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インプラント・ブリッジ・入れ歯の違いは?治療方法・治療期間・費用を比較

 更新日:2024/01/16
インプラント・ブリッジ・入れ歯の違いは

どの治療法がいいのかわからないという理由で、欠けてしまったり抜けてしまったりした歯をそのままにしている方もいるのではないでしょうか。

欠けてしまったり抜けてしまったりした歯の治療には、インプラント・ブリッジ・入れ歯などで欠損した箇所を補う治療法があります。

入れ歯やブリッジは聞いたことがあるけれど、インプラントは詳しく知らないという方もいるのではないでしょうか。

以下では、インプラント・ブリッジ・入れ歯の違いについてご紹介します。歯の悩みを抱えている方は、ぜひ参考にしてください。

山田 健太郎

監修歯科医師
山田 健太郎(キャナルコート歯科クリニック キャナル東雲)

プロフィールをもっと見る
歯学博士
臨床研修指導歯科医
東京都国民健康保険審査員
日本大学歯学部非常勤講師
日本大学歯学部卒業
日本大学歯学部付属歯科病院
東京電力病院勤務

インプラント・ブリッジ・入れ歯の違いは?

インプラント・ブリッジ・入れ歯の違いは?
歯が欠損してもそのまま放置していると、前後の歯が傾いたり欠損の歯と対咬になっていた歯が延びてくるなど、健康だった周りの歯も崩壊していく場合があります。
歯が欠損した際は、早めに歯科医院を受診して欠損部分を治療することをおすすめします。

インプラントの特徴

インプラントの大きな特徴は、天然歯とほぼ同じ機能性と審美性を回復できることです。
インプラント治療ではまず、顎の骨に人工歯根(インプラント体)を埋め込みます。そしてその上に上部構造を被せます。
失われた歯根の代わりにインプラント体を埋め込むので、自分の歯と同じようにしっかりと噛んで食べ物を食べることができます。また、インプラント体を埋め込んで歯を作るため、他の歯に影響を与えることがほぼありません。そのため、「第二の永久歯」ともいわれています。
また、インプラントの上部構造にセラミックを使用することで、ほとんど天然歯と変わらない見た目にすることが可能です。

ブリッジの特徴

ブリッジは歯が欠損している部分の両隣の歯を削り、それをつなぐように連結した人工歯を被せます。欠損した歯の両隣を橋のようにつなぐことから、ブリッジと呼ばれています。
ブリッジもインプラントと同じように人工歯を固定させるため、食事の時には自分の歯と同じような噛み応えが楽しめるのもブリッジの特徴です。
しかし、噛む時は支えの歯で咬合力を負担することになるため、支える歯の負担が大きくなる可能性があります。また、支える歯がない場合や欠損した歯が多い場合はブリッジはできません。

入れ歯の特徴

入れ歯は保険適用の治療と保険適用外の治療があり、さらに部分入れ歯か総入れ歯かによって作りや素材が異なります。
保険適用の部分入れ歯は、部分入れ歯を装着する両隣の歯にバネを引っ掛けて固定します。バネは金属製で、保険適用の場合は金属以外を選べません。他にも、保険適用の部分入れ歯にはマグネットアタッチメントがあります。マグネットを使用しているため安定感に優れていますが、歯がまったくない状態ではこの入れ歯は使用できません。保険適用の入れ歯の素材は、レジンというプラスチックを中心に使用するため強度が弱くなります。この強度を補うためには厚みをつけて大きく作る必要があり、使用した時の違和感が大きくなってしまいます。
保険適用外の入れ歯は見えない部分に金属を使用するため、厚みを抑えて作成することで使用時の違和感をできるだけ抑えられます。また、金属のバネのない審美的にも優れた入れ歯を作成することが可能です。保険適用外の入れ歯であれば、保険適用のものと比べると違和感が抑えられるでしょう。
入れ歯のデメリットとしては、取り外して洗浄する必要があるので取り扱いが面倒であったり、噛む力が弱く硬い物を噛み切れないことなどがあげられます。

インプラント・ブリッジ・入れ歯の治療方法・治療期間・費用の比較

インプラント・ブリッジ・入れ歯の治療方法・治療期間・費用の比較
インプラント・ブリッジ・入れ歯の特徴を解説しましたが、治療方法や治療期間などもそれぞれ異なります。
ブリッジや入れ歯には、基本的には保険が適用されますが、審美性を上げると保険適用外になる場合があります。
以下では、費用についても解説しますので、自身が治療を受ける際の参考にしてください。

インプラントの場合

インプラント治療インプラント体を埋入する必要があるため、歯茎の外科手術が必要です。
術式には歯茎の切開手術を1回で終わらせる1回法と、2回行う2回法という術式があります。
インプラントインプラント体・アバットメント・上部構造の3層構造になっています。1回法ではインプラント体を埋め込んだ後、アバットメントを装着します。2回法ではインプラント体と骨が結合するのを待ってからアバットメントを装着するのですが、この時に再度歯茎の切開手術が行われるのです。
治療期間は一般的に、1~3ヶ月かかるといわれています。ただし、インプラントを埋め込む箇所の骨の状態によって治療期間は大きく変わります。なぜかというと、インプラント体を埋め込む箇所の骨の量が足りない場合は、骨造成を行うためです。骨が作られるのを待つ時間が必要になるため、その分、時間がかかります。
インプラントの費用は原則全額自費負担のため1本400,000~600,000円(税込)程となります。

ブリッジの場合

ブリッジ治療でまず行われるのは、人工歯を被せるために欠損している歯の両隣の歯を削る治療です。その後、型をとって模型をつくりブリッジを制作します。
治療期間はインプラントと比較すると短く、1ヵ月程度です。短ければ、2回の通院で治療が終わることもあります。
ブリッジの費用は保険治療と自費治療を選ぶことができ、銀歯を主体とした保険治療の場合、1装置に付き約20,000〜30,000円(税込)程度です。審美面に優れたセラミック等の自費診療の場合には、1装置300,000〜500,000円(税込)程度となります。
ブリッジの耐久年数は、約7〜8年とされています。しかし、ブリッジをかけた土台の歯が悪くなると、耐久年数内でもブリッジを交換する必要があります。

入れ歯の場合

入れ歯の場合、まず行うのは型取りです。その後、噛み合わせの型を取り、入れ歯を制作します。
入れ歯が完成したら入れ歯の調整を行います。お口が入れ歯に慣れるためには時間がかかるため、こまめな調整が欠かせません。
部分入れ歯の場合は、型取りを行う前にバネを引っかけられるように部分入れ歯を入れる両隣の歯を削る場合があります。
保険治療の場合は、レジン床(プラスチック製)になります。レジン床は安価な代わりに、割れたり欠けたりするリスクがあります。入れ歯治療期間は、約1ヵ月程度になります。
また、費用は1装置5,000〜15,000円(税込)程ですが、自費治療の場合には100,000〜400,000円(税込)になります。保険治療の場合だと耐久年数は約2~3年、自費治療の場合だと約6〜7年と、インプラントやブリッジの耐久年数と比較するとやや短めです。

インプラントを選ぶメリット・デメリット

インプラントを選ぶメリット・デメリット
ブリッジや入れ歯は保険適用で治療できるのがメリットです。しかし、健康な歯に必要以上の負荷や負担をかけたりするため、周りの歯の寿命に影響を与えることがあります。
インプラントは、自費診療になるので高額になる傾向がありますが、独立した歯なので周りの歯に負担をかけることがありません。耐久年数においてもインプラントの方が遥かに長持ちする傾向があります。
他にも、ブリッジや入れ歯にはないメリットも多くあります。以下で、インプラントのメリットやデメリットを解説します。

メリット:天然歯のような審美性・噛み心地

インプラント治療では上部構造にオールセラミックを使うため、天然歯のような審美性を期待できるでしょう。
天然歯と同じような噛み心地を得られることもインプラントのメリットです。インプラントには人工歯根があるため、自分の歯に近い感覚で物を食べることが可能です。
しっかりと噛んで食べることができないと食事に制限が出てしまうこともあり、食事を楽しめなくなります。しかしインプラントならその心配がほとんどありません。
インプラントは顎骨に直接埋め込まれているため、ぐらつきなどもなく会話がスムーズにでき、自然な笑顔を作ることができます。天然歯のような審美性を持っているため、笑ったときにインプラントが気になることもほとんどないでしょう。

メリット:入れ歯やブリッジに比べて寿命が長い

入れ歯やブリッジは他の歯に負担をかけるため、過度に負担がかかると天然歯が痛む可能性があります。また、隙間に菌が付着し炎症を起こす場合や、経年摩擦で歯が欠けたり割れたりする可能性があるので耐久年数が6〜8年と短いのです。
一方、インプラントは歯科医院でのメンテナンスや患者さん自身でのお手入れ(歯ブラシによる清掃など)を怠らなければ、長期間使用することができます。(しっかりとメンテナンスを行った場合10年後のインプラントの生存率は約98%ほどになります。)

メリット:むし歯にならない

インプラントの材質は、チタンまたはチタン合金で作られています。天然歯を失う原因の多くはむし歯ですが、インプラントは材質の問題によりむし歯にはなりません。
しかし、インプラントを長持ちさせたり、インプラント歯周炎にならないようにするために日頃のセルフメンテナンスや歯科医院での定期検診、メンテナンスが必須です。

デメリット:費用が高い

インプラントは原則自費診療になるため、入れ歯やブリッジに比べると費用が高めです。

デメリット:入れ歯やブリッジに比べて治療期間が長い

インプラント治療は、インプラントと骨が結合するまで待たないといけません。インプラントが定着するまでに、約1〜3ヵ月間かかります。
抜歯後骨の完全回復を待たなければいけないため、抜歯を含めると治療期間が約7〜8ヶ月間かかります。入れ歯の場合約1ヶ月、ブリッジの場合約2ヶ月なので比較するとインプラントの方が治療期間が長くなります。

インプラント治療を受ける歯科医院の選び方

インプラント治療を受ける歯科医院の選び方
インプラント診療は外科的な処置を伴い高度な技術が必要な治療のため、リスクの説明や施術方法などを丁寧に説明してくれる歯科医院を選ぶことが重要です。
また、専門的な技術や知識を身につけた専門の医師がいる歯科医院を受診することが、安心な治療を受けることに繋がるでしょう。

インプラント治療の症例が多い歯科医院を選ぶ

インプラント治療は、他の歯科治療と比べると高い技術力が求められます。
インプラント治療を担当する歯科医師の技術力は、インプラント治療の症例数から判断することができます。なぜなら、インプラント治療の症例が多い歯科医院はさまざまな症例をみてきているため、患者さんの状態に合わせた治療を行える可能性が高いからです。過去にインプラント治療が難しいと診断された方でも治療ができる可能性もあるでしょう。

日本口腔インプラント学会所属の歯科医師が在籍しているかどうか

インプラント治療を行う際の歯科医院の選び方として、日本口腔インプラント学会所属の歯科医師が在籍しているかもポイントとなります。
日本口腔インプラント学会が認定する口腔インプラント専門医の資格を得るためには、まず、5年以上学会に所属する必要があります。インプラントに関する勉強も欠かせず、学会での症例発表などの条件をクリアしてはじめて、専門の医師になるための試験を受けられるのです。そのため、学会に所属している歯科医師は、インプラント治療に関する専門知識や技術を持ち合わせているといえます。
認定後も、知識をアップデートさせるために、継続して学会主催の研修会に参加することが義務付けられています。そのため、インプラント治療の知識・技術を十分持ち合わせていると判断できるでしょう。

インプラントのことならキャナルコート歯科クリニック キャナル東雲にご相談を

キャナルコート歯科クリニック キャナル東雲

インプラント、プリッジ、入れ歯の違いについて解説してきました。
治療期間や治療費用、審美性など、どこに重点をおくかで選択することになるでしょう。
キャナルコート歯科クリニック キャナル東雲は、日本口腔インプラント学会所属の歯科医師を含めた総勢20名が在籍(※2023年12月現在)する歯科医院で、専門の医師が、一人ひとりに合った治療を提供されています。

日本口腔インプラント学会専門医が在籍し専門的に治療を行う

上述しましたが、インプラント治療は専門の医師が高度な技術を保有し、質の高い治療を受けられるところを選ぶと良いでしょう。
キャナルコート歯科クリニック キャナル東雲には日本口腔インプラント学会の口腔インプラント専門医である院長が治療を行っており、さらに日本口腔インプラント学会所属の歯科医師もいるためインプラント治療の症例経験が豊富です。
また、臨床研修指導歯科医であり、専門の歯科医師・研修経験・設備全てが整備されているといえます。
「より良い治療を受けたい」という患者さんの願いに応えるべく、先進的な機器を導入したり、さまざまな治療を全て完結できる体制を整えているそうです。後述しますが、先進的な歯科用CTのような設備も整っているため、骨造成が必要な患者さんでも治療が可能になります。また、インプラントが難しい方には別の治療方法も提案し、患者さんに合わせた適切な治療を提供されています。

インプラントは最長15年の保証で安心

キャナルコート歯科クリニック キャナル東雲治療風景

インプラントが数年で抜け落ちてしまった場合、その治療は成功したと言えません。インプラントは成功率が高い治療法ではありますが、キャナルコート歯科クリニック キャナル東雲では、万が一に備えて3つの保証プランを用意しています。通常の使用で破損や脱落、不適合などが生じた場合は再治療が可能です。

キャナルコート歯科クリニック キャナル東雲のインプラント保証プラン費用は次のようになります。

  • 15年保証インプラント(1本あたり)462,000~517,000円(税込)
  • 10年保証インプラント(1本あたり)440,000~495,000円(税込)
  • 5年保証インプラント(1本あたり)418,000~473,000円(税込)

通常、保証期限は5年や5年程度が多いですが、キャナルコート歯科クリニック キャナル東雲では、最長15年の保証プランを提供しています。技術に自信があるからこそ、患者さんが安心してインプラント治療を受けられるようにとのことです。

保証程度は、定期検診やメンテナンスをしっかり受けていることが条件となります。インプラントを長持ちさせるために、定期検診やメンテナンスをきちんと受けることは大切です。

先進的な歯科用CTやサージカルガイドを作成できる設備が整っており安心で精密な手術

キャナルコート歯科クリニック キャナル東雲では、3D画像診断を行っています。

多くの歯科医院では顎の正面から見た二次元画像による診断を行っていますが、3D画像で診断することで顎骨の状態を立体的に見ることができるのです。

顎骨を立体的に見ることで、インプラントを埋入したときの形状確認が容易になります。また、骨の量を調べることもできます。

正確に診断できるため、正確な治療計画・見積書の作成が可能です。現在の状態を画像付きで伝えてもらえるため、患者さんも安心して治療を受けられるでしょう。

また、症例によってはCTデータをより細かく解析し、より精度を高めた診断ができるガイデッドサージェリーを使用してサージカルガイド(立体的な歯型の画像をもとにインプラントの挿入位置を緻密に設計したもの)を作成してインプラント手術を行っています。サージカルガイドを使用することにより、安心なだけでなく、手術時間の短縮や患者さんへの負担を軽減したインプラント手術が可能です。

キャナルコート歯科クリニック キャナル東雲では、たくさんの患者さんの希望に応えるため、できるだけ多くの選択肢の中から納得いく治療を選んでいただけるように取り組まれています。長年の経験があるからこそ提供できるといえるでしょう。
欠損した歯の治療を検討されている方は、キャナルコート歯科クリニック キャナル東雲へ相談してみてはいかがでしょうか。

キャナルコート歯科クリニック キャナル東雲の基本情報

アクセス・住所・診療時間・費用・治療期間

東京メトロ有楽町線 豊洲駅 出口5番 徒歩7分
 ゆりかもめ 豊洲駅 徒歩7分
 東京臨海高速鉄道りんかい線 東雲駅 徒歩8分

 都営バス:東雲橋交差点 下車 目の前

東京都江東区東雲1-9-22 Brillia ist東雲キャナルコート

診療時間
9:00〜13:30
15:00〜20:00

費用:15年保証インプラント 462,000~517,000円(税込)
   10年保証インプラント 440,000~495,000円(税込)
   5年保証インプラント 418,000~473,000(税込)
   All-on-4※別途価格表あり 2,970,000円(税込)
治療期間:1ヶ月~3ヶ月程度
治療回数:4〜6回

この記事の監修歯科医師