天然の歯を残すために。歯を守るための矯正・インプラント・ホワイトニングの役割や予防治療の重要性
公開日:2025/07/01

人生を豊かにするうえで、いつまでも健康な歯を保つことはとても大切です。 見た目の美しさだけでなく、自分の歯で噛めることは健康寿命を伸ばすことにも繋がります。 歯の健康を守るためには日々の歯磨きや定期検診、クリーニングが欠かせませんが、そのほかにも歯を守る予防治療としてインプラントや矯正治療、ホワイトニングなどがあります。 今回の記事では、お口の健康を維持するための予防治療の効果と重要性を解説します。

監修歯科医師:
中村 彩乃(愛彩デンタルクリニック)
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2010年 3月 駿台甲府高等学校卒業
2010年 4月 東京歯科大学 歯学部入学
2016年 3月 東京歯科大学 歯学部卒業
2016年 3月 第109回歯科医師国家試験合格
2016年 3月 歯科医籍登録 第178641号
2016年 4月 東京歯科大学 千葉病院にて歯科医師臨床研修(2017年3月迄)
2017年 4月 東京歯科大学大学院歯学研究科(歯周病学専攻)入学
2021年 3月 東京歯科大学大学院歯学研究科(歯周病学専攻)修了
2021年10月 日本歯周病学会認定医取得
2010年 4月 東京歯科大学 歯学部入学
2016年 3月 東京歯科大学 歯学部卒業
2016年 3月 第109回歯科医師国家試験合格
2016年 3月 歯科医籍登録 第178641号
2016年 4月 東京歯科大学 千葉病院にて歯科医師臨床研修(2017年3月迄)
2017年 4月 東京歯科大学大学院歯学研究科(歯周病学専攻)入学
2021年 3月 東京歯科大学大学院歯学研究科(歯周病学専攻)修了
2021年10月 日本歯周病学会認定医取得
目次 -INDEX-
インプラント治療で歯を守る
むし歯や歯周病を発症し、炎症が神経にまで達するなど重度の場合は歯を失ってしまう場合もあります。歯を失ってしまった場合、どのように補うかはその後の歯の寿命に大きく影響します。中でもインプラントは、見た目や噛む力を取り戻すだけでなく、残った歯を守ることにも繋がります。
歯を守るための歯科医院選びのポイント
インプラント治療は、単に人工歯を埋め込むだけではなく、周囲の歯や顎骨の状態を見極めながら進める高度な技術を要する治療です。信頼できる歯科医院を選ぶには、まず経験豊富な歯科医師が在籍しているかを確認しましょう。 さらに、事前の診査診断を丁寧に行い、歯科用CTや3Dシミュレーションなどの設備が整っているかも重要なポイントです。インプラントと入れ歯(デンチャー)の違いと選び方
インプラントと入れ歯の大きな違いは、残っている歯への負担と、天然の歯に近い審美性と機能性です。 まず、入れ歯には「部分入れ歯」と「総入れ歯」があります。部分入れ歯は人工歯と残っている歯にかけるバネ、粘膜部位のピンク色の義歯床の3構造です。総入れ歯は歯がすべて失われた場合に使用され、人工歯と義歯床の2構造です。部分入れ歯は残っている歯に頼らなくてはならず、総入れ歯も粘膜や骨が変化して合わなくなるとお口のなかを傷つけてしまう場合があります。 一方、インプラントは歯を失った部位に人工歯根を埋め込み、人工歯を支台部で支えます。天然の歯に近い機能を実現できるためしっかり噛むことができ、見た目の審美性も優れています。デメリットは外科手術が費用なことや治療期間が長いことなどが挙げられます。また、保険適用外のため全額自己負担となり、費用相場は1本あたり200,000〜500,000円(税込)程です。 歯を失ってしまった場合、そのままにしておくと周囲の歯へ影響を及ぼしたり、きちんと咀嚼ができず消化器官に負担がかかったりと、さまざまなトラブルを引き起こす可能性があります。早めに歯科医院を受診し、適切な治療を受けることが大切です。中でもインプラントは、残っている周囲の歯に支えを頼らないので残っている歯への負担が少なく、自分の歯を守ることにも繋がるでしょう。矯正治療で守る将来の歯の健康
噛み合わせと歯並びも将来の歯の寿命に関わっており、矯正治療は見た目の改善だけでなく将来にわたって歯を守るための大切な手段です。矯正治療の開始時期やライフスタイルに合わせた治療法などを考えてみましょう。
若いうちに始めると将来の歯を守れる理由
若いうち、特に小児期は骨格が固まりきっていない顎の成長途中にあり、骨の成長を利用して無理のない矯正治療が期待できます。また、矯正治療では抜歯をするケースもありますが、抜歯せずに歯並びを整えられる可能性が高くなります。ほかにも、顎の成長途中で歯並びや噛み合わせの異常があると顎が変形してしまう可能性があり、早めの治療が肝心です。 歯列が整うと歯磨き時の磨き残しが減り、将来的なむし歯や歯周病のリスクを軽減できます。早いうちに矯正治療を始めることは、歯や顎にかかる負担を抑えて健康な歯の発育をサポートすることにつながります。矯正治療の選び方とライフスタイルへの影響
矯正装置はさまざまな種類があり、ご自身のライフスタイルを考慮して選択することが大切です。 矯正装置は、歯に矯正装置を接着して細いワイヤーを通して歯を動かすワイヤー矯正や、透明なマウスピースを装着するマウスピース型矯正、永久歯の生えるスペースを広げる拡大床などがあります。 ワイヤー矯正のメリットは適応症例が幅広く大きく歯を動かすことができる、デメリットは矯正装置が目立つことなどが挙げられます。費用相場は500,000〜1,200,000円(税込)程です。マウスピース型矯正のメリットは透明で目立ちにくく周囲に気付かれにくい、デメリットや装着時間を守らないと効果が得られないことがあるなどで、費用相場は600,000〜1,000,000円(税込)程です。拡大床のメリットは強い力がかかりにくいため痛みが少ないこと、デメリットは装置が大きいため発音のしづらさや異物感を感じることがあるなどです。費用相場は片顎30,000〜50,000円(税込)程です。 矯正装置が目立つことが気になりコミュニケーションを控えてしまったり、食事内容や嗜好、睡眠に影響が出たりする場合もあるかもしれません。個人のライフスタイルや好み、歯並びや噛み合わせの程度や治療時期などさまざまなことを考慮して、矯正治療に精通した歯科医師と治療方法を決めていくことをおすすめします。ホワイトニングで歯への意識を変える
ホワイトニングは歯を白くするだけではなく、歯に対する意識を高めるきっかけにもなります。また、定期的なメンテナンスにより、予期せぬお口のトラブルを予防する効果もあります。
白い歯による見た目から始まる予防意識
白くてきれいな歯は、顔全体の印象が明るくなり、笑顔に自信がついて人とのコミュニケーションも積極的になるでしょう。 見た目への関心が健康意識を高める場合もあり、ホワイトニング施術を受けると審美面の維持のみならず健康的な歯を保つ予防意識も生まれることがあります。また、ホワイトニング後のセルフケアや定期検診で、むし歯や歯周病などリスクの早期発見にもつながります。 デメリットは、一時的に知覚過敏になる可能性があることや、白くできる程度には個人差があるなどが挙げられます。費用相場は、10,000〜70,000円(税込)程です。定期的なメンテナンスが効果を高め、歯も守る
代表的なお口のトラブルにはむし歯や歯周病が挙げられますが、そもそもむし歯や歯周病は細菌感染により引き起こされます。むし歯はむし歯菌が歯に残った食べかすを分解して歯垢(プラーク)を形成し歯を溶かす疾患、歯周病は歯周病菌が歯周ポケットで増殖して歯垢を形成し炎症を起こす疾患です。 ホワイトニングに使用する薬剤は、消毒薬にも使用される過酸化水素水です。過酸化水素水は口腔内の細菌を除菌する効果もあり、ホワイトニングをしながらお口の衛生環境を整えられる相乗効果が得られます。 定期的なメンテナンスを受けることで、ホワイトニングの効果を保ちながら、継続的にむし歯や歯周病の予防効果の向上が期待できます。予防治療やメンテナンスの重要性
口腔疾患の予防や健康な歯を維持するには、日頃の歯磨きによる歯垢の除去などセルフケアが重要です。しかし、セルフケアを心がけていてもお口の問題を抱えてしまう場合もあります。問題を防ぐためには、予防治療や定期的なメンテナンスが不可欠です。
プロフェッショナルケアの必要性と効果
セルフケアをしっかり実施しているし、口腔粘膜や歯にも痛みや違和感を感じず、歯科医院へ行く必要がないと感じる方もいるかもしれません。しかし、歯科のプロフェッショナルの視点での口腔状態をチェックすることは、口腔内のトラブルを避けるうえで重要です。そうすることでトラブルの初期段階で異常を発見しやすくなり、ご自身の歯を守るだけでなく治療期間や費用の軽減につながる可能性があります。 また、定期的に天然の歯や残っている歯を守るための適切な歯磨き方法の指導や、フッ素塗布、歯石除去などのプロフェッショナルケアを受けることは、むし歯や歯周病のリスクを大幅に低減します。 さらに一歩踏み込んだ治療で口腔環境の改善が見込まれるケースでは、矯正治療やインプラント、ホワイトニングなどを取り入れてトラブルの予防効果を高めることもできます。歯を守るためにはメンテナンスが大切
歯を守るためには治療が済んだら終わりではなく、治療後のメンテナンスが重要です。 むし歯や歯周病は、原因となる口腔内細菌の完全な除去は困難なため再発しやすく、治療後も定期的かつ継続的に経過観察や歯垢除去をして再発防止をする必要があるでしょう。ホワイトニングも同様に、定期的なメンテナンスを受けることで、審美効果と口腔内細菌数のコントロールが期待できます。また、インプラントは天然の歯よりも免疫抵抗力が低く、細菌感染をするとインプラント周囲炎を発症するリスクがあります。 気付いたときには重症な場合もあるので、歯科医師による定期的なメンテナンスが重要です。歯列矯正も生涯の歯列や噛み合わせに関わる大事な治療なので、定期的なメンテナンスを受けましょう。歯科治療なら愛彩デンタルクリニックにご相談を
質の高い知識と技術が求められるインプラント治療や矯正治療、ホワイトニングなどを検討している方は、愛彩デンタルクリニックへ相談してみてはいかがでしょうか。
院長の中村彩乃先生は患者さんの笑顔を大切に、患者さんの気持ちやニーズに寄り添った治療を提供されています。
清潔で快適な環境と充実したアフターケア
院内の感染対策の徹底や、個室のカウンセリングルームと診察室でプライバシーに配慮するなど、治療に専念できる環境を整えています。また、受付待合室はゆったりした椅子でリラクゼーション音楽が流れているので、リラックスして過ごすことができるでしょう。 また、カフェ「Bon moment café」を併設するなど、患者さんに快適な空間を提供できるよう工夫を凝らしています。 治療後のアフターケアも充実しており、インプラントや歯周病治療、矯正治療などの定期的なメンテナンスに力を入れ、長期的な口腔の健康維持をサポートしています。メンテナンスの重要性を重視しており、治療後の不安にも寄り添ってくれるでしょう。専門の歯科医師による精度の高い診断と治療
愛彩デンタルクリニックは精度の高い診断と治療にこだわり、各専門分野のプロフェッショナルな歯科医師たちが、難症例やセカンドオピニオンにも対応しています。日本歯周病学会 認定医である中村院長は、歯を失う大きな原因ともいわれる歯周病に対して質の高い診断と治療が可能です。
さらに、インプラントや矯正治療、ホワイトニングに使用する装具や薬剤は、患者さんの状態と希望に応じて選択できるよう多様に揃えるなど、単に治療を行うだけでなく、患者さんの将来の健康まで考えた診療を提供しています。
総合的な歯科治療で患者さんの悩みに対応
お口の悩みやトラブルは人によってさまざまですが、リスクに対して予防意識を持つことが大切です。 愛彩デンタルクリニックでは、幅広い歯科分野で機能性と審美性を兼ね備えた総合的な治療を提供し、患者さんのお悩みに対応しています。どの世代の方でも通いやすく、信頼して長く付き合える歯科医院を目指しています。 患者さんの「笑顔への想い」を尊重し、その実現に向けて真摯に取り組む歯科医師やスタッフらと一緒にカウンセリングや診断を通して、適した治療方法を検討してみてはいかがでしょうか。愛彩デンタルクリニックの基本情報
アクセス・住所・診療時間・費用・治療回数・治療期間
JR身延線 善光寺駅 徒歩8分
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 9:30~13:00 | ● | ● | ● | - | ● | ● | ● | - |
| 14:30-18:30 | ● | ● | ● | - | ● | ● | ● | - |
参考文献
- 歯周病Q&A|特定非営利活動法人 日本歯周病学会
- 歯のメインテナンス|特定非営利活動法人 日本臨床歯周病学会
- お口の病気と治療|日本歯科医師会
- 女性の笑顔における歯冠色の違いが歯学部学生の印象に及ぼす影響
- ホワイトニング 臨床における勘所
- かみ合わせの異常|日本歯科医師会
- かみ合わせが気になる|日本歯科医師会
- 咬合、かみ合わせ|日本歯科医師会
- 矯正歯科|日本歯科医師会
- インプラント|日本歯科医師会
- 入れ歯|日本歯科医師会
- むし歯|日本歯科医師会
- ホワイトニング|日本歯科医師会
- 認定医 新規申請|特定非営利活動法人 日本歯周病学会
- 院長紹介|愛彩デンタルクリニック
- ホワイトニング|愛彩デンタルクリニック
- 小児矯正|愛彩デンタルクリニック
- 歯科医療の専門性について
- 歯科専門医とは|日本歯科専門医機構


