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「顔の半分が痛い」症状は何科を受診するべきかご存知ですか?医師が徹底解説!

「顔の半分が痛い」症状は何科を受診するべきかご存知ですか?医師が徹底解説!

顔の半分が痛いとき、身体はどんなサインを発している?Medical DOC監修医が主な原因や考えられる病気・何科へ受診すべきか・対処法などを解説します。気になる症状は迷わず病院を受診してください。

丸山 潤

監修医師
丸山 潤(医師)

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群馬大学医学部卒業。群馬県内の高度救命救急センター救急科及び集中治療科に2022年まで所属。2022年より千葉県の総合病院にて救急総合診療科および小児科を兼務。乳児から高齢者まで幅広い患者層の診療に努める。
【保有資格】
医師/医学博士/日本救急医学会救急科専門医/日本集中治療医学会集中治療専門医/DMAT隊員/日本航空医療学会認定指導者(ドクターヘリの指導者資格)/JATECインストラクター/ICLSインストラクター

「顔の半分が痛い」症状で考えられる病気と対処法

顔半分が痛い症状で真っ先に思い浮かぶのは虫歯でしょう。しかし意外な病気が潜んでいることがあります。調べても痛みの原因がすぐに判明しないこともあり、決して油断はできません。
まずはヒリヒリ、ピリピリする、顔の奥から圧迫されるような痛み、あごの奥がズキンズキンと痛むなどといった痛みの種類を把握しましょう。
皮膚の表面が傷む、歯が痛いなどのような痛みが出る場所や、頭痛や鼻水などのような他の症状があることも、原因の把握に必要な情報です。
顔の半分が痛い症状の種類は豊富であるため、担当する科が数多くあります。何科に行ったら良いか判断が難しいこともあるでしょう。どこで診てもらえば良いか判断できない時は、耳鼻咽喉科をおすすめします。耳鼻咽喉科は顔の領域を診るため、さまざまな症例に対応できます。専門外の病気や専門性の高い病気の場合は他院に紹介するため、的確な医療につながるきっかけになります。

顔の半分が痛い症状で考えられる原因と対処法

顔の半分が痛い

顔の半分が痛い症状は数多くあります。あごの奥などがズキンズキンと痛む、冷たいものを食べると沁みる時は虫歯を疑います。しかし、三叉神経痛でも虫歯のような激痛が出ることがあり、個人で判断するのが難しいケースもあります。虫歯を放置してあごの中まで炎症が進むと、三叉神経痛を併発することがあります。
顔の内側でなく、皮膚が痛いときは帯状疱疹の可能性があります。赤黒いブツブツが出ることが知られていますが、ブツブツが出る前から皮膚の痛みを感じます。
これらの症状に対し、個人でできる対処法はありません。放置しても悪化するだけなので、すぐに医療機関を受診しましょう。三叉神経痛だと思われる時は脳神経内科、脳神経外科へ、虫歯の場合は歯科を受診しましょう。顔の皮膚が痛い時は皮膚科か、耳鼻咽喉科を受診してください。

顔の半分が痛く頭痛がする症状で考えられる原因と対処法

顔の半分が痛く頭痛がする

顔の半分が痛い症状と頭痛が同時に起こる場合は、片頭痛の可能性があります。日本の成人の約8.4%は片頭痛に悩まされていると言われ、特に10代から40代に多い症状です。ズキンズキンと脈打つような痛みが、片側の頭に起こるのが特徴です。日常生活が送れないほどの痛みで、仕事などに支障が出ることもあります。吐き気や下痢、音、光、においに過敏になることもあります。
片頭痛の前に、目の前がチカチカと光る閃輝暗点(せんきあんてん)という症状が出ることがあります。おおよそ5分から60分ほど閃輝暗点が続き、その後に片頭痛が始まります。片頭痛という名ですが、頭の両側が痛むこともあります。頭の両側が痛む場合も、これらの症状に当てはまると片頭痛かもしれません。
日常生活に支障がある方は我慢せずに、できるだけ早く脳神経内科や脳神経外科、総合内科を受診しましょう。脳出血など重篤な症状がないか調べ、それらのリスクがないことを確認してから治療に入ります。頭痛が起こるタイミングを記録し、医師と共有した上で薬物治療を行います。
一番良くないのは、自己判断で鎮痛剤を何度も服用することです。鎮痛剤で誤魔化していると病状が悪化する可能性があるだけでなく、鎮痛剤の乱用そのものによる頭痛も起こりうるからです。市販の鎮痛剤を1ヶ月に15日以上、3ヵ月以上服用している方は、早急な医療機関の受診をおすすめします。

顔の半分が痛くヒリヒリする症状で考えられる原因と対処法

虫刺されやアレルギーでもないのに、顔の半分にヒリヒリした痛みがあれば、帯状疱疹の可能性があります。50代以上の方に多い症状ですが、水ぼうそうに感染したことがある方は全員発症リスクがあります。ヒリヒリした皮膚症状が続き、やがて患部から赤い発疹が現れます。
個人でできる対処法はなく、早急に皮膚科か耳鼻咽喉科を受診して、抗ウイルス薬を処方してもらうのが唯一の対処法です。連休などで病院が開いていない場合は、休日診療を行う病院を受診しましょう。帯状疱疹は発疹が現れてから72時間以内なら、抗ウイルス薬の効果が期待できます。重症化すると入院する必要があり、発症する場所によっては顔面麻痺や味覚障害、内耳障害などの合併症を起こすことがあります。

顔の半分が痛く鼻水が出る症状で考えられる原因と対処法

顔の奥から圧迫痛がある、臭いの強い鼻水が出る場合は、副鼻腔炎の可能性があります。副鼻腔炎(蓄膿症)は顔の中にある空洞(副鼻腔)に膿が溜まり、さまざまな悪影響が出る症状です。副鼻腔は4つあり、膿が溜まる場所により頬、額、目の奥など痛む部位が変わります。ドロリとした臭い鼻水が出る、頭が重い、発熱や臭覚障害などの症状が出ることもあります。放置しても改善しないので、これらの症状が出たら、できるだけ早く耳鼻咽喉科を受診しましょう。
副鼻腔炎は急性と慢性があり、慢性になると完治まで長い時間治療しなければなりません。急性は適切な治療を受ければ、比較的短期間に症状が収まるでしょう。

子宮がチクチク痛く生理がこない症状で考えられる原因と対処法

子宮がチクチクして痛み、生理がこない場合は卵巣機能不全や多嚢胞性卵巣などが考えられます。卵巣機能不全とは、卵巣が正常に働かなくなり生理周期が乱れている状態のことです。卵巣の発育不全や形成不全、薬の副作用などが原因で起こります。痛みが強いときは、鎮痛剤を服用することで緩和が可能です。多嚢胞性卵巣は、卵胞の成長が途中で止まり、小さな卵胞がたくさんできてしまう病気のことを言います。詳しい原因についてはまだ分かっていませんが、遺伝的素因や環境因子などによって発症すると言われています。いずれも緊急性は高くありませんが、気になるときは早めに産婦人科を受診しましょう。

すぐに病院へ行くべき「顔の半分が痛い」に関する症状

ここまでは症状が起きたときの原因と対処法を紹介しました。
応急処置をして症状が落ち着いても放置してはいけない症状がいくつかあります。
以下のような症状がみられる際にはすぐに病院に受診しましょう。

顔の皮膚がピリピリ痛む症状の場合は、皮膚科・耳鼻咽喉科へ

帯状疱疹は体の片側だけに現れます。特に、顔に現れる帯状疱疹はただちに治療に入る必要があります。放置すると目や耳にまで発疹が広がり、失明、聴覚障害などを引き起こすことがあります。ここまで悪化しなくても、後遺症でピリピリと神経にさわる後遺症(帯状疱疹後疼痛)が残ることがあります。
初期の帯状疱疹は抗ウイルス薬が効果的です。軽症で済み、比較的短期間で症状が回復します。しかし発疹が出てから72時間以内に服用しなければ効果が期待できません。顔の半分の皮膚がピリピリ痛い場合は、発疹が出る前にすぐに皮膚科か耳鼻咽喉科を受診しましょう。抗ウイルス薬は処方された分をきちんと服用を続けることが大切です。症状が軽くなったからと言って、途中で薬を飲まなくなると再発リスクがあります。

受診・予防の目安となる「顔の半分が痛い」ときのセルフチェック法

  • 顔の半分が痛い以外に皮膚に赤いぶつぶつがある場合
  • 顔の半分が痛い以外に異臭のする鼻水が出る場合
  • ごく短期間(数秒〜数分)顔の半分のどこか(顎など)に激痛が走る場合

「顔の半分が痛い」症状が特徴的な病気・疾患

ここではMedical DOC監修医が、「顔の半分が痛い」に関する症状が特徴の病気を紹介します。
どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。

三叉神経痛(顔面神経痛)

三叉神経痛(顔面神経痛)とは、顔の感覚を脳に伝える神経が、何らかの理由で刺激され激痛を起こす症状です。
三叉神経は顔の左右に1対あり、文字通り「3つの枝」に分かれています。3つの枝はそれぞれ目とおでこ、上あご、下あごの神経に分かれ、脳の中央付近(脳幹)で合流します。
三叉神経が通る場所は血管が多く、複雑に入り組んでいます。高齢になり、血管のしなやかさを失うと血管が三叉神経を圧迫することがあり、この刺激を受けて激痛を起こします。これが三叉神経痛(真性三叉神経痛)が起こる仕組みです。圧迫される三叉神経は左右のどちらかのため、顔の半分が痛い症状が現れます。
三叉神経痛は数秒から数分ほど、圧迫される神経の場所に激痛が起こります。鋭く激しい痛みで、顔をナイフで刺された、熱した火箸を突っ込まれるような、電流が流れるような痛み、と表現するほど激しい痛みに襲われます。上あご、下あごの神経を圧迫されると、激しい歯痛のように感じることもあります。
発症するきっかけは、日常の何気ない動作です。歯を磨く、顔を洗う、など特定の動作がトリガーになり発症します。ごく短時間で収まりますが、特定の動作を行うと何度でも繰り返し襲われます。「同じ動作で、同じ場所が短時間痛む」のが三叉神経痛の特徴です。
これほどの激痛なのに、痛み以外の症状が何もないのも三叉神経痛の特徴です。腫れなど他の症状が見られないので、他人に辛さが伝わりにくいのも三叉神経痛の辛いところです。
三叉神経痛は脳神経内科・脳神経外科でMRIなどを行い、診断します。真性三叉神経痛の場合は脳神経外科手術(神経血管減圧術)で完治することができます。三叉神経に触れる血管にクッションを敷き、刺激を抑えることで完治します。しかし、脳神経外科の高度な手術なので後遺症が残るリスクはあります。そのため、初期の治療では投薬や神経ブロックなどを行います。手術はこれらの治療の効果が薄れた場合に行うことが多いようです。
三叉神経痛には、三叉神経の圧迫以外が原因のことがあります。「症候性三叉神経痛」という症状で、原因を見つけ治療をすれば完治します。原因は虫歯や顎関節症など歯、あごのトラブル、副鼻腔炎、三叉神経以外の神経疾患、神経の損傷など、さまざまな原因で発症します。感染症や中毒、リウマチ、内分泌や代謝のトラブル、血液循環障害など、意外な症状が引き金になることもあります。
症候性三叉神経痛は真性三叉神経痛に比べて痛みに激しさはなく、長い時間痛みが続くことがあります。まれに顔の両側に症状が出ることがあるのも、真性三叉神経痛にはない特徴です。真性は40歳以上に多い症状ですが、症候性三叉神経痛は若い人も発症します。

虫歯

虫歯(う歯)は口の中に残った食べかすに細菌が繁殖し、細菌が吐き出す酸で歯が溶けることで起こります。歯は3つの構造で、表面のエナメル質、中央の象牙質、神経が通る歯髄(しずい)があります。象牙質まで歯が溶けると冷たいものを食べた時にピリッと痛むことがあります。さらに歯髄まで歯が溶けると神経に障り、激しい痛みを起こします。
虫歯の痛みは持続性があり、何もしなくてもズキズキ痛むのが特徴です。冷たい水を口に含むと激痛を起こすことがあります。歯が痛い症状は三叉神経痛など他の原因で起こることがありますが、三叉神経痛の痛みは持続性がありません。歯茎が腫れ、異臭のする膿が出ることもあります。
ただちに歯科を受診して処置を受けましょう。歯髄まで虫歯が進むと、神経を取り除いて埋める根管治療を行います。神経を取り除けば痛みは感じなくなり、根管治療を行うと再び噛んで食べることができます。ただし、歯科に定期的に通い、ここまで悪化する前に虫歯の管理をすることをおすすめします。

帯状疱疹

帯状疱疹はヘルペスウイルスの一種、水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)が起こす皮膚症状です。水ぼうそうは日本の9割の方が抗体を持つありふれた感染症で、一度かかると二度と発症しません。
しかし、水ぼうそうが治った後もウイルスは神経の中に潜伏したままで、完全に体から追い出すことはできません。潜伏したウイルスは免疫で抑えられ、普段は何もできません。しかし加齢やストレス、疲労、紫外線や放射線をたくさん浴びる、抗がん剤などが原因の免疫低下、重い感染症などで再び動き出します。これが帯状疱疹です。
活性化したウイルスは神経を伝い、皮膚の表面に向かって進行します。神経を侵すので皮膚がヒリヒリ痛み、ピリッと神経が障るように痛みます。皮膚の表面まで現れると赤いブツブツが発生し、水ぶくれの症状が現れます。帯状疱疹は「体の左右どちらか」に発症します。腰、腕、首、顔などさまざまな場所で発症しますが、顔に現れた時は特に危険です。放置すると目や耳が感染し、失明、聴力の喪失など深刻な後遺症を起こす可能性があります。目から額の神経(三叉神経領域の第1枝)は、帯状疱疹が起きやすい場所のひとつです。もし顔の皮膚表面がピリピリ傷む場合は、ただちに耳鼻咽喉科か皮膚科を受診しましょう。発症初期なら抗ウイルス薬で悪化を防ぐことができます。後遺症を防ぐ効果も高い薬です。
帯状疱疹は放置すると水ぶくれが壊れ、潰瘍状になります。潰瘍は乾燥して、3週間ほどで消失します。しかし後遺症で皮膚の痛みが治まらない帯状疱疹後疼痛が残り、何年も苦しむ方も珍しくありません。もし痛みが残ったら、ペインクリニックで疼痛管理をする必要があります。帯状疱疹後神経痛を残さないためにも、早期発見、早期の抗ウイルス薬投与は欠かせません。
帯状疱疹を発症すると、まだ水ぼうそうにかかっていない人に接触感染させてしまいます。完治するまで赤ちゃんや幼児には近づかないようにしましょう。特に、抗体が持たない妊婦さんが感染すると、母子ともに悪影響を与えます。
帯状疱疹は50代から発症しやすくなります。効果の高い帯状疱疹ワクチンがあるので接種をおすすめします。ワクチンの費用は自費ですが、一部の自治体では補助金制度があります。

「顔の半分が痛い」ときの正しい対処法は?

虫歯が原因なら、患部を冷やす、患部を清潔にする、市販の痛み止めを飲むなどで一時的に痛みが和らぎます。ただしこれは応急処置に過ぎません。顔半分が痛いほどの虫歯は重症なので、できるだけ当日中に歯科を受診しましょう。もし休日、祝日の場合は「休日緊急(応急)歯科診療」を受診するのも一つの手段です。インターネットで「お住いの自治体(または都道府県) 休日緊急(応急)歯科受診」と検索すると、最寄りの病院が調べられます。休日緊急歯科は応急処置しかできません。治療を受けても休日が明けたら早急にかかりつけの歯科を受診しましょう。
三叉神経痛と思われる症状が続く場合は、「症状が現れるきっかけになる動作」をできるだけ抑えると一時的な対処になります。しかし食事など必要な動作で起こる場合は、自分で対処するのは難しいため、早急に脳神経外科を受診して下さい。

「顔の半分が痛い」症状についてよくある質問

ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「顔の半分が痛い」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

顔の半分が痛いときは何科の病院を受診したらよいですか?

丸山 潤医師丸山 潤(医師)

痛みの種類により変わります。明らかに歯が痛いと感じる時は歯科へ、皮膚の表面がピリピリと痛いときは皮膚科か耳鼻咽喉科の受診をおすすめします。頭の奥が圧迫されるように痛い時は耳鼻科、短時間の激しい痛みにたびたび襲われるときは耳鼻咽喉科、または脳神経内科、脳神経外科を受診してください。
三叉神経痛は歯痛に似た痛みを起こすことがあり、歯科を受診するケースが多く見られます。三叉神経痛は数秒~数分ほどで痛みが引き、何度も繰り返すのが特徴です。この場合は耳鼻咽喉科、脳神経内科、脳神経外科のほうが治療につながりやすいでしょう。

ストレスが原因で顔の半分が痛くなることはありますか?

丸山 潤医師丸山 潤(医師)

あります。ストレスが溜まると帯状疱疹が発症するリスクが上がります。帯状疱疹は50歳以上になると発症リスクが上がりますが、若くてもストレスが溜まると発症しやすくなります。
三叉神経痛もストレスが原因で発症、悪化することがあります。何れにせよ放置しても悪化こそすれ、良くなることはありません。まずはストレスを減らすよう心がけ、それでも症状が続く場合は医療機関を受診しましょう。

顔面神経痛はどんな痛みですか?

丸山 潤医師丸山 潤(医師)

顔面神経痛(三叉神経痛)は「顔にナイフを突き立てられたような痛み」「強い電流が流れる」と例えられるほど、激しい痛みに襲われます。痛みは数秒から数分ほどで収まりますが、何度でも発症します。強い痛みにたびたび襲われ、日常生活が送れなくなります。
顔面神経痛は歯磨き、化粧、食事、ひげを剃る、寝返り、風に当たるといった日常のちょっとした動作で起こります。特定の動作をした時に数秒から数分間、耐えがたい痛みを自覚するような場合はできる限り早く医療機関を受診して、適切な治療を受けましょう。

まとめ 顔の半分が痛いときは帯状疱疹や三叉神経痛に注意

顔の半分が痛い症状には、厄介な病気が隠れていることがあります。
ただの虫歯であっても、放置すると膿が溜まり、症候性三叉神経痛など厄介な病気の引き金になることがあります。歯に大きなトラブルがなくても定期的に歯科に通い、虫歯や噛み合わせの管理をすることをおすすめします。
帯状疱疹は水ぼうそうに感染したことがある人は全員発症リスクがあります。発症すると今後の人生を左右するほど辛い後遺症を残す可能性があります。50歳以上の方は帯状疱疹ワクチンの接種をぜひご検討下さい。
帯状疱疹、三叉神経痛は早期に適切な治療を行うことで、後遺症リスクを下げることができます。もし後遺症の痛みが持続する場合は、かかりつけの先生やペインクリニックを受診し、痛みを和らげる治療をご相談ください。

「顔の半分が痛い」症状で考えられる病気

「顔の半分が痛い」から医師が考えられる病気は6個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。

皮膚科系の病気

一時的に症状が出現しても少しすると改善する場合は様子見で大丈夫ですが、痛みが強く長い場合は上記のような病気が隠れている可能性があります。

「顔の半分が痛い」に似ている症状・関連する症状

「顔の半分が痛い」と関連している、似ている症状は5個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。

関連する症状

  • 頭の片側が痛い
  • 顔の片側がピクピクする
  • 顔が引きつる
  • 顔の片側にボツボツがある
  • 口の中が痛い

「顔の半分が痛い」症状の他にこれらの症状がある場合でも「片頭痛」「顔面けいれん」「帯状疱疹」「虫歯(う歯)」「歯槽膿漏」などの疾患の可能性が考えられます。顔が痛いだけでなくピクついたり腫れていたりする場合には、早めの医療機関への受診を検討しましょう。

この記事の監修医師