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腹腔鏡とは

 更新日:2023/03/27

腹腔鏡とは

腹腔鏡とは、お腹に1cm程度の穴をあけ(手術の種類によって3~5か所程度)内視鏡を腹腔内に挿入し、モニター上に映し出された映像を見ながら行う手術です。お腹に二酸化炭素ガスを入れて膨らませ、腹腔内の視野を確保し器具を動かすスペースを作りながら行います。

本機器使用によるメリット

・内視鏡下の拡大視野で手術を行うため、出血量が少ない
・開腹手術に比べ術後の痛みが軽く、回復も早い
・術後の癒着が少ない
・手術でできる傷が小さく目立たない

本機器使用上の問題点

・開腹手術に比べ高度な技術を必要とし、手術時間が長くなる傾向がある
・開腹手術後で腹腔内癒着高度の場合など、適応にならない場合もある

治療期間

手術時間は3~5時間程度で麻酔を投与する時間と麻酔から覚める時間を含めると4〜6時間程度です。
胃や大腸の手術での入院期間は7~10日程度(手術前日入院)とされています。
手術の状況や術後の経過に応じて延長となる場合があります。

費用相場

手術費は手術の種類により異なりますが40~80万円程度で、健康保険が適用できるので3割が自己負担となります。また、高額療養費制度の対象となっています。

注意点

治療期間や費用は、医療機関や治療内容などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修医師