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タイムラプスインキュベーターとは

 更新日:2023/03/27

タイムラプスインキュベーターとは

タイムラプスインキュベーターとは、不妊治療/体外受精の際に用いる装置で、胚を子宮の中と同じ環境に設定されている培養器の外から出すことなくカメラで培養している受精卵を一定時間ごとにカメラで撮影して動画のように観察することのできる培養器のことです。
従来の方法では、受精卵を観察する際に毎回インキュベーターから取り出す必要があるため、温度変化や振動により受精卵に負担がかかりやすく、頻繁に観察することが不可能でした。しかし、タイムラプスインキュベーターは外に一切出さない仕組みになっているので、胚盤胞の発生率や胚盤胞の発生速度、また移植後の妊娠率の全てにおいて、従来型よりも良好な結果を得ることが出来ます。

メリット

・子宮の中と同じような環境を設定できる
・一定時間ごとにカメラで撮影して動画にして観察ができるので受精卵に負荷をかけることなく頻繁な観察が可能

デメリット/副作用

・設置コストと運用コストが非常に高額

治療期間

5〜6分ごとにカメラで撮影し、動画にして観察します。

費用相場

クリニックによって無料~2万2000円程度となっています。

注意点

治療期間や費用は、治療内容などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修医師