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「まだ大丈夫」が危険!健康診断の重要性とメリット、受けるべきタイミングを解説

 公開日:2025/12/29
「まだ大丈夫」が危険!健康診断の重要性とメリット、受けるべきタイミングを解説

「今は体調が良いから」「忙しいから」と、健康診断を後回しにしていませんか?
自覚症状がないからといって、身体に異常がないとは限りません。多くの病気は、初期段階では目立った症状を示さず、静かに進行していきます。健康診断は、そうした隠れた病気を早期に発見し、深刻な事態を未然に防ぐための重要な手段です。
本記事では、健康診断がなぜ必要なのか、どのような病気を見つけられるのか、そして受診によって得られるメリットについて解説します。あなたの健康を守るために、ぜひ最後までお読みください。

根本 卓也

監修医師
根本 卓也(ねもと内科クリニック)

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2005年3月 順天堂大学医学部卒業
2005年4月 福島県いわき市立総合磐城共立病院臨床研修医
2007年4月 順天堂大学医学部膠原病内科専攻生
2009年1月 順天堂大学静岡病院膠原病内科助手
2011年4月 順天堂大学医学部膠原病内科非常勤助手
2014年2月 順天堂大学医学部膠原病内科助手
2020年4月 三愛会総合病院内科

なぜ健康診断は重要なのか?

なぜ健康診断は重要なのか?
健康診断の重要性は、単に「病気を見つけるため」だけではありません。自分では気づけない身体の変化を客観的なデータとして把握し、将来的なリスクを予測することで、よりよい生活習慣を築くきっかけにもなります。ここでは、健康診断がなぜ欠かせないのか、その理由を掘り下げていきます。

自覚症状がなくても病気が進行する理由

多くの病気は、初期段階では目立った症状を示しません。たとえば高血圧や糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病は、長い時間をかけて身体に負担をかけていきますが、痛みやだるさといった自覚症状がほとんどないまま進行します。身体が異常を感じないのは、病気が存在しないからではなく、変化が緩やかすぎて自覚できないだけなのです。
血管の内側に脂肪が溜まり、動脈硬化が進んでいても、血液の流れが完全に止まるまで気づかないケースも少なくありません。気づいたときには心筋梗塞や脳卒中といった重篤な疾患を引き起こし、命に関わる事態に至ることもあります。
こうした病気は、健康診断による血液検査や血圧測定によって、早い段階で兆候を捉えることが可能です。

健康診断が病気に気づくきっかけになる仕組み

健康診断では、血液検査や尿検査、画像検査などを通じて、身体の状態を数値やデータとして可視化します。たとえば血糖値が基準よりも高ければ糖尿病の可能性が疑われ、肝機能の数値が異常であれば肝臓に負担がかかっていることがわかります。自覚症状がない段階で異常を発見できるのは、こうした客観的な検査があるからです。
また、健康診断は単発の結果だけでなく、毎年受診することで数値の推移を追うことができます。昨年は正常だった項目が今年は基準を超えていれば、生活習慣の変化や身体の異変にいち早く気づくことができるでしょう。早期に発見できれば、食事や運動といった生活習慣の見直しで改善できる可能性も高まります。

健康診断を受けないことで起こり得るリスク

健康診断を受けずに放置すると、気づかないうちに病気が進行し、取り返しのつかない状態になるリスクがあります。たとえば高血圧を放置すれば、動脈硬化が進み心筋梗塞や脳卒中を引き起こす可能性が高まります。糖尿病が進行すれば、神経障害や網膜症、腎症といった合併症が現れ、生活の質を大きく損なうことになります。
さらに、病気が進行してから治療を始めると、治療期間が長引き、医療費も高額になりがちです。通院や入院が必要になれば、仕事や家庭生活にも影響を及ぼすでしょう。健康診断を受けることは、将来の自分と家族を守るための投資でもあるのです。

健康診断で見つけられる病気とは?

健康診断で見つけられる病気とは?
健康診断では、さまざまな病気の兆候を早期に発見することができます。特に自覚症状が乏しい生活習慣病や、放置すると深刻な合併症を引き起こす疾患は、定期的な検査によって早期発見が可能です。ここでは、健康診断で見つけられる代表的な病気について解説します。

生活習慣病

生活習慣病とは、偏った食事や運動不足、喫煙、過度な飲酒といった日常の習慣によって引き起こされる慢性疾患の総称です。代表的なものに、高血圧、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症があります。これらは初期段階では自覚症状がほとんどないため、健康診断で初めて異常を指摘される方も少なくありません。
高血圧は、血管に常に強い圧力がかかる状態で、動脈硬化を進行させる大きな要因となります。糖尿病は、血液中のブドウ糖が多くなりすぎることで血管や神経にダメージを与え、さまざまな合併症を引き起こします。脂質異常症は、コレステロールや中性脂肪の数値が高くなり、血管の内側に脂肪が蓄積することで血流が悪化します。高尿酸血症は、血液中の尿酸値が高くなることで、関節に結晶が溜まり激痛を引き起こす痛風発作につながります。
これらの生活習慣病は、複数が同時に発症することも多く、重なることで動脈硬化のリスクが急速に高まります。健康診断で早期に発見し、生活習慣を見直すことが、将来的な重篤な疾患を防ぐ鍵となるのです。

肝機能・腎機能の異常とその先にあるリスク

肝臓と腎臓は、身体の中で重要な役割を果たす臓器でありながら、異常があっても自覚症状が現れにくいという特徴があります。肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれ、ダメージを受けていても痛みや不調を感じることが少ないため、健康診断での血液検査が重要な発見の手がかりとなります。
肝機能の異常は、AST(GOT)やALT(GPT)、γ-GT(γ-GTP)といった数値の上昇によって判断されます。これらの数値が高い場合、脂肪肝や肝炎、さらには肝硬変や肝がんといった深刻な病気に進行するリスクがあります。特にアルコールの摂取量が多い方や肥満傾向の方は、定期的に肝機能をチェックすることが大切です。
腎臓もまた、機能が低下しても初期段階では症状が現れにくい臓器です。腎機能の低下は、尿検査や血液検査のクレアチニン値、尿タンパクの有無などから判断されます。腎機能が悪化すると、老廃物を体外に排出できなくなり、最終的には人工透析が必要になることもあります。健康診断を通じて早期に異常を発見することで、進行を遅らせることが可能です。

血液検査からわかる自己免疫疾患の可能性

健康診断の血液検査では、リウマトイド因子や抗核抗体といった項目を追加することで、自己免疫疾患の可能性を調べることもできます。自己免疫疾患とは、本来身体を守るはずの免疫システムが、誤って自分の組織を攻撃してしまう病気の総称です。関節リウマチや全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群などが代表的な疾患として知られています。
これらの疾患も、初期段階では疲れやすさや関節の違和感といった曖昧な症状しか現れないことが多く、見過ごされがちです。しかし、放置すると関節の変形や臓器の障害が進行し、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。健康診断で異常が見つかった場合は、専門の医師に相談して早期に適切な治療を受けることが重要です。

受けないと損!健康診断を受けるメリット

受けないと損!健康診断を受けるメリット
健康診断を受けることは、病気の早期発見以外にもさまざまなメリットがあります。自分の身体の状態を知ることで生活習慣を見直すきっかけになり、将来的な医療費の負担を抑えることにもつながります。ここでは、健康診断を受けることで得られる具体的なメリットについて解説します。

早期発見が予後と治療費を大きく左右する

病気は、早期に発見すればするほど治療の選択肢が広がり、予後も良好になる傾向があります。
たとえばがんは、初期段階で発見できれば手術や薬物療法で完治する可能性が高まりますが、進行してから見つかると治療が困難になり、生存率も低下します。生活習慣病も同様で、軽度の段階であれば食事や運動といった生活習慣の改善で数値を正常に戻せることが多いですが、進行すると薬物療法や長期的な通院が必要になります。
また、早期発見は医療費の面でも大きなメリットがあります。初期段階での治療は、通院回数も少なく、薬の量も抑えられるため、経済的な負担が軽減されます。一方、病気が進行してから治療を始めると、入院や手術が必要になり医療費が大幅に増加するだけでなく、仕事を休むことによる収入の減少も避けられません。健康診断は、将来的な経済的リスクを減らすための有効な手段なのです。

自分の生活習慣を客観視できる

健康診断の結果は、日々の生活習慣が身体にどのような影響を与えているかを客観的に示してくれます。たとえば、コレステロール値が高ければ、揚げ物や脂っこい食事が多いことが原因かもしれません。血糖値が高ければ、糖分を多く含む飲料や間食の頻度を見直す必要があるでしょう。こうした数値を目にすることで、「このままではいけない」という意識が芽生え、生活習慣を改善する動機づけになります。
また、健康診断は毎年受診することで、自分の身体の変化を追うことができます。昨年と比べて数値が改善していれば、努力が実を結んでいることが実感でき、モチベーションの維持にもつながります。逆に悪化していれば、早めに対策を講じることができるでしょう。健康診断は、自分の身体と向き合う大切な機会なのです。

意外と手軽に受けられる?費用と時間のハードルを下げるポイント

「健康診断は費用も時間もかかるから……」と後回しにしていませんか?しかし、それは将来の自分への投資を先延ばしにしているのと同じです。数千円から受けられる健康診断は、もし病気が見つかった場合の高額な治療費や長期にわたる通院時間に比べると、負担が少ないといえるでしょう。1時間の検査が、あなたの未来の健康と経済的な安心を守るための一歩になります。
会社の補助がなくても、お住まいの自治体が提供する特定健診などを活用することで、無料または少ない自己負担で専門的な検査を受けることが可能です。これは、地域社会が健康をサポートしてくれる貴重な機会なので、自分の身体の状態をプロの目でチェックしてもらう権利をぜひ積極的に活用しましょう。
今は平日が忙しい方でも土曜日に受診できるクリニックが増えており、健康管理のハードルは下がっています。自分の健康を後回しにするのではなく、「どうすれば受けられるか」を考え、病気という大きな壁にぶつかるのを防ぐために、相談することから始めてみてはいかがでしょうか。

あなたに適切な健康診断は?項目の選び方と受ける頻度

あなたに適切な健康診断は?項目の選び方と受ける頻度
健康診断には、年齢や生活習慣、既往歴に応じてさまざまな種類があります。すべての方に同じ検査が必要なわけではなく、自分に合った項目を選ぶことが大切です。ここでは、年代別の受診目安や、追加検査の考え方、忙しい方でも続けやすい受診スケジュールの立て方について解説します。

年代別に考える健康診断の受診目安

健康診断の内容は、年齢によって変えることが推奨されています。若い世代では、生活習慣病の発症リスクはまだ低いため、基本的な項目を中心に受診します。一方、40歳以上になると、高血圧や糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病のリスクが高まるため、より詳細な検査が求められます。
労働安全衛生法に基づく定期健康診断において、34歳以下と36歳〜39歳の方を対象にした定期健診Bでは、身長・体重・視力・聴力・血圧・尿検査・胸部X線検査といった基本的な項目が含まれます。35歳と40歳以上の方を対象にした定期健診Aでは、これらに加えて血液検査や心電図検査が追加され、より詳しく身体の状態を調べます。
40歳を過ぎたら、毎年しっかりと健康診断を受けることが重要です。特に肥満傾向のある方や、ご家族に生活習慣病の方がいる場合は、リスクが高くなる傾向があるため定期的な検査を欠かさないようにしましょう。

症状や既往歴に応じた追加検査の考え方

健康診断の基本項目だけでは、すべての病気を網羅できるわけではありません。既往歴や家族歴、生活習慣に応じてオプション検査を追加することで、より詳しく身体の状態を把握できます。たとえば、肝臓に負担がかかりやすいお酒をよく飲む方は、肝炎ウイルス検査を追加することでB型肝炎やC型肝炎の有無を確認できます。
関節に痛みや腫れがある方、家族にリウマチの方がいる場合は、リウマトイド因子や抗核抗体の検査を追加することで、自己免疫疾患の可能性を調べることができます。また、性感染症の心配がある方は、クラミジア淋病梅毒といった項目を追加することも可能です。
自分にどのような検査が必要かわからない場合は、受診時に医師に相談するとよいでしょう。医師は、問診や既往歴をもとに、適切な検査項目を提案してくれます。不安や疑問があれば、遠慮せずに質問してみましょう。

忙しい方でも受けやすい受診スケジュールの立て方

「忙しくて健康診断を受ける時間がない」と感じている方も多いかもしれませんが、スケジュールを工夫することで、無理なく受診することができます。たとえば、午前中に検査を受けて、午後から仕事に戻ることも可能です。土曜日に診療を行っているクリニックであれば、平日が忙しい方でも受診しやすいでしょう。
また、健康診断は予約制のクリニックが多いため、事前に電話やWebで予約をしておくことで、待ち時間を短縮できます。検査当日は、朝食を抜く必要がある場合が多いため、予約時に確認しておくとスムーズです。
毎年同じ時期に健康診断を受ける習慣をつけることも、受診を忘れないための有効な方法です。たとえば、誕生月や年度初めなど、覚えやすいタイミングを選ぶとよいでしょう。
健康診断は、一度受ければ終わりではなく、継続することで意味があります。無理のないスケジュールを立てて、毎年の習慣にしてはいかがでしょうか。

健康診断はねもと内科クリニックにご相談を

ねもと内科クリニック
健康診断を受けるなら、信頼できる医療機関を選ぶことが大切です。ねもと内科クリニックは、一般内科から膠原病・リウマチ内科まで幅広い診療領域をカバーし、専門的な知識と豊富な経験を持つ医師が、患者さん一人ひとりに寄り添った診療を提供されています。ここでは、ねもと内科クリニックの特長を紹介します。

生活習慣病からリウマチまで幅広く診られる専門性

ねもと内科クリニック院長は、順天堂大学病院で関節リウマチや膠原病といった専門性の高い疾患に長年携わり、地域医療に従事されてきました。日本リウマチ学会 リウマチ指導医・専門医、日本内科学会 内科認定医などの資格をお持ちで、高度な専門知識に基づいた診療を行われています。
健康診断で異常が見つかった場合は、その背景に隠れた病気を見逃さず、適切な診断と治療につなげるよう努めているそうです。特に生活習慣病は膠原病と合併することも多く、全身を総合的に診る視点が求められます。ねもと内科クリニックは、高血圧や糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症といった生活習慣病はもちろん、関節リウマチや膠原病といった専門的な疾患まで、幅広く対応されています。
また、健康診断でリウマトイド因子が陽性と指摘された方や、関節の痛みや腫れが気になる方にも専門的な検査と治療を提供されているので、不安や疑問がある場合は相談してみてはいかがでしょうか。

総合内科としての豊富な経験と的確な診断力

ねもと内科クリニックの強みは、大学病院と地域の総合病院でさまざまな症状や疾患に対応してきた豊富な経験を活かし、健康診断の結果を正確に読み解き、必要に応じて追加検査や専門的な治療を提案できる診断力だといいます。健康診断で異常が見つかった場合、単に数値を指摘するだけでなく、その背景にある原因や今後のリスクについて丁寧に説明するそうです。たとえば、血糖値が高い場合は、糖尿病の可能性だけでなく食生活や運動習慣の見直しが必要かどうかを一緒に考え、肝機能の数値が高い場合は、アルコールの摂取量や肥満の有無を確認して必要に応じて画像検査や追加の血液検査を行うといいます。
院内には血液検査やレントゲン検査、関節超音波検査など、豊富な検査体制を整え、症状の原因を正確に特定するよう努めているそうです。健康診断を入口として、身体全体の健康を守るためにサポートされています。

患者さんに寄り添う丁寧な説明と安心のフォロー体制

ねもと内科クリニック
ねもと内科クリニックでは、患者さん一人ひとりの不安や疑問に丁寧に耳を傾け、わかりやすい説明を心がけられています。健康診断の結果について不安を感じている方や、どのように生活習慣を改善すれば良いか悩んでいる方に対しても、親身になって相談に乗っているそうです。
検査結果は、最短で翌診療日の午後にお渡しできるそうなので、早めに結果を知りたい方にも対応可能です。結果を受け取った後は必要に応じて再診や追加検査を提案し、継続的なフォローを行われています。生活習慣の改善が必要な場合は、具体的なアドバイスを提供し、無理のない範囲で取り組めるようサポートしているそうです。
つくばエクスプレス 流山セントラルパーク駅から徒歩1分の医療モール内にあり、駐車場も完備されています。平日が忙しい方でも受診しやすいように土曜日も診療を行い、電話とWeb予約に対応するなど、受診しやすい環境を整えられています。
健康診断を受けることは、今の自分と未来の自分を守るための大切な一歩です。ねもと内科クリニックは、患者さんがいつまでも笑顔で元気でいられるようサポートしてくれるので、健康のことでお困りの方は相談してみてはいかがでしょうか。

ねもと内科クリニックの基本情報

アクセス・住所・診療時間

つくばエクスプレス 流山セントラルパーク駅 徒歩1分

千葉県流山市前平井96

診療時間
9:00〜12:00 - - -
14:30〜18:00 - - - -

★8:30〜12:00

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