目が赤い原因は何？病気の可能性は？医師が徹底解説！
目が赤い 、充血している、とは目の炎症や疲れなどが原因で目の血管が膨らんだ状態のことを指します。血管が膨らむと目立つようになり目の表面が赤く見えます。
目が疲れてくると回復のために酸素や栄養を多く必要とします。そのため、酸素や栄養をたくさん運ぼうとして目の血液量が増えて血管が膨らみ、目が赤くなることがあります。
白目が充血する、まぶたの裏側が充血している、などの症状があれば結膜炎の可能性があります。結膜炎とは、結膜が異物を排除しようと炎症反応を起こしているもので、細菌性のもの、ウイルス性のもの、花粉症などのアレルギー性のものなど原因は様々です。ウイルス性結膜炎ではかなり赤くなり涙や目やにもでます。花粉症による結膜炎は、強いかゆみを伴うこともあります。
白目がべったり赤くなった時は「結膜下出血」と言って結膜下の血管が破れ出血したものの可能性があります。多少目がゴロゴロしますが、視力低下や痛みはありません。原因は様々で、くしゃみ、咳、飲酒、月経、水中眼鏡の締めすぎなどでも出血します。1週間から3ヶ月ほどで自然に回復することが多いです。
ですが、ひんぱんに結膜下出血がおこるときは糖尿病、高血圧、動脈硬化などの病気にかかっている疑いがありますので医療機関で検査を受けることをおすすめします。
すぐに病院に行ったほうが良い「目が赤い」症状は？
- ボールが目に当たったなどの外傷で原因がはっきりしている場合
- 強い充血に加え、強い痛みがある、頭痛がある、目がかすむ場合
これらの場合はすぐに医療機関を受診しましょう。
行くならどの診療科が良い？
主な受診科目は、眼科、内科です。
問診、診察、視力検査などを実施する可能性があります。
病院を受診する際の注意点は？
持病があって内服している薬がある際には、医師へ申告しましょう。
いつから症状があるのか、他にも気になる症状があるのかなどを医師に伝えましょう。
治療する場合の費用や注意事項は？
保険医療機関の診療であれば、保険診療の範囲内での負担となります。
