なぜ自衛隊は「感染者ゼロ」なのか マスクの脱着法や消毒液の作り方など公開
クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」への乗船を始め、新型コロナウイルス対策の最前線に立ち続けている延べ1万3000人以上の自衛隊員が、いまだ“感染者ゼロ”であることをご存じだろうか(4月21日段階)。
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感染防止策の指導
防衛省には今、各自治体から「自衛隊式のノウハウを学びたい」という声が寄せられ、実際に指導へあたっている。
一般市民でも実践が可能
そこで防衛省は、こうしたノウハウを周知すべく、公式サイトや動画サイトでの防止策公開に踏みきった。マスク・衣類の脱着法や、アルコール系消毒液と塩素系消毒液の違い、市販品を用いたそれぞれの作り方など、市民でも活用できるポイントは多い。※
※参照動画:陸上自衛隊「自宅でも出来る自衛隊式感染症予防」
https://www.mod.go.jp/gsdf/fan/movie/index.html
まとめ
ただし、自衛隊式とはいえ、とりたてて特段なスキルを用いてはいないようだ。むしろ、「基本のキ」が徹底されているからこそ、“感染者ゼロ”を維持できている印象だ。感染症対策に「慣れや緩み」が生まれがちな今、改めて原点を学ぶ意義は大きい。「徹底と継続は力なり」という事実が、普段は見えざる隊員の活躍からうかがい知れる。医療従事者向けと同様の称賛と感謝を送りたい。
※参照:統合幕僚監部「新型コロナウイルスから皆さんの安全を守るために」
https://www.mod.go.jp/js/Activity/Gallery/images/Disaster_relief/2020covid_19/2020covid_19_guidance1.pdf