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「腸が鳴る」のは「大腸がん」や「便秘」が原因?医師が徹底解説!

「腸が鳴る」のは「大腸がん」や「便秘」が原因?医師が徹底解説!

頻繁に腸が鳴るのを治すには?Medical DOC監修医が対処法や考えられる原因・病気・何科へ受診すべきかなどを解説します。気になる症状は迷わず病院を受診してください。

久高 将太

監修医師
久高 将太(琉球大学病院内分泌代謝内科)

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琉球大学医学部卒業。琉球大学病院内分泌代謝内科所属。市中病院で初期研修を修了後、予防医学と関連の深い内分泌代謝科を専攻し、琉球大学病院で内科専攻医プログラム修了。今後は公衆衛生学も並行して学び、幅広い視野で予防医学を追求する。日本専門医機構認定内科専門医、日本医師会認定産業医。

「腸が鳴る」症状で考えられる病気と対処法

空腹時にお腹が「ぐー」となることは、みなさんご経験があると思います。この腸が鳴ることが病気により起こっている場合があります。今回は、腸が異常に鳴る場合の病気について解説していきたいと思います。

腸が鳴る症状で考えられる原因と対処法

腸は口から取った食事や水分を肛門側に移動させることで、栄養素や水分を吸収しています。腸が動いた時に内部のガスが移動するため音が鳴るといわれています。胃や腸は絶えず動いているので、腸が鳴ること自体は異常ではありませんが、常にごろごろなっている、腹痛を伴うなどの場合には注意が必要です。

食後に腸が鳴る症状で考えられる原因と対処法

食事は、腸の動きが活発になるため、なりやすい状況といえます。この腸の動きは生理的なもので、自分の意志では制御することはできません。異常に腸の音が鳴ったり、痛みがあったりする場合には、病気である可能性があります。

おならみたいに腸が鳴る症状で考えられる原因と対処法

腸が鳴る音は、「ぐー」「ゴロゴロ」「キュルキュル」など非常に個人差があります。胃や小腸、大腸などどの部分から出ている音か、体格によっても音の鳴り方は違います。音がなるだけでは病気か判断は難しいかと思います。

腸が鳴って腹痛がする症状で考えられる原因と対処法

お腹の異常な音と腹痛がある場合には注意が必要です。腸が動く時に痛みが出ることもありますが、通常は一時的なものです。痛みが持続する場合や、吐き気、嘔吐、下痢などの症状がある場合には胃腸炎やその他の消化管の病気を疑います。症状が持続する場合には消化器内科を受診しましょう。

夜に腸が鳴る症状で考えられる原因と対処法

夜は通常は腸の動きは穏やかですが、寝ていても動きがゼロになることはありません。ガスの動きによっては夜に鳴ってしまうこともあります。それ自体は異常なことではありませんのでご安心ください。

生理中に腸が鳴る症状で考えられる原因と対処法

生理前や生理中には女性ホルモンの影響で腸管運動が亢進したり、逆に便秘気味になったりする方がいます。子宮内膜症などの婦人科疾患があると、腸が鳴るに加えて痛みが起こることがあります。

すぐに病院へ行くべき「腸が鳴る」に関する症状

ここまでは症状が起きたときの原因と対処法を紹介しました。
応急処置をして症状が落ち着いても放置してはいけない症状がいくつかあります。
以下のような症状がみられる際にはすぐに病院に受診しましょう。

腹痛などの症状もある場合は、消化器内科へ

お腹がなって、強い腹痛が起こり下痢などを繰り返すような場合には、過敏性腸症候群が考えられます。過敏性腸症候群は、その症状の程度がさまざまですが、痛みに耐えかねたりトイレから出られなかったりするケースもあり、日常生活に支障がでることも珍しくありません。強い症状が見られた場合には、早めに消化器内科を受診するのが良いでしょう。

受診・予防の目安となる「腸が鳴る」ときのセルフチェック法

  • ・腸が鳴る以外に腹痛の症状がある場合
  • ・腸が鳴る以外に吐き気や嘔吐の症状がある場合
  • ・腸が鳴る以外に下痢の症状がある場合
  • ・腸が鳴る以外にお腹が張る症状がある場合

「腸が鳴る」症状が特徴的な病気・疾患

ここではMedical DOC監修医が、「腸が鳴る」に関する症状が特徴の病気を紹介します。
どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。

過敏性腸症候群

過敏性腸症候群は、血液検査や胃・大腸カメラなどを行なっても腸に異常がないにもかかわらず、お腹の張りや腹痛、お腹が鳴る、下痢・便秘などのお腹の症状を慢性的に起こす病気です。原因についてははっきりとは分かっていませんが、腸管運動障害、精神的ストレス、食生活、自律神経機能の変化などが関与していると考えられています。過敏性腸症候群は軽いものから、日常生活に支障がでる程度の症状がある方まで幅広い病気でもあります。治療法には、薬物療法、食事療法、心理療法、運動療法などがあり、さまざまな療法を組み合わせて行う場合もあります。お腹が鳴る以外にも症状がある場合には、消化器内科に相談してみましょう。

大腸がん

大腸がんは結腸や直腸にできるがんで、男女合わせた総数で見るとがん罹患数は99万人以上と(2019年データ)、最も多い部位になります 。早期の大腸がんでは症状はほとんどありませんが、お腹がゴロゴロ鳴ったり、腹痛、便に血や粘液が混ざるなどの場合には大腸がんを疑って消化器内科を受診し、検査を受ける必要があります。また大腸がんは40歳以上で増えてくるため、40歳以上の方は毎年大腸がん検診を受けましょう。

「腸が鳴る」の正しい対処法は?

異常に腸が鳴る場合、まずは病気の可能性を考えましょう。お腹の張りや便の異常がある場合には大腸がんなどの可能性もありますし、下痢や腹痛を伴う場合には過敏性腸症候群などの消化器疾患の可能性があります。気になる症状がある場合には、消化器内科を受診し診察や検査を受けましょう。
それらの病気がないにもかかわらず、異常に腸が鳴る場合には、まずは便秘を解消しましょう。便秘の解消のためには、規則正しい生活が大切です。朝食を決まった時間にとりましょう。睡眠時間も大切です。睡眠不足になると腸管運動を司る自律神経の異常を起こす可能性があります。
定期的な運動も重要です。便秘を解消するために、ウォーキングやストレッチなどの運動習慣を心がけましょう。
市販薬としては整腸剤や便秘薬を試してみても良いかもしれません。市販薬などでも改善しない場合には、病院で症状に合わせた便秘薬なども処方可能ですので、相談してみましょう。

「腸が鳴る」症状についてよくある質問

ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「腸が鳴る」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

空腹ではないのにずっと腸が鳴るのは病気でしょうか。

久高 将太 医師久高 将太 医師

腸は口から入った食事以外にも空気などを肛門側に送るため絶えず動いています。腸がなること自体は異常なことではなく、生理現象と言えます。

腸が鳴るのを止める方法・対処法を教えてください。

久高 将太 医師久高 将太 医師

腸がなることをコントロールすることはできません。あまりになる場合には便秘や消化管の病気が隠れている場合もありますので、気になる場合には消化器内科を受診してみましょう。

食後に腸からキュルキュルと音が鳴るのは健康な状態でしょうか?

久高 将太 医師久高 将太 医師

痛みを伴うなどがなければ、特に問題はありません。

頻繁に腸がゴロゴロ鳴るときに服用するといい薬はありますか?

久高 将太 医師久高 将太 医師

便秘や下痢などがある場合には、整腸剤や便秘薬を使うと改善するかもしれません。

まとめ

腸がなぜなるのかわかっていただけたと思います。なること自体は生理現象ですが、あまりに多い場合や不安がある場合、鳴る以外の症状もある場合には検査をしてみて、腸の異常がわかることもあります。消化器内科を受診しましょう。

「腸が鳴る」症状で考えられる病気

「腸が鳴る」から医師が考えられる病気は3個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。

腸がなるという状態は、腸管が原因と考えられやすい症状です。

「腸が鳴る」に似ている症状・関連する症状

「腸が鳴る」と関連している、似ている症状は5個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。