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抗IgE療法とは

 更新日:2023/03/27

抗IgE療法とは

抗IgE療法とは、重症のスギ花粉症患者に対して行う皮下注射による治療方法です。スギ花粉アレルギーを引き起こす「IgE」に対抗する薬剤「ゾレア」を体内に注入することにより、花粉症のくしゃみや鼻づまりを緩和します。事前に血液検査で血液内の「IgE濃度」を測定し、IgE濃度と体重により薬剤の投与量を決定します。

メリット

・他の薬で十分な効果が得られない人は、併用することで症状の緩和が期待できる
・眠気など薬の副反応が障害となって、他の薬を十分に利用できない人に投与できる

デメリット

・投与するまでに検査などで数回の通院が必要な場合が多い
・花粉症の期間中は継続した通院と治療が必要である
・注射した部位が腫れたりかゆくなったりする場合がある
・稀にじんましんや失神、呼吸困難などのアナフィラキシーショック症状が起こる場合がある

治療期間

スギ花粉の飛散する期間中、2週間または4週間ごとに通院して注射を受けます。

費用相場

3割負担の場合、費用相場は1ヶ月で3~10万円程度になります。
投与する薬剤の量や投与間隔により料金が変わります。
料金には検査料や別に出される薬代が含まれる場合が多いです。

注意点

治療期間や費用は、医療機関や治療内容などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修医師