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松野官房長官「年末年始の帰省や受験に備えて、今年中に新型コロナワクチンの接種を」

公開日:2022/11/04
新型コロナウイルスワクチン、年内の早期接種を呼びかけ

松野官房長官は10月21日の記者会見で、新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの同時流行に懸念を示し、年内の早期に新型コロナウイルスワクチンの接種をするよう呼びかけました。このニュースについて甲斐沼医師に伺いました。

甲斐沼孟医師

監修医師
甲斐沼 孟(医師)

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2007年大阪市立大学医学部医学科卒業、2009年大阪急性期総合医療センター外科後期臨床研修医、2010年大阪労災病院心臓血管外科後期臨床研修医、2012年国立病院機構大阪医療センター心臓血管外科医員、2013年大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、2014年国家公務員共済組合連合会大手前病院救急科医員、2021年国家公務員共済組合連合会大手前病院救急科医長。
著書は「都市部二次救急1病院における高齢者救急医療の現状と今後の展望」「高齢化社会における大阪市中心部の二次救急1病院での救急医療の現状」「播種性血管内凝固症候群を合併した急性壊死性胆嚢炎に対してrTM投与および腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行し良好な経過を得た一例」など多数。
日本外科学会専門医 日本病院総合診療医学会認定医など。

松野官房長官による呼びかけとは?

今回、松野官房長官がおこなった新型コロナウイルスワクチン接種に関する呼びかけについて教えてください。

甲斐沼孟医師甲斐沼先生

松野官房長官は10月21日の定例記者会見で、新型コロナウイルスワクチンを年内までの早いうちに接種するよう呼びかけました。松野官房長官は「毎年、新型コロナウイルスは年末年始に感染拡大しており、今年はインフルエンザとの同時流行も懸念されています。一方で、年末年始は帰省や受験など多くの人にとって大切な時期です。また、3回以上のワクチン接種で海外から帰国する際に検査を受ける必要がなくなり、海外渡航もスムーズになります」と、早めにワクチンを接種する意義について説明しています。また、新型コロナウイルスワクチンの接種間隔を5カ月以上から3カ月以上に短縮することが了承されたことに触れた上で、「9月までに従来型ワクチンによる4回目接種を受けた高齢者なども、年内にオミクロン株対応ワクチンの接種を受けることが可能です。オミクロン株対応ワクチンは、従来型ワクチンを上回る重症化予防効果があることや今後の変異株に対しても有効であることが期待されており、従来型ワクチンを2回以上接種している12歳以上の全ての人が1人1回接種できます」と接種体制について説明をしています。

新型コロナウイルスワクチンの接種状況は?

新型コロナウイルスワクチンの現在の接種状況について教えてください。

甲斐沼孟医師甲斐沼先生

デジタル庁がまとめた全国のワクチン接種状況によると、2022年10月27日時点で1回目接種数は全人口の77.62%にあたる9773万7180回実施されています。2回目接種は全人口の77.16%にあたる9715万4903回3回目接種は全人口の66.07%にあたる8318万9704回4回目接種は全人口の31.68%にあたる3989万1174回実施されているとのことです。

ワクチンの早期接種呼びかけへの受け止めは?

松野官房長官が会見で新型コロナウイルスワクチンの早期接種を呼びかけましたが、こうした呼びかけの重要性など、受け止めを教えてください。

甲斐沼孟医師甲斐沼先生

2022年10月に開催された厚生労働省の専門家会合では、この冬場に新型コロナウイルスが再度流行する可能性に関する短期的な見通しも示されて、今後半年間で新たな新型コロナウイルスの流行拡大が起きる可能性が非常に高いと分析しています。こうした内容を踏まえた上で、オミクロン株対応の新型コロナウイルスワクチンの接種率を国民全体で迅速に上昇させることが重症化を予防するという観点からも重要なポイントとして認識されています。

まとめ

松野官房長官は10月21日の記者会見で、新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの同時流行に懸念を示し、年内の早期に新型コロナウイルスワクチンの接種呼びかけました。若い世代を中心にワクチン接種が伸び悩む中、今後の動向が注目されます。