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新型コロナウイルス&インフルエンザ 「混合ワクチン」 ファイザーやモデルナが開発中

 更新日:2023/03/27
コロナ&インフル 各社で混合ワクチン開発

新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの同時流行が警戒されている中、ファイザーやモデルナなどの製薬会社で両ウイルスに有効なワクチンの開発が進められています。こちらのニュースについて竹内医師に伺いました。

竹内 想 医師

監修医師
竹内 想(医師)

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名古屋大学医学部附属病院にて勤務。専門領域は皮膚科、美容皮膚科。

新型コロナウイルスと季節性インフルエンザ両方に有効な混合ワクチンとは?

新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの両方に有効な混合ワクチンについて、各製薬会社の開発状況について教えてください。

竹内 想 医師竹内先生

新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの両方に有効な混合ワクチンは、ファイザーやモデルナ、ノババックスなどの製薬会社で開発が進められています。ファイザーは、18~64歳の180人が参加する混合ワクチンの初期段階の臨床試験をアメリカで実施しています。オミクロン株派生型の「BA.5」にも対応した新型コロナウイルスワクチンとインフルエンザワクチンを合わせた混合ワクチンを1回接種して、半年後までの感染状況などを確認するとのことです。また、モデルナも混合ワクチンの開発を進めており、2023年の冬までの実用化を視野に入れています。さらに、ノババックスは先月に初期・中期段階の臨床試験で良い結果が出たと発表しています。

混合ワクチンに期待することは?

新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの同時流行が警戒されていますが、両ウイルスの感染に有効な混合ワクチンにどのような期待をしますか?

竹内 想 医師竹内先生

最近では、新型コロナウイルスとインフルエンザのワクチンを両方接種した人が増えてきました。混合ワクチンが開発されれば接種の負担が軽減されるので、国民のワクチン接種の促進が期待できると考えます。

同時流行で必要な対策とは?

新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの同時流行に対して、私たちがおこなうべき対策はありますか?

竹内 想 医師竹内先生

冬季は呼吸器の感染症が特に広まりやすい時期です。そのため、手洗い・うがいやマスク着用など、感染対策を引き続き実施することが新型コロナウイルス・インフルエンザ対策として有効であると考えられます。

まとめ

新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの同時流行が警戒されている中、製薬会社各社で両ウイルスに有効なワクチンの開発が進んでいることが今回のニュースでわかりました。今後、混合ワクチンが実用化されれば1回の接種で対応ができるので、効率的な接種につながりそうです。

この記事の監修医師