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骨折で考えられる病気・原因は?医師が徹底解説!

外力によって骨の連続性がなくなった状態のことを指します。折れることだけではなく、ヒビが入ったり、凹んだり、砕けたりすることも含みます。

骨折は骨に力がかかって発生しますが、健康な骨では、かなり大きな力がかからないと骨折しません。一方で、病的骨折といって、骨全体が弱っていたり、骨の一部が溶けていたりすると、弱い力でも骨折します。病的骨折の場合には、他の全身性の病気が隠れている場合があります。

また、疲労骨折といって、健康な骨に弱い力がかかる場合でも、同じ場所に繰り返し長期間かかり続けると骨折することがあります。スポーツ選手に起こりやすい骨折で、第2中足骨に好発し運動時に起こります。

骨とその周囲は神経と血管が豊富ですので、骨折するとその部位に痛みと腫脹が出現します。骨折がひどい場合は、動かせなくなったり、外見が変形したりします。しかし、単なる打撲や関節脱臼でも似た症状が出るので、診断をはっきりさせるには画像検査を行います。

すぐに病院に行った方が良い「骨折」症状は?

  • 傷から骨が見えている場合
  • 意識障害や大量出血などがある場合

これらの場合には、すぐに病院受診しましょう。

行くならどの診療科が良い?

主な受診科目は、整形外科です。
問診、診察、画像検査(レントゲンやCT、MRIなど)、骨密度検査などを実施する可能性があります。

病院を受診する際の注意点は?

持病があって内服している薬がある際には、医師へ申告しましょう。
強い打撲などによる新しい骨折が疑われる際には、何をしているときに、どの部位を強く打撲したのか、怪我の詳細を医師に伝えましょう。
応急処置は以下の手順で行いましょう。

  • 骨折した部分を動かさないようにして、患者を安全な場所に移動させる。
  • 傷があれば、先に傷の応急処置をする。
  • 板や傘、雑誌、毛布、定規など、副木に使えそうなものを探す。
  • 骨折部の上下の関節を含めて副木で固定する。
  • 包帯は副木が動かない程度に、きつすぎず、ゆるすぎず巻くのがコツ。

治療をする場合の費用や注意事項は?

保険医療機関の診療であれば、保険診療の範囲内での負担となります。

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