止めの点滴込み) 無料(インプラント手術時) 【治療期間】3~12ヶ月 【治療回数】おおよそ1~3回

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