FOLLOW US

目次 -INDEX-

  1. Medical DOCTOP
  2. 症状から調べる
  3. 皮膚・爪・髪
  4. 「皮膚に黒い斑点がたくさん」できる原因はご存知ですか?医師が徹底解説!

「皮膚に黒い斑点がたくさん」できる原因はご存知ですか?医師が徹底解説!

「皮膚に黒い斑点がたくさん」できる原因はご存知ですか?医師が徹底解説!

皮膚に黒い斑点がたくさんあるで、身体はどんなサインを発している?Medical DOC監修医が主な原因や考えられる病気・何科へ受診すべきか・対処法などを解説します。気になる症状は迷わず病院を受診してください。

丸山 潤

監修医師
丸山 潤(医師)

プロフィールをもっと見る
群馬大学医学部卒業。群馬県内の高度救命救急センター救急科及び集中治療科に2022年まで所属。2022年より千葉県の総合病院にて救急総合診療科および小児科を兼務。乳児から高齢者まで幅広い患者層の診療に努める。
【保有資格】
医師/医学博士/日本救急医学会救急科専門医/日本集中治療医学会集中治療専門医/DMAT隊員/日本航空医療学会認定指導者(ドクターヘリの指導者資格)/JATECインストラクター/ICLSインストラクター

「皮膚に黒い斑点がたくさんある」症状で考えられる病気と対処法

皮膚に黒い斑点があると気になりますよね。斑点のできる場所によっては服装選びにも影響してしまいます。しかし斑点が小さかったり痒みや痛みもなければ気がつかないうちにサイズが大きくなったり数が増えてしまっていることもあります。今回は、「皮膚に黒い斑点がたくさんある」時に考えられる病気やその対処法について解説します。

皮膚に黒い斑点がたくさんある症状で考えられる原因と治し方

黒い斑点と一言に言っても、盛り上がりや形などの特徴により疑われる疾患は異なります。
皮膚に黒い斑点がたくさんある場合に疑われる病気としては、脂漏性角化症、老人性色素斑、皮膚がん、癜風などがあります。生まれつき見られる場合は母斑細胞母斑(いわゆるほくろ)を含む母斑である可能性もあります。
黒い斑点がたくさん見られる場合、どの種類のものであっても自然に改善していく可能性は低いと考えられます。紫外線で色調が濃くなる場合もあるため、なるべく皮疹の出ている箇所は日傘や帽子を使い、紫外線を避けるように心がけましょう。
自然に治癒する可能性は低いので、症状が気になるようであれば皮膚科を受診しましょう。特に、サイズが急に大きくなる・斑点の個数が急に増えるなどの症状があれば早めの受診をお勧めします。

高齢者で皮膚に黒い斑点がたくさんある症状で考えられる原因と対処法

加齢に伴い徐々に増えてくる黒い斑点として脂漏性角化症、老人性色素斑が挙げられます。これらは加齢による皮膚の変化や肌の受ける紫外線の蓄積が原因と言われています。また、皮膚がんも加齢に伴い罹患率は増加していきます。小さい斑点が徐々に増えていって、気がつくと思いがけない量にまで増えていたということもあります。
確定診断には皮膚科の受診が必要です。高齢者の場合、ご自身で皮疹の広がりに気が付かない場合も多いので、ご家族からの指摘が受診につながることも珍しくありません。

すぐに病院へ行くべき「皮膚に黒い斑点がたくさんある」に関する症状

ここまでは症状が起きたときの原因と対処法を紹介しました。
応急処置をして症状が落ち着いても放置してはいけない症状がいくつかあります。
以下のような症状がみられる際にはすぐに病院に受診しましょう。

斑点の大きさが急に拡大する場合は、皮膚科へ

斑点の大きさが急に拡大してくる場合や盛り上がってくる場合は、皮膚がんの可能性があります。特に刺激を加えていなくても出血を伴う場合は必ず皮膚科を受診しましょう。
皮膚がんが疑われる場合、多くは生検という皮膚の一部を切除する検査を行って診断を確定します。生検では目では見えない細胞の変化を見ることができるため診断に有用な検査となります。結果次第では全身の画像検査や追加切除が必要となることがあります。

広範囲の皮膚の色調変化がある場合は、皮膚科へ

初めは斑点のように見えても、徐々に繋がって広範囲の皮膚色変化となる場合は、血流不全が疑われます。寒さの強い時に一時的に皮膚の色が変化し、温めると戻るようであれば受診を急ぐ必要はありません。紫色や黒色に近い皮膚の色調変化が続く、痛みが強いなどの症状があれば皮膚科を受診しましょう。

受診・予防の目安となる「皮膚に黒い斑点がたくさんある」ときのセルフチェック法

  • 皮膚に黒い斑点がたくさんある以外に斑点が急に大きくなる場合
  • 皮膚に黒い斑点がたくさんある以外に急に斑点の数が増える場合

「皮膚に黒い斑点がたくさんある」症状が特徴的な病気・疾患

ここではMedical DOC監修医が、「皮膚に黒い斑点がたくさんある」に関する症状が特徴の病気を紹介します。
どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。

悪性黒色腫(メラノーマ)

悪性黒色腫(メラノーマ)とは皮膚がんの一種で、日本人では10万人あたり1.12人という稀な病気で皮膚がんの中では悪性度の高い病気です。皮膚に不整形の黒色や茶色の皮疹ができて徐々に大きくなっていく病気です。名前には「黒色」と入っていますが、皮疹は必ずしも黒色とは限りません。
発症要因として、物理的な刺激や紫外線、遺伝的要因などが挙げられます。日本人では末端黒子型という手足の先にできる型が多く、足の裏にできた場合、皮疹に気が付きにくいこともあります。
治療法は手術での切除ですが、必要であれば化学療法や放射線治療も行います。
皮疹が急に大きくなる、盛り上がるなどの症状があれば早めに皮膚科を受診しましょう。

皮膚がん

皮膚がんとはその名の通り皮膚にできるがんのことです。皮膚がんは外から見えやすい部分に限らず、頭皮や粘膜を含め身体のあらゆる場所にできます。皮膚がんには基底細胞がん、有棘細胞がん、悪性黒色腫などさまざまな種類があります。
治療法は手術での切除ですが、必要であれば化学療法や放射線治療も行います。皮膚がんの種類によって再発や転移の頻度が違うため、予後も異なります。
皮疹が急に大きくなる、盛り上がるなどの症状があれば早めに皮膚科を受診しましょう。刺激を加えていないのに出血する場合も注意が必要です。

脂漏性角化症

脂漏性角化症とは、茶色や黒色のわずかに盛り上がった皮疹で、高齢者の顔面によく見られます。発症の原因としては、紫外線や加齢などが挙げられます。治療法には手術やレーザー治療などがありますが、皮膚科では液体窒素による凍結療法がよく行われます。凍結療法は麻酔を使わない簡便な治療法です。1回の凍結で取れない場合は時間を空けて何度も凍結を行います。
悪性腫瘍との鑑別も必要となるため、皮膚科を受診してください。また、前述のように急に数が増加して「レーザー・トレーラー徴候」が疑われる場合は追加の検査が必要となる場合もあります。

老人性色素斑

老人性色素斑とはいわゆる「シミ」のことで、円形から楕円形の境界のはっきりとした平坦な皮疹です。紫外線の影響を受けて体内でたくさん作られるメラニンという物質が原因で肌が茶色く見えます。30歳もしくは40歳くらいから特に日光を浴びる手や顔などに見られます。
紫外線が発症の原因となるため、紫外線を避けることが予防となります。治療法としては、ハイイドロキノンという美白成分の外用やビタミンCの内服、レーザー治療、光治療などがあります。
シミに効果のあるサプリメントなどの市販薬もありますが、症状が長引いて気になる場合は皮膚科を受診しましょう。

「皮膚に黒い斑点がたくさんある」の正しい対処法は?

皮膚に黒い斑点ができた場合、外傷や炎症後の色素沈着でない限り自然と改善する可能性は低いと考えられます。多く見られる老人性色素斑(シミ)であれば市販のサプリメントの内服やビタミンCを含む食品の摂取は効果があるでしょう。ハイドロキノンの配合された化粧品なども効果が期待できます。
しかし、シミ以外の黒い斑点にはそれらもあまり効果が見込めません。最悪の場合、皮膚がんの可能性もあるため、症状が継続する場合や皮疹が拡大する場合は早めに皮膚科を受診しましょう。また、斑点の原因によっては保険外の治療が必要となることもあります。

「皮膚に黒い斑点がたくさんある」症状についてよくある質問

ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「皮膚に黒い斑点がたくさんある」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

皮膚に黒い斑点がたくさんあるのですがほくろですか?

丸山 潤医師丸山 潤(医師)

生まれつきある斑点であればほくろの可能性が高くなりますが、もちろん後天的にできるほくろもあります。正確な診断は皮膚科での診察・検査が必要となります。

皮膚に黒い斑点がたくさんできたのですが紫外線が原因ですか?

丸山 潤医師丸山 潤(医師)

紫外線の影響で老人性色素斑ができる場合があります。特に手の甲や顔面、デコルテなど紫外線にさらされている部分は、シミができやすい環境と言えるでしょう。日頃からの紫外線対策が重要です。

摩擦が原因で皮膚に黒い斑点がたくさんできることはありますか?

丸山 潤医師丸山 潤(医師)

衣服やナイロンタオルなどの摩擦を日常的に受けていると黒ずみのような色素沈着を起こすことがあり、中には斑点のように見えることもあります。衣服のゴムを緩くする・ナイロンタオルを避けるなど、なるべく摩擦を避ける必要があります。

まとめ 皮膚に黒い斑点がたくさんある場合は皮膚がんの可能性あり

な見た目でも、皮膚がんなどの病気が隠れていることもあります。正確な診断には皮膚科を受診し、ダーモスコピーと呼ばれる拡大鏡の検査や皮膚の一部を切除して調べる生検が必要となります。陰部など、人に見せづらい部分の皮疹ができることもありますが、ためらわず病院を受診してください。
一方で、黒い斑点の中でも老人性色素斑であれば、市販のサプリメントや外用薬で改善が期待できます。受診せずに市販薬を使用する場合、しばらく使用しても改善がない時には必ず皮膚科を受診しましょう。

「皮膚に黒い斑点がたくさんある」症状で考えられる病気

「皮膚に黒い斑点がたくさんある」から医師が考えられる病気は5個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。

皮膚科の病気

黒い斑点の数が急速に増える場合や大きさが拡大していく場合は、悪性の可能性がありますので、早めの受診をお勧めします。

「皮膚に黒い斑点がたくさんある」に似ている症状・関連する症状

「皮膚に黒い斑点がたくさんある」と関連している、似ている症状は5個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。

関連する症状

  • 皮膚に大きな斑点がある
  • 皮膚に黒ずんでいる部分がある
  • 皮膚がかゆい
  • 皮膚が乾燥する
  • 皮膚から出血する

斑点の種類によっては痒みが出ることもあります。黒い斑点から出血する、サイズの変化が見られるなどの場合は皮膚科を受診しましょう。