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【高齢者へのワクチンの優先接種が開始】対象者に接種券が順次郵送

 更新日:2023/03/27

アメリカの製薬会社大手ファイザーをはじめとする複数の製薬会社が提供する新型コロナウイルスワクチンは、今年2月から医療従事者への接種が進められていました。4月12日から65歳以上の高齢者への優先接種が始まっています。今回は、高齢者へのワクチン接種の概要について中島先生に詳しくお伺いしました。

中島 由美 医師

監修医師
中島 由美 医師

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金沢医科大学医学部卒業後、同大学病院にて小児科・内科として研修を積む。その後は複数の病院で内科医や皮膚科医として勤務。2018年より福岡市中央区に「国を超えた新しい形の医療を提供」をコンセプトに、クリスタル医科歯科クリニックを歯科医師である夫と開院。

高齢者へのワクチン接種の状況は?

新型コロナウイルスワクチンの高齢者への優先接種の状況について詳しく教えください。

中島 由美 医師中島先生

4月12日から全国の高齢者約3600万人(日本の人口の約3割)を対象に新型コロナウイルスワクチンの優先接種が始まりました。ワクチンの各都道府県への配送が4月第2週目から始まっていますが、計100箱(約5万人分)に留まっています。ワクチン接種が本格化するのは4月26日以降の見込みです。

全国700施設での個別接種を基本として、各区に設けられた集団接種会場でもワクチン接種を受けることができます。ワクチン接種に必要な接種券は4月23日までに送付され、予約が可能になった段階で対象者に予約開始の旨を通達します。ただし、予約の殺到を防ぐために、通達時期は年齢をはじめとする一定の条件で区切る予定です。

東京都では、世田谷区と八王子市で最も早くワクチン接種が始まりました。また、都市部と比べて人口が少ない地方では、長野県北相木村で100歳の男性を含む5人がワクチン接種を受けています。

ワクチン接種の流れは?

ワクチン接種を受けるときに必要な手続きや流れを詳しく教えください。

中島 由美 医師中島先生

ワクチン接種を受けるには、住所地を管轄する自治体から順次郵送される接種券が必要です。ワクチン接種を受けたい場合は、接種券が届いてから自治体のホームページやコールセンターなどで予約しましょう。

なお、接種会場や対象の医療機関などは、厚生労働省が運営する情報サイト「コロナワクチンナビ」で検索できます。

接種当日は、持病や現在の体調などを予診票に基づいて医師が問診します。その後、ワクチン接種をして15~30分待機し、体調の変化に問題がなければ帰宅。このようにワクチンは、専門的知識を持つ医療従事者の管理のもと安全に接種することができるのです。

まとめ

新型コロナウイルスワクチンの高齢者への優先接種が始まりました。今後、対象者の元へ接種券が順次郵送されます。ワクチン接種を希望される方は、自治体のホームページやコールセンターなどで予約してください。今後、ワクチン接種の予約ルールが変更になる可能性もあるため、自治体からのお知らせを順次チェックしておきましょう。

この記事の監修医師