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目の充血に要注意!知っておきたい病気の基礎知識

目の充血の原因は非常に多岐にわたり、それぞれの原因や疾患によって対処すべきことが変わってきます。適切な対処をしなければ家族や職場の人にも迷惑をかけてしまい、多くのトラブルを引き起こす原因にもなります。

目の充血の原因になる様々な疾患について適切な知識を身につけることが非常に重要です。

一年を通じて起こりうる目の充血の原因について、Medical DOC編集部がお届けします。

この記事の監修医師
鈴木 美保(トヨタ眼科クリニック 院長)


 

目の充血の原因

目の充血というのは非常にありふれた症状ですが、本当に放っておいていいものかどうか判断するのは難しく、専門的な知識がない場合には健康に害を与えてしまうことがあります。

目の充血を引き起こす原因についてしっかりと理解しておきましょう。


 

①アレルギー

アレルギー性結膜炎は季節性のもの(スギ、ヒノキなどの花粉症)と通年性のもの(ダニ、ハウスダスト)があります。アレルギーというのは体の中の異物に対して起こる過剰な免疫反応の一つです。スギやヒノキやブタ草などの花粉に対して起こるアレルギー反応が有名で、広く花粉症として知られています。

このほかにも、自宅のホコリや布団のダニなどが原因で起こるアレルギー反応もよく知られていて、喘息発作や、アトピー性皮膚炎をお持ちの方のように皮膚や呼吸器の症状と合わせて目の充血が現れてくることがあります。

アレルギーが原因の目の充血は抗アレルギー薬やステロイド薬を使用することによって症状のコントロールができます。目の充血が続く場合や、目のかゆみがひどい場合にはすぐに眼科の医師に相談して治療を受けるように心がけてみましょう。


 

②細菌感染

目が細菌に感染してしまうと非常に強い炎症が出てきます。細菌が原因で起こる結膜の炎症である結膜炎になってしまったときには抗生剤を使用します。


 

③ウイルス感染

ウイルスの感染で起こる目の充血はアデノウイルス、エンテロウイルス、ヘルペスウイルスというウイルスによるものが広く知られています。また、感染力が強く他の人に移る場合がある為、感染した場合は学校や仕事を休まなければいけないことがあります。


 

④寝不足

寝不足が原因の目の充血は非常にありふれたもので、誰でも1度は経験があるのではないでしょうか?睡眠の時間が短い場合や、睡眠の質が悪い場合には目が充血することがあります。

このときに注意したいのは、十分に眠ったのに眠りが足りないと感じる場合です。睡眠時間自体は非常に長い時間を取っているのにも関わらず、朝起きたときに目が充血し、睡眠不足と感じてしまう場合には睡眠の質の低下が疑われます。

睡眠の質を高めるためにも、しっかりと必要な治療を受けられるように内科の医師に相談してみましょう。


 

気をつけたいウイルス感染

目の充血で注意したいのが特にウイルスへの感染です。ウイルスに感染することで起こる目の充血は他の人にも病気を広げてしまう原因になる非常に注意が必要な疾患です。目の充血を引き起こすウイルス感染症について適切な知識を身につけましょう。


 

アデノウイルス感染症

アデノウイルスによる結膜炎には、流行性角結膜炎(はやり目)と咽頭結膜熱(プール熱)があります。

①流行性角結膜炎(はやり目)

・感染した後、2日~2週間で症状が現れます。
・目やに、充血、まぶたの腫れなどがあります。
・他の人に感染するリスクが高いのは、発症10日頃までです。
・2週間ぐらいで治ってきます。
・出席停止は、医師により感染の恐れがないとみられるまでです。

②咽頭結膜熱(プール熱)

・感染した後、1日~2週間で症状が現れます。
・結膜炎の他に、発熱、のどの痛みなどがあります。
・マスクや手洗いをしっかりしましょう。
・出席停止は、主な症状がなくかってから2日を経過するまでです。

 

エンテロウイルス感染症

エンテロウイルスに感染すると、急性出血性結膜炎という結膜炎になります。感染した後、1日~3日で症状が現れます。目やに、充血などの他に、結膜の出血もみられます出席停止は、医師により感染の恐れがないとみられるまでです。


 

ウイルスに感染したときの注意点

ウイルスによる結膜炎は適切な治療を受ける必要があります。また、ウイルス性結膜炎は感染力も非常に強い疾患なので、適切な対処法についての知識も身につけるようにしましょう。


 

ウイルス性の結膜炎の注意点

ウイルス性結膜炎は非常に感染力が強く、ウイルスを除去するような薬もいまだに開発されていません。このため、ウイルス性の結膜炎に感染した場合にはウイルスを他の人に広げないように注意し、免疫力によってウイルスの排除が起こるのを待たなければいけません。

ウイルスで弱った目に細菌などの感染が起こると厄介なトラブルが起こってしまいます。まずは眼科で診察を受け、必要なお薬をもらうようにしましょう。

ウイルス性の結膜炎を疑ったときには手を流水や石鹸で積極的に洗う必要があります。タオルや洗面用具は他の人と別にして使う必要があります。ドアノブや手すりなどにもウイルスが付きやすいので、気をつけてください。また、お風呂は最後に入るようにしましょう。咽頭結膜熱は、接触感染だけでなく飛沫感染もありますので、マスクを使用したり人混みを避けるようにしましょう。


 

目の充血に要注意

目の充血には細菌やウイルスなどによる感染症と、アレルギーが原因で起こるものがあります。感染症が原因の場合は、他の人に感染を広げてしまう可能性があります。炎症や充血がひどい場合には寝不足と決めつけることなく、充血以外に現れている症状や充血がどれだけ続いているかなどに注意しながら治療を受ける必要があります。

目の充血を引き起こすウイルスは非常に感染力が強いものもあり、学校や職場などでウイルスが広がって多くの患者さんを生み出す原因になってしまいます。早めに適切な診断を受ければそれだけで感染を防ぐことができます。

目の充血で困ったときにはすぐに病院に相談するようにしましょう。

鈴木 美保 医師 トヨタ眼科クリニック 院長監修ドクターのコメント
「目が赤い」
目はいろいろな原因で赤くなります。
まず、出血と充血で分けます。
出血は結膜下出血といって、白目の血管が切れた状態ですが、自然に治ります。
充血は血管が太くなっている状態で、原因は、感染(細菌、ウイルスなど)、アレルギー、角膜疾患(角膜潰瘍、ドライアイなど)、緑内障発作、翼状片、物理的障害(紫外線、化学物質、薬物など)があります。日常でもよくみられる症状ですが、治療の開始が遅れると視力低下などの後遺症が残ることがあります。早い段階での眼科受診をお勧めします。
 
監修ドクター:鈴木 美保 医師 トヨタ眼科クリニック 院長



 

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