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漢方療法とは

 更新日:2023/03/27

漢方療法とは

漢方療法とは、自然の生薬を構成成分とした薬剤を用いる東洋医学的な治療のことを指します。
病気の原因を特定し取り除く西洋医学的治療と異なり、漢方療法は症状に注目して体全体のバランスを整え自然治癒力を高めることで、病気や症状を改善していくことを目的とします。
冷えやこむら返りなど、西洋医学では説明が困難な症状に対応することが可能と考えられています。
顆粒・錠剤などのエキス製剤と、煎じ薬があります。
病院で処方されるものは日本の製薬会社により作られたエキス製剤が用いられることが多く、西洋薬と併用して使用する機会も今では多く見られます。
血液透析中のこむら返りに対しては芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ)が有効とされ使用される機会が多いです。

メリット

・西洋医学で対応が難しい症状に対しても有効である可能性がある
・複数の生薬がブレンドされており、いくつかの症状に対し同時に作用が期待できる

デメリット/副作用

・まれに使用する生薬によって血圧の上昇など副作用が現れる場合もある
・一定の期間服用を続ける必要がある
・味に癖がある

治療期間

漢方療法は、効果が期待できるまで最低でも2週間は服用を続ける必要であると言われますが、芍薬甘草湯など数分で効果が期待できる漢方薬もあります。

費用相場

漢方療法は種類によって保険適応となるものも多く、その場合は2週間分で500~2000円程度とされています。

注意点

治療期間や費用は治療内容などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修医師