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歯のグラグラや口臭は大丈夫?歯周病の症状・口臭がひどい場合の対処法をご紹介します

 更新日:2023/09/27
歯ブラシをする女性

歯のグラグラや口臭が気になったときは、歯周病の可能性があります。歯周病によって、引き起こされる症状により骨が溶けている可能性が高いです。

歯周病は細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患で、歯茎や歯を支える骨などが解けてしまう病気です。

歯を支える骨が解けてしまうと歯のバランスも崩れてしまうため、抜けやすくなります。さらに、歯周病は口臭もひどくなるので、このような状態にならないようにしましょう。

本記事では、歯周病の症状・口臭がひどい場合の対処法を解説します。

山下 翔

監修歯科医師
山下 翔(立川やました歯科)

プロフィールをもっと見る
神奈川歯科大学歯学部卒業。神奈川歯科大学附属病院研修終了。神奈川県大型医療法人に本院の副院長として勤務。立川やました歯科 開業

歯がグラグラする原因は?

グラグラの原因
歯がグラグラする原因はいくつかありますが、歯周病の可能性が高いでしょう。歯周病は、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患で、歯茎や歯を支える骨などが解けてしまう病気です。
歯周ポケットが大きくなってしまい歯槽骨の吸収が進むことで、歯が抜け落ちる可能性があります。歯がグラグラした場合は、すぐに歯科医院で歯科医師の診断を受けてください。

歯周病の症状は?

歯周病が進行した場合におきる症状について、詳しく解説していきます。

  • 歯がぐらつく
  • 歯茎から血が出る
  • 口の中がねばつく
  • 歯茎が腫れる
  • 歯茎が長くなった
  • 口臭が気になる

歯がぐらつく

歯周病には、歯がぐらつく症状があります。歯茎の腫れや出血に伴い歯周ポケットが深くなることで細菌が根元に溜まってしまい、歯を支えている歯根膜繊維や歯槽骨が壊されるためです。
実際に歯を支えている歯槽骨が壊れてしまうと、歯茎が下がりしだいに歯を支えられなくなります。その過程で、歯がぐらついたり抜け落ちたりするため注意が必要です。
また、急性症状として腫れがひどかったり強い痛みを伴うことがあります。

歯茎から血が出る

歯周病によって、歯茎の炎症が進行すると、歯茎から血が出ることがよくあります。歯周ポケットは細菌の繁殖に適した場所のため、細菌の毒素によって歯茎が炎症を起こし、血が出る場合があるためです。
また、歯周病は、歯垢や歯石が歯と歯茎の間にたまってしまい、歯周ポケットができることで引き起こされます。このように歯周病により細菌が増殖する環境ができてしまい、症状が悪化して歯茎から出血を起こすことが特徴です。

口の中がねばつく

歯周病が進行すると歯槽膿漏になりますが、その症状として口の中がねばつく感じを覚えることもあります。歯茎の炎症が増し、歯槽骨に細菌が侵入してしまうと炎症反応を起こすことで、口の中がねばつくようになります。
また、口内環境が変化することで唾液の量や質に影響を及ぼすでしょう。唾液には、自浄作用があるため唾液の量が減少すると細菌が増殖します。口がネバついているときには、歯周病による症状の可能性があるため注意が必要です。

歯茎が腫れる

歯周病の症状で歯茎が腫れることはよく起こります。歯茎が腫れる原因は、歯周病による炎症や細菌の増殖によるものが主な原因です。
歯垢は細菌の塊で歯と歯茎の境界に溜まりやすく、歯垢が溜まると細菌が増殖し、歯茎の炎症が起こります。歯茎が腫れたときは、冷シップや保冷剤などをガーゼタオルで包み、頬の外側から冷やしましょう。直接皮膚にあてると肌を傷めてしまう可能性があるので注意が必要です。

歯茎が長くなった

歯周病によって歯茎が長くなる状態は、歯茎の腫れや炎症が進行し、歯槽骨の減少や歯周組織の破壊が進むことによって引き起こされます。この状態は「歯肉退縮」と呼ばれることが一般的です。
歯垢や歯石の蓄積によって引き起こされる歯茎の炎症によって歯肉退縮が生じ、歯茎が長くなります。

口臭が気になる

歯周病によって引き起こされる口臭は、歯茎の炎症や細菌の増殖によって生じるものです。歯茎の炎症は、歯茎からの膿や有害なガスの放出につながるため、口臭が生じる原因となります。また、唾液の減少や口腔内の乾燥も、口臭を悪化させる要因となるため気をつけましょう。歯周病が進行すると、出血の他に膿も混じるようになり、より一層口臭がひどくなります。早めに通院して定期健診を受け、むし歯・歯周病予防を徹底してください。

口臭の原因は?

口臭の原因
口臭の原因といわれているものを下記に記載します。

  • 舌苔
  • 歯周病菌
  • においのきつい食べ物

上記に関して、ここでは詳しく解説します。

舌苔

舌苔とは、舌の表面に付着した薄い白色または黄色の膜状のものです。主に細菌や食べかすが口内の細胞と混ざってできるものです。舌苔は一般的に口臭の原因とされており、不快な口臭を引き起こします。

歯周病菌

歯周病は、口腔内に存在する細菌の増殖とそれに伴う免疫反応によって引き起こされる炎症性疾患です。

においのきつい食べ物

歯周病は細菌の増殖による炎症性疾患であり、口腔内の細菌が食べ物を代謝することで臭い物質が発生します。口臭を強める可能性がある食べ物は、ガーリック・オニオン・魚介類などです。
なお、個人の体質や食生活によって反応が異なる場合がありますが、一般的にはこれらの食べ物を控えることで口臭を改善できる可能性があります。

口臭がひどい場合の対処法

対処法
口臭がひどい場合の対処法をいくつか記載します。

  • 歯科医院で歯磨きの指導を受ける
  • 洗口液を使用する
  • 歯科医院で歯周病の基本治療を受ける
  • 歯周病の外科的治療を受ける
  • 歯周病の内科的治療を受ける

上記の内容に関して、ここでは詳しく解説していきます。

歯科医院で歯磨きの指導を受ける

歯科医院で歯磨きの指導を受けることで磨き残しを解消できるでしょう。自分でやる歯磨きの場合は、きれいに磨いたつもりでも、磨き残しの発生が多いためです。実際に、歯垢や食べ残しが原因で歯周病やむし歯などを発症します。
また、定期的に歯石除去や歯面清掃などの予防処置・指導を受けることが歯の喪失の防止に重要となるでしょう。

洗口液を使用する

口腔内の清潔を保つために使われる洗口液は、口の中をうがいすることで口腔内の細菌や食べかすを除去し、口臭の改善や歯周病の予防に役立つことがあります。歯磨きやフロスと併用することで、より効果的な口腔ケアが期待できるでしょう。

歯科医院で歯周病の基本治療を受ける

歯周病の基本治療は、歯科医院で行われる歯周病治療の中でも重要な治療になります。歯周病の進行を抑え、炎症を改善し、口腔内の健康を回復させる目的があるためです。基本治療は個々の症状や進行具合に合わせてカスタマイズされます。
また、歯周病の治療は一度の治療で完了することはほぼありません。完治には複数回の治療が必要になるため、定期的なメンテナンスの継続が非常に重要です。

歯周病の外科的治療を受ける

歯周病の外科的治療とは、歯周基本治療で汚れを除去できない状態や歯周病が悪化してしまった場合に、歯周ポケットの深さを減少させるための外科手術を行います。
また、歯の根っこに付着した歯石や歯垢を取り除くフラップ手術や、歯周病によって部分的に失われてしまった骨を再生させる手術などを行うことが特徴です。
さらに、歯周病によって歯茎が退縮してしまった場合は、他の部位から取った歯肉を退縮した部位に移植し歯肉の再生を行います。

歯周内科治療を受ける

歯周病の内科的治療はメスなどを使用した外科的な手術と異なり、専用の薬や歯磨きを使用して歯周病の治療を行います。患者への負担やストレスが少ない治療法です。短期間で、歯茎からの出血・排膿・口の中の粘つきなどを改善できます。

口臭でお困りなら立川やました歯科に相談を

院長
立川やました歯科は、歯周病の治療において歯周病の外科的治療・内科的治療などの複数のアプローチで治療を可能としています。

高性能顕微鏡の位相差顕微鏡を導入しており、口の中の細菌を直接目で見ながら状態の確認が可能です。そのため、より精密な歯周病治療を実現できます。

診療内容は、予防治療・むし歯治療・根管治療インプラント審美治療ホワイトニング矯正歯科・顎関節症・親知らず抜歯・訪問治療に対応可能です。

大手医療法人の勤務医の経験から保険診療・自費診療を問わず幅広い症例の経験を積んだことで、あらゆるニーズに対応できるスキルを身に付けました

その結果が立川やました歯科の診察範囲の広さに表れています。地域に根差した歯科医院として、患者さんに寄り添った治療を提供しています。

立川やました歯科は、矯正歯科以外の治療も積極的に行っていますが、第一に予防を中心とした歯科医療を地域住民の方に提供することをモットーにしています。

定期健診でむし歯や歯周病などの小さな変化に気づき、予防や治療で患者さんの負担を大幅に軽減してくれるでしょう。

位相差顕微鏡を使用しより精密な歯周病治療を実現

院長とスタッフ
立川やました歯科が導入している位相差顕微鏡は、非常に微細な組織の観察が可能です。歯周組織の健康評価や治療の判断に役立ちます。

非染色の試料を観察できるため、プラークや歯周ポケット内の微生物の観察にも活用でき、細菌の増殖やプラークの存在の把握が可能です。

位相差顕微鏡で、個々の口腔内細菌の状態を観察できるので、その方にあった治療法を選択し、リスク判定を行えます。

高度で精密な機械を使用することで、適切なケアの提案が可能です。

徹底した感染予防対策を実施

立川やました歯科では、徹底した感染予防対策を実施しています。

医療先進国のヨーロッパ規格EN13060においてクラスBの条件をクリアしている世界基準の滅菌器を導入しました。

人と自然に優しくウイルスを99.95%除去することができ、PM2.5やPM0.1を99.99%捕集することが可能な「メディカルライトエアー」を完備して感染対策も万全です。

また、治療内容については心から納得いくまでわかりやすく丁寧に説明し、適切な歯科診療を提供しています。

プライバシーを重視した個室での治療体制とバリアフリーで快適な院内となっており安心して来院が可能です。

また、精神的理由により歯科診療所に通院できない方に対しては、訪問診療を行うため、気軽にご相談ください。

立川やました歯科の基本情報

アクセス・住所・診療時間

バス:高松町二丁目 下車 徒歩1分
JR中央線・JR南武線・JR青梅線 立川駅 車で5分

東京都立川市高松町2-15-12

診療時間
9:30~13:00
15:00~20:00

★:15:00~17:00
※完全予約制

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