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ADHDとは

 更新日:2023/03/27

ADHDとは

ADHDは「注意欠如・多動性障害」とも呼ばれ、不注意、多動性(大人しくできない)、衝動性(思いつきで行動する)といった症状が見られる状態です。

病気というよりは、その人の生まれ持った個性、といった側面が強いものになります。

脳機能の発達や成熟が関係しているといわれていますが、直接的な原因はいまだ判然としません。

女性よりも男性の方が多い傾向にあります。

ADHDの子どもたちへ適切な対応ができない場合、反抗的な態度や攻撃的な行動、学習の遅れや精神的ストレスに起因するメンタルヘルスの異常を生じることがあるため、適切な早期対応が欠かせません。

一般的には、面談やカウンセリング、薬で治療していきます。薬は、ADHDの治療薬が多く用いられます。

補助的に、抗不安薬、睡眠薬など症状に対応した薬を使用することもあります。

基本的には、継続した治療が必要になります。

治療によるメリット

・心理検査で、自分自身の性格や行動パターンを振り返ることができる
・問題行動の改善が期待できる
・精神的ストレスの改善ができる

治療上の問題点

・人によっては、薬が使えない場合がある
・継続した治療が必要となり、結果治療期間が長期間におよぶ
・薬を使用し経過をみていても、状態がよくならない場合がある

治療期間

ADHDの治療は、定期的な面談、カウンセリングや薬による治療等を継続的に行っていく必要があります。

ADHDは「治す」というよりも、状況を理解し症状を軽くして、その状態の自分と「付き合っていく」感覚の治療です。

そのため、長期間の治療が必要といえるでしょう

費用相場

診察費、薬代、カウンセリング料などもかかります。
治療状況により大きく異なりますが、1ヶ月あたり5千~5万円が目安となります。

注意点

治療期間や費用は、医療機関や治療内容などによって大きく異なる場合があるため事前にご相談ください。

この記事の監修医師