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ブルーラジカルとは?効果・適応・注意点までわかりやすく解説

 公開日:2026/03/30
ブルーラジカルとは?効果・適応・注意点までわかりやすく解説

歯周病は、日本人の成人の多くにみられる疾患で、歯茎の炎症などを含めると成人の約8割に何らかの歯周病の所見がみられると報告されています。歯周病治療は、従来はスケーリングや外科治療が主流でしたが、近年では「ブルーラジカル」という新しい治療法が注目を集めています。ブルーラジカル治療について、従来の治療法と何が異なるのか、どのような患者さんに向いているのか、そして治療を受ける際にはどのようなポイントに注意すべきなのか、その仕組みから注意点までわかりやすく解説します。歯周病治療を検討している方はぜひ参考にしてください。

近藤 光

監修歯科医師
近藤 光(赤坂B&S歯科・矯正歯科)

プロフィールをもっと見る
2015年 東京歯科大学 卒業
2015年 医療法人社団歯友会赤羽歯科 単独型臨床研修
2016年 同法人池袋診療所 入局
2016年 医療法人スマイルコンセプト 非常勤勤務
2016年 赤羽歯科 退職
2017年 高田歯科インプラントセンター 非常勤勤務
2017年 しんみ歯科 非常勤勤務
2018年 高田歯科 退職
2019年 フリーランス矯正歯科医となる
2019年 医療法人社団優綾会カメアリデンタル 矯正歯科担当医
2019年 デンタルクリニックピュア恵比寿 矯正歯科担当医
2020年 しんみ歯科 退職
2020年 医療法人社団角理会 茅ヶ崎アルカディア歯科・矯正歯科 矯正歯科担当医
2021年 医療法人恵優会フォルテはにゅうモール歯科 矯正歯科担当医
2021年 舞浜マーメイド歯科 矯正歯科担当医
2022年 医療法人恵優会かすかべモール歯科 矯正歯科担当医
2022年 レフィーノデンタルクリニック 矯正歯科担当医
2022年 医療法人社団カムイ会柏なかよし矯正歯科・小児歯科 矯正歯科担当医
現在に至る

ブルーラジカルとは何か|治療の仕組みを理解する

ブルーラジカルとは何か
ブルーラジカルは、歯周病治療における新しいアプローチとして注目されている治療法です。その仕組みや従来治療との違いを理解することで、治療選択の幅が広がるでしょう。

ブルーラジカルとは

ブルーラジカルとは、過酸化水素水と特殊な波長の青色光を組み合わせることで活性酸素(ヒドロキシラジカル)を発生させ、その殺菌作用を利用する歯周病治療です。この活性酸素には強い殺菌作用があり、歯周ポケット内に潜む歯周病原菌を効果的に除去できると考えられています。
治療では、専用の機器を使用して歯周ポケット内部に青色光を照射します。光が照射されると、歯周組織内で活性酸素が発生し、歯周病の原因となる細菌を破壊します。熱や痛みはほとんど生じないといわれており、患者さんへの負担が少ないのが特徴です。
ブルーラジカル治療は、従来の物理的な歯石除去とは異なるアプローチで歯周病に働きかけるため、これまで外科治療が必要だと考えられていたケースでも選択肢の一つとなる可能性があります。

なぜ歯周病に効果が期待できるのか

歯周病は、プラーク(歯垢)や歯石に含まれる細菌が歯茎や歯を支える骨に炎症を引き起こすことで進行します。特に歯周ポケットの深部に入り込んだ細菌は、従来の歯磨きやスケーリングだけでは完全に除去することが難しい場合があります。
ブルーラジカルが発生させる活性酸素は、歯周ポケット内の細菌に対して殺菌効果を発揮する可能性が報告されています。さらに、細菌数の減少によって歯周組織の炎症改善につながる可能性も示唆されていて、歯茎の腫れや出血などの炎症症状の改善につながる可能性があります。

従来のスケーリングとの違い

従来の歯周病治療は、スケーリングルートプレーニングといった物理的な手法で歯石やプラークを除去します。これらの治療は歯周病治療の基本であり多くのケースで有効ですが、歯周ポケットが深い場合や複雑な形状をしている場合には器具が届きにくく、完全に歯石を除去することが困難なケースもあります。
しかし、ブルーラジカルは薬剤と光を組み合わせて殺菌作用を発揮するため、器具が物理的に届きにくい部位にも対応できる可能性があります。また、スケーリングでは歯や歯茎に多少の刺激が伴うことがありますが、ブルーラジカルは光による治療のため、痛みや不快感が少ないのが利点です。ただし、ブルーラジカルは歯石そのものを除去する治療ではないため、多くの場合はスケーリングルートプレーニングと組み合わせて実施されます。従来治療と併用することで、より効果的な歯周病治療が期待できるでしょう。

従来治療との違いとメリット・注意点

従来治療との違いとメリット・注意点
ブルーラジカル治療を検討する際には、従来の歯周病治療との違いを理解し、メリットと注意点を把握しておくことが大切です。

従来の歯周病治療の流れ

従来の歯周病治療は、まず歯周ポケットの深さや歯茎の状態を検査し、歯周病の進行度を評価することから始まります。軽度から中等度の歯周病であれば、スケーリングルートプレーニングによって歯石やプラークを除去し、歯周組織の改善を図ります。
歯周ポケットが深く、非外科的な治療だけでは改善が見込めない場合には、外科治療や歯周組織再生療法が選択されることがあります。治療後は、定期的なメンテナンスとして、PMTCなどの専門的クリーニングやセルフケア指導などの活用が推奨され、これらの予防処置を継続することで歯周病の再発を防ぎ、口腔内環境を良好に保つことが期待できます。

ブルーラジカルのメリット

ブルーラジカル治療の大きなメリットは、痛みや不快感が少ないことです。光を照射することで殺菌効果が得られるため歯や歯茎への物理的な刺激がほとんどなく、痛みに敏感な方や治療への恐怖心が強い方でも受けやすい治療法といえます。
また、外科治療を避けたい方にとっても選択肢の一つとなります。従来であれば外科的な処置が必要とされていたケースでも、ブルーラジカルを活用することで非侵襲的に治療を進められる可能性があり、歯茎を切開しないため治療後の腫れや痛み、回復期間も短縮されることが期待されます。

すべての歯周病に適応するわけではない

ブルーラジカル治療には多くのメリットがありますが、すべての歯周病に適応するわけではありません。特に、歯周病が進行して歯を支える骨が大きく失われている場合や、歯がグラグラと動揺している場合には、ブルーラジカルだけでは十分な効果が得られないこともあります。
また、ブルーラジカルは殺菌効果を主な目的とした治療であるため、歯石の除去や歯周組織の再生といった処置を代替するものではありません。治療を受ける際には、歯科医師による正確な診断と、患者さんの状態に応じた治療計画が必要です。
ブルーラジカルは歯周病治療の選択肢の一つであり、患者さんの状態に応じて適切な治療法を選択することが重要です。

保険適用の有無と費用

ブルーラジカル治療は、現時点では保険適用外の自由診療となることが一般的です。治療費用は歯科医院によって異なり、患者さんの全額自己負担となるため、治療を検討する際には事前に確認しておくことが大切です。費用相場は1本あたり10,000〜30,000円(税込)です。
歯科医院によっては、ブルーラジカル治療を含めた総合的な治療プランを提案している場合もあります。費用だけでなく、治療内容や期待できる効果、リスクなどについても十分に説明を受け、納得したうえで治療を受けましょう。

どのような人に向いている?適応と治療の流れ

どのような人に向いている?適応と治療の流れ
ブルーラジカル治療はどのような方に向いているのか、また治療の流れや治療後に大切なことについて解説します。

中等度~重度歯周病で外科を避けたい方

ブルーラジカル治療は、中等度から重度の歯周病で、外科治療を避けたいと考えている方に適している場合があります。
歯周ポケットが深く、従来のスケーリングだけでは改善が難しいケースでも、ブルーラジカルを活用することで非侵襲的に治療を進められる可能性があるため、歯茎を切開することに抵抗がある方や治療後の回復期間を短くしたい方にとって、ブルーラジカルは有力な選択肢となるでしょう。ただし、歯周病の進行度や歯を支える骨の状態によっては、外科治療や歯周組織再生療法が必要となることもあります。

再発を繰り返しているケース

歯周病治療を受けたにも関わらず、再発を繰り返している方にも、ブルーラジカル治療が適している場合があります。
歯周病は、治療後のメンテナンスが不十分だったり、口腔内の細菌バランスが崩れたりすることで再発しやすい疾患です。ブルーラジカルは、歯周ポケット内の細菌を減少させることが期待されるため、再発リスクの軽減につながる可能性があります。

治療の一般的な流れ

ブルーラジカル治療を受ける際には、まず歯科医院で精密な検査を行います。歯周ポケットの深さや歯茎の状態、歯を支える骨の状態などを評価し、ブルーラジカル治療が適応するかどうかを判断します。
治療が適応となった場合、まずスケーリングルートプレーニングによって歯石やプラークを除去し、専用の機器を使用して歯周ポケット内に青色光を照射、殺菌処置を行います。光の照射時間は部位によって異なりますが、一般的には数分程度です。
治療後は、歯茎の状態を観察して必要に応じて追加の処置を行います。歯周病の進行度によっては複数回の治療が必要となることもあるため、治療計画や通院回数は歯科医師と相談しながら決定します。

治療後に重要なこと

ブルーラジカル治療を受けた後は、適切なセルフケアと定期的なメンテナンスが不可欠です。治療によって一時的に細菌が減少しても、日々のケアを怠ると再び細菌が増殖し、歯周病が再発するリスクがあります。
歯科医院で定期的にクリーニングを受けることで、より効果が期待できるでしょう。
また、喫煙や糖尿病などは歯周病のリスク因子となるため、生活習慣の見直しも重要です。禁煙や血糖値のコントロールを心がけることで、歯周病の予防や治療効果の向上が期待できます。

ブルーラジカル治療を受ける際の歯科医院選び

ブルーラジカル治療を受ける際の歯科医院選び
ブルーラジカル治療は専門的な知識と技術が求められる治療法です。治療を受ける際には、信頼できる歯科医院を選ぶことが重要です。

診断力があるか

ブルーラジカル治療を受ける際には、まず正確な診断が必要です。歯周病の進行度や口腔内の状態を正確に評価できる歯科医師が在籍しているかどうかが、歯科医院選びの大切なポイントです。歯科医師が豊富な経験と知識を持っている場合、患者さんの状態に応じて適切な治療法を提案してもらえるでしょう。
診断力が高い歯科医院では、ブルーラジカル治療が適しているかどうかを適切に判断し、必要に応じてほかの治療法の提案を受けることができます。初診時のカウンセリングで、検査内容や診断方法について詳しく説明を受けることが大切です。

歯周病治療の総合的対応が可能か

ブルーラジカル治療は、単独で行われるよりも、従来の歯周病治療と組み合わせて実施されることが多い治療法です。そのため、スケーリングや外科治療、歯周組織再生療法など、幅広い歯周病治療に対応できる歯科医院を選ぶことが重要です。
総合的な歯周病治療が可能な歯科医院であれば、患者さんの状態に応じて適切な治療プランを提案してもらえます。また、治療後のメンテナンスやセルフケアの指導も充実している場合が多く、長期的に口腔内の健康を維持しやすくなるでしょう。

説明の透明性

治療前に、治療の流れや期待できる効果、リスク、費用などについて丁寧に説明してくれる歯科医院を選びましょう。説明の透明性が高い歯科医院では、患者さんが納得したうえで治療を受けられるよう、疑問や不安に対しても誠実に対応してくれます。
治療前のカウンセリングで、歯科医師やスタッフの対応が丁寧かどうかも確認しておきましょう。患者さんの気持ちに寄り添い、わかりやすく説明してくれる歯科医院であれば、安心して治療を任せることができるでしょう。

ブルーラジカル治療は赤坂B&S歯科・矯正歯科にご相談を

ブルーラジカル治療は、従来の治療と組み合わせることで、より効果的な歯周病管理が期待されます。歯周病治療を考えている方は、赤坂B&S歯科・矯正歯科に相談してみてはいかがでしょうか。ここからは、患者さん一人ひとりに寄り添った丁寧な歯科治療を提供している赤坂B&S歯科・矯正歯科の特長を紹介します。

歯周病から矯正まで対応する総合歯科

赤坂B&S歯科・矯正歯科は、歯周病治療だけでなく、一般歯科や予防治療、審美治療矯正治療、小児歯科など、幅広い診療科目に対応しており、口腔内全体の健康を総合的にサポートできる体制が整っています。
理事長をはじめとする経験豊富な歯科医師が在籍し、大学病院での研鑽を積んだ専門性の高い治療を提供されています。歯科口腔外科や矯正治療の経験も豊富であり、複雑なケースにも対応可能だそうです。患者さんの口腔内の状態を総合的に評価し、適切な治療プランを提案してもらえるでしょう。

先進的な治療機器による精密治療

赤坂B&S歯科・矯正歯科では、先進的な治療機器を積極的に導入し、精密な診断と治療を提供されています。ブルーラジカル治療をはじめとする新しい治療法にも対応しており、患者さんの負担を軽減しながら効果的な治療を提供するよう努めているそうです。
歯周病の診断には、歯周ポケットの深さを測定するだけでなく、レントゲン検査などを活用して歯を支える骨の状態を詳細に評価し、診断をもとにスケーリングルートプレーニング、歯周外科治療、歯周組織再生療法など、患者さんの状態に応じた治療法を選択するといいます。
また、歯周病治療後のメンテナンスにも注力されています。PMTCフッ素塗布、プロバイオティクスの活用など、予防処置も充実しており、定期的なメンテナンスを通じて歯周病の再発を防いで長期的に健康な口腔内環境を維持できるようサポートされています。

精密診断に基づく治療計画で患者さんの口腔内をサポート

赤坂B&S歯科・矯正歯科の大きな特徴は、精密な診断に基づく治療計画の立案です。初診時には、口腔内の状態を詳しく検査し、患者さんのお悩みやご希望を丁寧にヒアリングしたうえで、一人ひとりに合った治療プランを提案するよう努めているそうです。治療内容や期間、費用についても明確に説明してくれるため、患者さんは納得したうえで治療を受けることができるでしょう。
また、診療時間も平日は夜19時まで、土曜日も18時まで対応しており、お仕事や学校帰りに通院しやすい環境が整っています。
赤坂B&S歯科・矯正歯科では、患者さんが安心して治療を受けられるよう、患者さんの心に寄り添い、丁寧でわかりやすい説明と質の高い歯科治療を提供されています。ブルーラジカル治療をはじめとする先進的な歯周病治療を受けたい方は、赤坂B&S歯科・矯正歯科に相談してみてはいかがでしょうか。

赤坂B&S歯科・矯正歯科の基本情報

アクセス・住所・診療時間・費用・治療期間・治療回数

東京メトロ銀座線・丸ノ内線「赤坂見附駅」より徒歩1分

東京メトロ千代田線「赤坂駅」より徒歩5分

東京都港区赤坂3丁目2番2号 日総第24ビル1階・2階

診療時間
10:00〜19:00

▲10:00〜18:00

【費用(税込)】
 精密検査 22,000円
 ブルーラジカル1本 15,000円
 ブルーラジカル4本 45,000円
【治療期間】1ヶ月
【治療回数】2回

この記事の監修歯科医師