ポルノ視聴による性的健康への影響、男女で差? 国際性機能学会の調査結果を医師が解説

国際性機能学会(ISSM)は4月14日、男女のポルノグラフィ(ポルノ)利用が心や体、性の健康にどのように関わるのかを調査した研究結果を公式サイトで紹介しました。この内容について公受先生に伺いました。

監修医師:
公受 裕樹(医師)
金沢大学医学部卒業
精神科単科病院を経て、現在都内クリニック勤務
精神保健指定医、産業医
【免許・資格】
精神保健指定医、産業医
国際性機能学会(ISSM)が発表した内容とは?
編集部
ISSMが発表した内容を教えてください。
公受先生
21研究・13万8,192例を解析した結果、男性は女性よりも視聴頻度が高く、自慰行為の頻度も高い傾向がみられました。また頻繁にポルノを視聴する男性では、性機能の低下や満足度の低さが認められたと報告されています。一方、女性では性的な柔軟性(自分が受容できる性的行為の幅)が高まる可能性が示唆されました。ただし、女性については、ポルノ出演女性との体型比較によってボディイメージが低下するなどのネガティブな影響も指摘されています。
このようにポルノは性的な期待や行動基準に影響を与えることがあります。その結果、現実とのギャップが、性への不安や満足度の低下につながるケースもあるようです。ただし、ポルノの影響は個人差が大きく、結論を出すにはさらなる研究が必要です。
テーマに関連する性機能の低下とは?
編集部
今回の研究テーマに関連する性機能の低下について教えてください。
公受先生
内容への受け止めは?
編集部
ISSMが発表した調査内容への受け止めを教えてください。
公受先生
編集部まとめ
ポルノの利用は特殊なことではありません。ただし、ポルノの影響は性別や使い方によって異なります。さらに今回の研究から、過度な利用は性機能や満足度に影響する可能性も指摘されています。一方で、影響度については性差や個人差が大きく、一概にポルノの功罪は判断できません。大切なのは、自分の心や体の変化に気づくことです。違和感や不安を抱いた場合は抱え込まず、専門家への相談を検討しましょう。

