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歯を失ったまま放置するのは危険!インプラント治療の必要性

 公開日:2025/10/28
歯を失ったまま放置するのは危険!インプラント治療の必要性

歯を失った状態を放置すると、見た目や咀嚼機能に加えて、顎や隣の歯、全身の健康にも影響が及ぶ可能性があります。 インプラントは、失った歯を補う治療法として、天然歯に近い噛み心地や審美性を回復できるだけでなく、周囲の歯や顎骨への負担を抑えることが可能です。 本記事では、歯を失ったまま放置するリスクと、インプラント治療の必要性、そして早期治療の重要性について詳しく解説します。

豊田 高秀

監修歯科医師
豊田 高秀(豊田歯科)

プロフィールをもっと見る
1988年3月 延世大学校歯学部歯学科卒業
1988年~1990年12月 K’M’S dental clinic勤務
1991年~1993年4月 伊藤歯科医院勤務
1993年~2001年9月 正眼堂歯科勤務
1999年4月 日本顎咬合学会 咬み合わせ認定医
日本矯正歯科学会会員
日本口腔インプラント学会会員
21矯正研究会会員
JIADS CLUB会員
2001年~2002年2月 米津歯科勤務
2002年3月~ 豊田歯科開業

歯を失ったままにする危険性

歯を失ったままにする危険性 歯を失うことは単なる見た目の問題ではなく、口腔機能全体に影響を及ぼします。放置すると、噛み合わせの乱れが顎関節や咀嚼筋に過剰な負担をかけ、顎関節症や頭痛、肩こりの原因になる場合もあるでしょう。 ここでは、歯を失ったままにするリスクについて解説します。

噛み合わせの乱れによる顎関節や筋肉への負担

歯を失うと噛み合わせが変化し、顎関節や咀嚼筋に過度な負荷がかかります。この負荷は顎関節症の原因となるだけでなく、顔や首、肩の筋肉にまで影響が及ぶこともあります。咀嚼筋の不均衡によって慢性的な筋緊張が発生し、肩こりや頭痛を引き起こすケースも少なくありません。また、片側でばかり噛む癖がつくと、顔の左右差や噛み合わせの偏りがさらに悪化し、将来的には補綴物や矯正治療の必要性が高まることもあります。 こうした連鎖的な影響を防ぐためには、早期に失った歯を補う治療が必要です。

隣の歯や噛み合う歯が移動して歯列全体が崩れる

失った歯の隣の歯は、空いたスペースに向かって徐々に傾斜します。反対側の咬合歯も位置がずれるため、歯列全体のバランスが崩れ、咬合効率の低下につながります。 この状態が続くと、食べ物を十分に咀嚼できず消化不良の原因となる、歯磨きが難しくなりむし歯や歯周病のリスクが増加する、歯肉への負担が増えて歯周組織の健康に長期的な影響を及ぼすなど、さまざまなリスクがあります。 また、歯列が乱れるとインプラント入れ歯による補綴治療が難しくなる場合もあります。

発音や表情への影響、見た目の変化

歯を失うと口元の支えがなくなり、発音や表情に影響が出ます。「サ行」「タ行」の発音が不明瞭になったり、口角が下がり顔貌が老けて見えたりすることもあるでしょう。この見た目の変化は心理的ストレスにつながることも多く、コミュニケーションに自信を持てなくなる要因にもなります。

インプラントが必要とされる理由

インプラントが必要とされる理由 歯を失った場合の治療法としてブリッジや入れ歯もありますが、インプラントは天然歯に近い機能を回復できるといわれています。失った歯の咀嚼機能や見た目、口腔内の健康を維持するために、インプラントが必要とされる理由を詳しく解説します。

天然歯に近い噛み心地

インプラントは顎骨に直接埋入するため、天然歯と同じような咀嚼力の回復が期待できます。硬い食品や繊維質の野菜なども問題なく噛むことが可能なので、食事の楽しみが広がるでしょう。さらに、顎骨にしっかり固定されるため、会話や飲食時も自然な感覚で使用できます。

周囲の歯を傷つけない構造

ブリッジ治療では隣接する歯を削る必要がありますが、インプラントは単独で独立した構造のため、周囲の健康な歯を損なわずに治療することが可能です。 インプラントは、隣接歯の寿命を守りつつ全体の歯列バランスを維持でき、歯列全体の健康管理がしやすいなど、将来的なトラブルのリスク低減につながります。

骨を維持できる治療法

歯を失うと歯根からの刺激がなくなり、その部分の顎骨は徐々に吸収されて骨量が減少していきます。この現象は、使われなくなった組織が退化する生理的な反応です。インプラントは人工歯根として機能するため噛む力を骨に伝えることができ、骨への適度な刺激が維持され、骨の吸収を防いで顎骨の高さや幅を維持できます。 これにより、口腔内の構造が安定して見た目や機能の長期的な保持につながるため、健康な歯列と噛み合わせの安定性を守ることが可能です。

インプラントによる生活の変化とメリット

インプラントによる生活の変化とメリット 失った歯を補うだけでなく、インプラントは日常生活の質を大きく向上させます。食事や会話、見た目など実感できるメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

硬い食べ物を楽しめる

インプラントは顎骨に直接固定されるため天然歯に近い噛み心地を再現でき、硬い食べ物や繊維質の食べ物もしっかりと噛むことができます。しっかり噛むことで唾液分泌が促され、消化や栄養吸収の効率も高まります。十分に噛み砕かれた食べ物は胃腸への負担を軽減し、消化不良や胃もたれの改善にもつながります。 さらに、咀嚼運動は顎関節や筋肉の健康維持にも役立ち、顎関節症や筋肉の疲労予防にもつながります。また、咀嚼が活発になることで脳への刺激も増え、認知機能の維持にもよい影響を与えると報告されています。

自然な見た目

インプラントに使用するセラミックジルコニアの人工歯は、色や形を周囲の歯と合わせられるため、自然な見た目を再現できます。歯の欠損による笑顔の違和感や会話時の心理的負担が軽減され、自信を持って会話を楽しむことができるでしょう。 さらに、失った歯の位置を補うことで表情のバランスがとれ、加齢による口元の変化を緩やかにできる可能性があります。

口腔内の健康維持に貢献

インプラントは隣接する歯に負担をかけずに噛み合わせを回復できるため、歯列全体の安定性を保ちます。これにより、歯周病や歯列不正の進行を防ぎ、長期的な口腔内の健康を支えます。また、顎骨の吸収を抑えて骨量を維持することができるため、将来的な歯科治療や口腔機能低下のリスクを軽減します。 適切に管理されたインプラントは、口腔内の衛生環境を整えることにも寄与し、全身の健康維持にもつながる重要な治療法であるといえます。

一方で、インプラントには外科的手術が必要となること、治療期間が長いこと、適切なメンテナンスを行わないとインプラント周囲炎に感染してしまうなどデメリットもあります。保険適用外となるため、治療費が高額になりやすいこともデメリットとして挙げられます。費用相場は1本あたり300,000〜500,000円(税込)です。

早期治療が成功のカギ

早期治療が成功のカギ インプラント治療は、早期に治療を行うことで顎骨の状態を良好に保ち、長期的に安定した咀嚼機能や見た目を維持できるため、生活の質向上にもつながります。

骨が痩せる前に行うメリット

前述したように、歯を失うと咀嚼刺激が失われることで顎骨の吸収が始まります。骨が痩せるとインプラントの固定に必要な骨量が不足し、骨造成や追加手術が必要になることもあります。骨の吸収が進む前に十分な骨量を活かすことで、手術の侵襲や期間を抑えられる可能性が高まります。さらに、顎骨が健康な状態で治療を行うことで、インプラントの結合がより安定し、術後の合併症リスク軽減も期待できます。

治療計画が立てやすくなる

早期治療なら周囲の歯や噛み合わせの変化が少ないため、治療計画を立てやすくなります。歯列全体のバランスを確認しながら適切な位置にインプラントを配置でき、人工歯の形状や咬合設計も精密に行える可能性が高まるでしょう。 また、骨や歯肉の状態を正確に把握しやすく、シミュレーションやデジタルガイドを用いた精密治療が可能になり、治療期間や回数の削減にもつながります。

長期安定性が高まる理由

早期治療により骨や周囲歯への負担を抑えられるため、インプラントの長期的な安定性が高まります。 骨量が十分で結合が安定したインプラントは咀嚼力を維持しやすく、周囲の歯や歯肉の健康維持につながります。また、歯列全体のバランスが保たれることで、噛み合わせの崩れや顎関節への負担も軽減されるでしょう。 インプラントは、定期的にメンテナンスを行うことで10年以上にわたり使用できる可能性が高く、生活の質を長期間維持する治療法だといえます。

インプラント治療なら豊田歯科にご相談を

豊田歯科 インプラント治療の質を高めるためには、精密な診断と充実した設備、高度な技術が求められます。 失った歯の機能回復だけでなく、口腔全体の健康維持を考えた質の高いインプラント治療を受けたい方は、豊田歯科に相談してみてはいかがでしょうか。豊田歯科は、精密な診断に基づき、患者さん一人ひとりに合わせた治療計画を立てることで、安心して治療を受けられる環境を整えられています。ここからは、豊田歯科の特長を紹介します。

患者さん一人ひとりに合わせた精密な診断と治療計画

豊田歯科では、新しいCTスキャンや口腔内3Dスキャナーを活用し、顎骨の厚みや密度、神経の位置などを詳しく検査、診断されています。このデータをもとに埋入位置や角度、必要な骨造成の有無をシミュレーションし、患者さんがインプラント治療に適しているか必要に応じて全身状態の評価も行い適切な治療計画の立案を心がけているそうです。また、噛み合わせや隣接歯への影響も考慮することで、治療後の安定性を高めるよう努めているといいます。 治療前にはリスクや手順、術後のケアについて丁寧に説明し、患者さんが治療内容を十分に理解できるよう配慮されています。こうした精密診断と一人ひとりに合わせた治療計画により、術後のトラブルを抑え、長期にわたって安定したインプラントを提供できるよう努められています。

充実した新しい設備と高い技術力による質の高いインプラント治療

豊田歯科 手術室は無菌管理が徹底され、感染リスクを抑えた環境が整っています。また、デジタルガイドやコンピュータシミュレーションを活用することで、インプラント埋入の精度を向上させているそうです。熟練の歯科医師がこれらの設備を駆使して手術を行うため、安全性が高く、天然歯に近い咬合回復が可能だといいます。 骨移植やソケットリフトなどの高度な技術にも対応し、骨量が少ない患者さんでも適切な治療が受けられるなど、高度な治療環境によって治療期間の短縮と患者さんの負担を抑えたインプラント治療を提供されています。

丁寧なアフターケアとサポート体制で安心感のある治療を提供

インプラント治療において、手術後のメンテナンスとケアが長期的なインプラントの安定のためのポイントです。 豊田歯科では、インプラント治療後の定期的なメンテナンスや口腔ケア指導を重視し、定期検診で咬合状態やインプラント周囲組織の健康をチェックし、早期にトラブルを発見・対応できるよう努めているそうです。また、口腔衛生指導やクリーニングを組み合わせることでインプラント周囲炎や骨吸収のリスクを抑えるなど、患者さんのインプラントを長期間にわたってサポートされています。 緊急時にも迅速に対応できる体制を整え、患者さんが安心して生活できるよう、単に歯を補うだけでなく噛む力・審美性・口腔健康を守る総合的な治療を提供されています。

豊田歯科の基本情報

アクセス・住所・診療時間・費用・治療回数・治療期間

岡崎駅 車で12分

愛知県岡崎市中之郷町東中村45

診療時間
9:00~13:00
14:00〜18:00 - - -

【費用(税込)】  精密診断 13,200円  インプラント埋入手術 275,000円  ※1次・2次オペを含む   上部構造クラウン 165,000円  骨造成 1本/55,000~330,000円   サイナスリフト 220,000円  ソケットリフト 110,000円  歯肉移植手術(FGG) 77,000円  結合組織移植術(CTG) 110,000円  審美的ガムカット 22,000円  シェイピング(矯正以外) 22,000円 【治療期間】  2回法:上顎で3〜5ヶ月、下顎で2〜3ヶ月  ※インプラントが周囲の骨と結合するまでの期間   その後、頭出しの手術を行い治癒を待つのに約4週間   さらに上に歯を入れるための期間が約2週間 【治療回数】  全体で最低でも5~6回程度の通院が必要  ※治癒の経過やお口の状態によっては増える可能性有

この記事の監修歯科医師