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クアトロテストとは

 更新日:2023/03/27

クアトロテストとは

クアトロテスト(母体血清マーカー)とは、出生前診断で妊婦の血液中にある、胎児や胎盤から出てくる4つの成分(AFP、非抱合型E3、hCG、インヒビンA)を測定して妊娠中の赤ちゃんの健康状態や21トリソミー(ダウン症)、18トリソミー(エドワーズ症候群)、開放性神経管奇形(二分脊椎症、無脳症)である確率を算出するスクリーニングテストです。検査を希望する場合、妊娠15週0日から妊娠21周6日の間に検査を受ける必要があります。

メリット

・母体の採血だけで、ダウン症候群、18トリソミー、開放性神経管奇形にかかっている確率が分かる

デメリット/副作用

・確率しか分からず確定診断のための羊水検査を受けなければ、本当にその疾患を持っているかどうかはわからない
・すべての先天異常を見つけられるわけではない

治療期間

血液検査なので検査に時間はかかりませんが、検査を受ける時期は妊娠15週から17週頃までに受けることが推奨されています。結果がわかるまでに2週間前後かかるため、結果を踏まえて羊水検査を行う可能性がある場合、妊娠15週に入ったらなるべく早めに検査を受けることが望ましいです。

費用相場

保険適用外なので検査する病院で異なりますが、大体2~4万円程度です。

注意点

治療期間や費用は、医療機関や治療内容などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修医師