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SASとは

 更新日:2023/03/27
睡眠時無呼吸症候群

SASとは

SASとは、睡眠時無呼吸症候群と呼ばれる疾患を指します。睡眠中に上気道が狭くなることで10秒以上の無呼吸状態になったり、大きないびきを繰り返すのが主な症状です。肥満を原因とするケースや、顎が小さい、舌が大きい、扁桃が大きいなど生まれつきの体質によるケースなどがあります。スクリーニングや形態異常を確認した上でCT撮影、睡眠検査などを行います。その結果から外科的治療や生活指導、マウスピース装着、経鼻的持続陽圧呼吸療法などの治療の選択肢が検討される流れです。スクリーニングは歯科クリニックでも行われます。

治療によるメリット

・日中の眠気が改善する
・高血圧、脳梗塞などの健康リスクが減る

治療を行わないデメリット

・良質な睡眠が妨げられる
・体内の酸素量が不足し、高血圧,脳卒中,心筋梗塞などの虚血性肺疾患の発生を増加させる
・突然死の確立が高くなる
・日中眠くなるため、事故を起こす確率が増える

治療期間

SASの治療期間は個人差が大きく、症状が改善されるまで継続する必要があります。外科的治療を行った場合は、術後すぐに改善されるケースもあります。

費用相場

SASの治療費用は、選択する治療法によって大きく異なります。睡眠中にマスクから強制的に空気を送り込む経鼻的持続陽圧呼吸療法は保険診療下で装置が貸与されます。

注意点

治療期間や費用は、治療内容などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修歯科医師