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インスリン注射とは

 更新日:2023/03/27

インスリン注射とは

インスリン注射とは、インスリンを外部から補い、血糖値を下げる治療法です。糖尿病の中でも、インスリンの量が不足しているタイプの場合、外部からインスリンを投与しなければ、血糖値は下がりません。本来、インスリンには、1日に一定量が分泌される基礎分泌と、血糖値の上昇に応じて分泌される追加分泌があります。血糖値を安定させるために、インスリン注射は、この分泌パターンに合わせて行う必要があります。患者によって、インスリンの分泌量や、分泌されるタイミングがことなるため、医師の診断の元適切な量と時間に注射を打つことが大切です。注射は1日1〜4回、上腕部、腹部、臀部、大腿部いずれかに行います。同じ場所に注射し続けると、皮膚が変色したり硬くなったりするので、場所をずらす必要があります。

メリット

・糖尿病の中でも、インスリンの量が不足しているタイプの場合、早めにインスリン治療を開始することですい臓の機能が回復しやすくなる
・インスリン注射で血糖値を安定させることで、糖尿病の合併症が起こる可能性が低くなる

デメリット/副作用

・副作用で低血糖になることがある

治療期間

1型糖尿病の場合は、基本的に一生治療を続ける必要があります。二型糖尿病はすい臓の機能が回復していると見なされた時、辞めることができる場合があります。

費用相場

保険適用で、年間の自己負担額は4〜13万円です。

注意点

治療期間や費用は、医療機関や治療内容などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修医師