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無痛分娩とは

 更新日:2023/03/27

無痛分娩とは

無痛分娩とは、分娩時の痛みを軽減させるために硬膜外カテーテルを挿入し局所麻酔薬を用いて行う分娩方法です。無痛分娩には2つの方法があり、自然な陣痛発来を待って陣痛開始とともに麻酔を行うオンデマンド無痛分娩と、誘発剤を使用し陣痛誘発をしながら行う計画的無痛分娩があります。

メリット

・分娩時の痛みや分娩後の傷の処置に伴う痛み、傷そのものの痛み、後陣痛の痛みを軽減することができる
・分娩中の体力消耗を抑えることができるため、産後早期の体力回復につながる
・心疾患、脳血管疾患などの合併症がある妊婦さんへの体の負担を軽減することができる

デメリット/副作用

・微弱陣痛となる可能性があり、吸引分娩や鉗子分娩となることもある
・いきむタイミングが難しい傾向にある
・血圧低下や発熱、局所麻酔中毒・硬膜下血腫や低髄圧性頭痛、硬膜穿刺後頭痛など合併症が起こることがある
・麻酔の影響で一時的に尿意消失または排尿困難となることもある
・一時的に下肢の痺れが残ることや、動かしづらいことがある

治療期間

陣痛の開始とともに腰部からカテーテルを挿入し、麻酔薬を使用しながら分娩の進行を待ちます。分娩が終わり、傷の処置を行ったら麻酔終了となります。自然分娩の場合と大差無く、初産で12~16時間・経産婦で6~8時間かかるとされています。

費用相場

医療施設によって異なりますが、保険適応外であり自費となります。通常の分娩費用にプラスで数万円~15万円程度が相場のようです。

注意点

治療期間や費用は、治療内容などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修医師