原因不明の腰痛も諦めちゃダメ! 8割以上の利用者が満足した腰痛対策法とは
なかなか改善に結び付かない腰痛。なぜなら、腰痛の85%は原因不明とされているからだ。しかし、「shinjukuの鍼灸整骨院」の柔道整復師、鈴木謙士先生は、「『血流』『筋力』『普段の姿勢』3つのアプローチによってほとんどのケースで改善が見込める」と話す。同グループの腰痛対策法に迫った。
監修柔道整復師:
鈴木 謙士(shinjukuの鍼灸整骨院 院長)
1987年2月生まれ 神奈川県出身、神奈川柔道整復専門学校卒業。専門学校在学時より、整骨院に勤務。高校時代にテニス部に所属し、チームメイトの怪我に対して何か出来ないかとテーピングに興味を持ち、この道を目指す。
目次 -INDEX-
患者さんは何を求めているのか?
編集部
腰痛の8割以上は原因不明とされているようですが、治らないのですか?
鈴木先生
結論からいうと治ります。何をもって「治った」といえるかですよね。西洋医学では、原因の追及が先にあって、その原因に有効な治療方法を選択していきます。我々の目的は、ただ現在の痛みを除くだけではなく、その先にある本当の望みを叶えることにあります。例えば「今まで我慢していた旅行にいきたい」「孫と公園で遊んであげたい」という出口設定です。
編集部
必ずしも「痛みをゼロ」にするわけではないのですね?
鈴木先生
はい。現在の腰痛ガイダンスによればすべての腰の痛みをゼロにすることはできません。これは今後も我々医療人が追及していかなくてはいけない事だと思います。しかし、当院では多くの患者様に満足いただいています。その理由として「ゴール設定」を明確にした治療プランをご提案しています。
腰痛を3つの観点から因数分解
編集部
施術の方向性は、どのように決めていくでしょう?
鈴木先生
当グループでは、さまざまな徒手検査や画像分析により、症状を判別していきます。視覚的にわかりやすいのは画像分析ですね。写真をとらせていただき、前傾姿勢や左右への傾きなどを見れば一目瞭然です。また、施術後も同様写真をとらせていただき、施術前と比べどう変わったのかも、実感していただけています。
編集部
「見える化」なら、納得が得やすそうです
鈴木先生
皆様にも知っていていただきたいのは、頭、肩、骨盤、膝、くるぶしといった主要なポイントが一直線上に並んでいるのが正常と言われています。その状態から、その方の癖やハンディキャップなどをご説明していきます。写真を見ていて、ご自身で気付かれることも多いですよ。骨折や捻挫など怪我をされた場合は、超音波による画像分析をおこないます。
編集部
そのうえで、出口設定を共有すると
鈴木先生
はい。その方の望んでいることを伺います。、ゴールの設定をする事が大切です。その際、当グループが重視しているのは、「血流」「普段の姿勢」「筋力」の各評価です。この3点をどこまで調整したら望む結果が得られるのか。その答えを、年間約50万人を診てきた経験則から、独自に編み出しました。
編集部
まるで、秘伝のレシピみたいですね
鈴木先生
我々からすると「処方箋」のような感覚で、個人ごとに「血流」「普段の姿勢」「筋力」の対策を組み合わせていくのです。同じ力で同じ患部を押しても、同じ効果が生まれるというわけにはいきませんからね。初回の場合で、1時間から1時間半をかけて、その人だけの施術プランを検討していきます。
編集部まとめ
分からない原因を追及しようとするから、迷路のような呪縛へとらわれていく。今回の取材を通して、腰痛をめぐる特殊な風景が見えてきたようです。これに対して、鈴木先生の回答は明解かつ明快でした。それは、「抱えている不具合を解決すればいい」というもの。引き続き、その「処方箋」ともいえる「血流」「筋力」「普段の姿勢」について解き明かしていきます。
医院情報
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