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脳ドックとは

 更新日:2023/03/27

脳ドックとは

脳ドックとは脳梗塞や脳卒中、脳萎縮などの脳疾患のリスクを早期に発見するために行う検査です。特に症状がない人を対象にしてMRI検査やMRA検査による画像検査を中心に行い、未発症の脳疾患やその危険因子などを発見し、脳疾患の発症や進行を防止することを目的としています。

メリット

・未破裂脳動脈瘤などの脳血管疾患などを早期に発見し、必要な治療につなぐことができる
・早期アルツハイマー型認知症などを早期に発見し、必要な治療につなグことができる
・脳疾患によって引き起こされる、命に関わる重篤な症状または、言語障害などの後遺症を回避できる確率が上がる

デメリット

・心臓ペースメーカーなどの金属が体内に入っている場合や、刺青がある場合、閉所恐怖症である場合など、MRIを受けることができないこともある
・無症候性の病変が見つかった場合、不安感が募りその後の生活の質が低下することがある
・急速に進行する悪性脳腫瘍などは、脳ドックを定期的に行ってもタイミングによっては発見できない

検査期間

検査時間は、基本的に1~3時間程度です。
頭部MRI検査、頭部MRA検査、頸動脈エコー検査、心電図検査、血圧脈波(ABI)検査、血液検査などを組み合わせて行うことが一般的です。
当日に説明を行い、2~3週間後に検査結果が郵送されます。
医療機関によって検査結果期間や結果報告方法は異なります。

費用相場

費用は、2~10万円が目安になるでしょう。
福利厚生や自治体などから補助が出る場合があるので確認しましょう。

注意点

検査・治療期間や費用は、医療機関や検査・治療内容などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修医師